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骨折物語 その17 ~痛みからの解放は今頃~
#創部の回復遅延による 『不安』
#左足関節への体重負荷による 『疼痛』
#歩行時 、靴の内層が内果、外果圧迫による『疼痛』
#創部の回復遅延による 『感染のリスク』
#松葉杖の使用 、独歩時の足関節痛、下肢下垂による『浮腫』
#休職期間による 『社会参加の機会減少』
【睡眠障害から熟睡の喜び】
就寝時、左下肢を心臓よりも挙上するようにして横になる。この瞬間から、足のしびれ、痛み、部位は、神経の走行に沿って足背の触覚が鈍くなっている親指から外くるぶし、下肢下腿外側中央部位(手術をしてプレートが挿入され散る部位)まで、手術後から間欠的に続いていた。
この症状にどれほど悩まされて、睡眠障害が加わっていたか、朝まで眠れない日が何日もあった。寝付き、無意識に足を動かせば、
「ピキン」と左足に電気が走る痛みで目が覚める。
それが、やっと、やっと、痛みや痺れが、軽減してきたと二日前の1月29日に実感し、熟睡できたと感じた。
嬉しかった。
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【片松葉杖歩行の日々】
自分の足で歩ける事、移動ができる事、今まさに、嬉しいと感じている。
まだ、段差のあるところは、左足を踏み込んだりすることで、左足関節に鈍い痛み、引き連れを感じ、スムーズに歩調を進めることはでいないが、平地ならリズムを崩さずに歩ける湯になった。
左足の親指より、右足を足のサイズ分、前に踏み出すことができるようになった。
左足関節の屈曲角度が、明らかに増しているからだ。
ここは、リハビリをして、足関節の柔軟性が増していると実感し、足に私の意志が届いている気分になる。
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【歩行の友、靴の問題】
外を歩くには、靴を履かなくてはならないのだが、靴の形状から、外くるぶしに靴の内側が当たる。これは、靴の形を変えるか、サンダルを購入するしかないかなあと考えている。
足を安定させるには、スニーカーがいいのだが、外くるぶし、内くるぶしの手術創が靴の内側にあたり、この圧迫でピリピリした感覚と痛みを伴う。どうにか回避したいのだ。
弱い心は、苦痛を伴うと、歩く事を躊躇してしまう。
人間の心理だと思う。
昨年の2021年12月19日の深夜に滑って転んで左足首の骨折をし、本日の2022年1月31日までの期間、1ヵ月と12日。怪我をしてから経過しました。
手術をしたのは12月22日の水曜日でした。今、二速歩行できるようになって、ほんとに短い1ヵ月半思い返してみると、やはり回復の遅延による
「このまま、皮膚の形成がうまくいかなかったとしたらどうなる?」
「再手術になったらまた、入院していたい思いをするのか」
などの、精神的な葛藤を思い起こす。
実際、左足に体重を乗せて歩き始めてみたときの、左足首にかかる体重への不安。
そして、なかなか歩くことができない原因であった、手術創の皮膚再生の遅延。
そのたび、そのたび、前向きに考えようと思っても、心は焦る。
考えても仕方ないことを、頭の中で巡り巡ってしまう、心が不安に落ちに落ちていく。自分で考えてもどうにもならないことを、うじうじ考える自分がいることは、これまで経験していなかった。
何とか、自分を少しずつ内省し、感情をコントロールできるようになって、何を優先にするのかと言うことを考えられるようになって、ここまで来た。
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もしも、今骨折をした人、あるいは骨折をした人のご家族がいらしたら、
「当事者はどんな気持ちでいるのかなあ」
と、関心をもってほしい。
この、その17までの拙い『骨折物語』をご覧いただけると、回復にも骨の再生や、傷の組織再生、精神的な不安、足関節の屈曲位可動角度低下などなど、いろいろな問題があり、、その都、当事者の揺れ動く心理がお分かりいただけると思う。
明日は2月1日、再び病院受診日。
外来受診日が2週間おきや3週おきになることができればラッキーだと思って行ってきます。
2022年1月31日(月)
MILK