【自戒】最後の約束
冬の到来を感じ始める11月後半頃、私はある2つの決断をしました。
ひとつはげんじぶと一緒に推していたEBiDANグループの現場に行くことを年内で最後にすること、もうひとつは、高校生の時からずっとずっと追いかけてきた推しと、きっぱりお別れをすること、です。
ひとつの区切りとして、後者の話を中心にしたいと思います。
まさに、青春そのものでした。
飽き性の私が、そんなにも時間とお金をかけて応援したいと思えるアイドルに出会ったのは初めてだったし、わたしのアイドルオタク人生のはじまりにもなった人です。
頭が良くて面白くてどんなファンにも比較的平等な対応で絶対にファンを裏切らないと心から信頼できる、自慢の推しでした。
はじめて目が合った時のドキドキやファンサをもらった時のことは今も鮮明に思い出されます。
冷め始めてしまったきっかけは、チケットが思うように当たらなくなって会える機会が減ってしまったことや、メンバーの不祥事だったと思います。もともと王道キラキラアイドル売りをしていたグループだったので、イメージダウンするような足を引っ張るメンバーが同じグループにいることが許せなかった。
それでも、アイドルと並行してスキャンダルひとつ出さず難関大学に通いながら、クイズ番組等地上波でも活躍する推しは、誇らしかったです。
でも、音楽が好きなわたしはやっぱりコンサートに行きたい気持ちが強く、当たらないことに対する苛立ち、なにがとはここでは言及しませんが、世の中の不公平さについていけなくなってしまいました。
約2年ちょっと前に新しく今の推しと出会っても、ちょこちょこコンサートや舞台に応募して当たったら行く、情報もなるべく追う、自己紹介を求められた時は推しとして紹介する等ということをダラダラとここまで続けていました。
しかし11月17日のあの日、ぴあアリーナMMで、どんなことがあっても何かを犠牲にしても、絶対に最後までついて行きたい気持ちが生まれました。7人の覚悟も成長も未来も、全て「見えた」ライブでした。言葉ではない“表現”でここまで心を打たれたのは、初めてだったかもしれません。
7人のパフォーマンスが、表現が、覚悟が、優柔不断なわたしに決断を迫りました。
こんなにも魅せてくれた7人を中途半端で生半可な気持ちのまま推すのはやめよう、そう心の底から思いました。
私がダラダラと前述の推しを追っていたのには理由があり、「デビューするまでは推す」とどこかで自分を縛っていたからです。
デビューまで、デビューした先まで見届けられなくて、ごめんね
今はかなり厳しい状況にいて、絶対にアイドルじゃなくても良いところに就職できるのに、今もずっとアイドルを続けてくれて本当にありがとう。間違いなく、私の青春のすべてです。
私は船を降りてしまうけれど、絶対に、スーパーキラキラアイドルになれるよ
そして、守れなかった自分との約束を、次へ託します。
「原因は自分にある。」「小泉光咲」
私の人生最後の推しです。
貴方が表舞台から去るその日まで
末永く、よろしくお願いします。