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終わらない夢を 見る
4月27日大阪公演をもって、原因は自分にある。春ツアー『架空のアウトライン』がファイナルを迎えました。
何事にも終わりがある。毎公演、開演したら終わってしまうから、はじまってほしくなくて でも本当に楽しみで
ずっと見ていたい、そんなツアーでした。
スモークとともに現れた1曲目の「マルチバース・アドベンチャー」。スモークが明けると目の前にいる〝げんじぶ〟7人に目頭が熱くなったあの瞬間。
今思えば、ここから観測者は〝夢の中〟だったのだと思います。
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初日公演終了後、『灼けゆく青』で終わったセットリストの意味をずっと考えていました。
最後のフレーズを歌い終え、7人は大量のスモークに包まれる。
音楽が終わるとともにスモークが明け、7人の姿は跡形もなく消えている。
...終わり?
率直な感想でした。
しかし公演を重ねるにつれ、1曲目マルチバース・アドベンチャーでスモークととも現れ、スモークとともに消える。
それが〝夢の中〟を表しているのでは、と自分の中で解釈をした瞬間鳥肌が立ちました。
今までの光景は、げんじぶは、夢だったのかな?
いや、たしかに、目の前に、存在した7人。
観測者の解釈に余白を残し、余韻に浸るには十分すぎる演出でした。
『架空のアウトライン』の世界観を最初から最後まで貫き通した今ツアー。
きっと何十年先わたしの走馬灯に流れる、絶対に忘れたくないツアーでした。
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最終公演、最後の曲を前にして、客席を見上げる光咲さんの姿がありました。
その姿が美しくて、儚くて
消えてしまいそうで
あの瞬間、〝あなた〟の目には何が映っていて 何を思っていたのかな
きっとこの先お話できる機会があって聞いたとしても、覚えていないかもしれないし、教えてくれることはないかもしれないけれど
彼の目に映ったものが 感じたことが この先の活動の糧になるようなものになったらいいな、と心の奥底から思います。
そして、11月のぴあアリーナ公演〝白昼夢への招待〟、5th Anniversary Live〝夢幻の続き〟が発表されました。
再び、原因は自分にある。とともに終わらない夢を
たくさんの幸せをありがとう。
𝑭𝒊𝒏.
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