JSNation & React Summit 2024 に参加してきました!!
イノベーション開発部
元CA フロントエンドエンジニアの松下です👩💻
6/12〜6/18にオランダのアムステルダムはフロントエンドエンジニアたちの聖地と化しました。世界中から技術者や技術オタクが集結し、 JSNation と React Summit というJavascriptとReactに関する世界最大級の技術カンファレンスが開催されたのです。
オンラインからの参加も可能で、ライブ配信やDiscordでの参加者コミュニケーションができます。
私は、このカンファレンスに現地で参加してきました。そこでの経験は、まさに技術の未来を体感する冒険でした。今回は、その冒険の一端を、みなさまへお届けします。
JSNation & React Summit 2024に興味がある方、参加検討をしたけれどもできなかった方、来年の開催に現地参加しようと考えている方、現地参加とオンライン参加を迷っていてその違いを知りたいという方などの参考になれば嬉しいです。
私はまた現地で参加したいと思っています。現地で私を見つけたら「この記事を読んだ」と言ってください。何かサービスを考えておきます。
JSNationとReact Summit について
この二大イベントは、GitNationというOSSプロジェクトの支援や、JavaScriptに関するイベントの主催を通じて、世界の技術進歩を推進する団体によって開催されているカンファレンスです。
JSNationは、JavaScript開発の最新トレンドや開発者の動向を知ることができる国際的なカンファレンスで、GoogleやMicrosoftなどの有名な企業のエンジニアやOSSの開発者が50人以上スピーカーとして参加します。
React Summitは、世界最大級のReactに特化したイベントで、こちらもJSNationと同様に有名な企業のエンジニアなどがスピーカーとして参加し、Reactやその周辺技術に関するセッションやワークショップが行われます。
セッションやワークショップに加えて、参加者同士が交流できるPre-EventやHangout Dayなどもあります。最新の技術動向に関する貴重な洞察を提供するだけでなく、世界中の開発者や技術オタクたちが交流し、協力し合う機会を創り出す場としても重要な役割を果たしています。
冒険の記録...
6/12 Pre-Event
カンファレンス会場近くのバー&レストランで、参加者バッジの受け取りや、他の参加者やスピーカーの方々と交流をしました。この日は技術的な話というよりも、コミュニケーションを楽しむような雰囲気でした。
Cozy Juicy Realという自己開示のゲームを6人くらいでやることになったのですが、その中にvue.jsやviteを作っているAnthony FuさんとEvan Youさんもいらっしゃって、驚きました。2時間くらい一緒にゲームをして、色々とお話を聞くことができました。
6/13 JSNation
JSNationの1日目で、会場は元々船のエンジン工場だったようで非常に広々とした空間で、その中に2つのトラックがあり、常にセッションが行われていました。
やはりそもそもの知識や英語力が足りなくて理解するのが大変な部分も多かったですが、とにかくたくさんインプットすることができました。
6/14 React Summit
ReactSummitの1日目。会場にはコミュニケーションスペースや写真ブースなどがあり、参加者のためのコミュニケーションスペースや写真ブースが設置され、交流の輪が広がります。会場内にはMUIやJETBRAINS、storyblokなど多くの企業がブースを出展していて、新しい技術をその場で試すことができたりしました。
6/15 Hangout Day
ボートツアーかウォーキングツアーを選択でき、私はボートツアーを選びました。アムステルダムの素敵な街並みを見ながら、ガイドさんが歴史や地理について説明してくださりとても有意義な時間でした。ボートの上から眺めるアムステルダムの風景は、私たちの心に新たなインスピレーションを与えてくれます。
6/17, 18 JSNation, React Summit
各カンファレンスの2日目で、オンラインのみの開催です。
日本時間だと深夜から始まりますが、配信されたものはすぐにアーカイブとして残されていたので、後から視聴することもできました。
印象に残ったセッション
From Friction to Flow: Debugging With Chrome DevTools
発表者はGoogleのChrome DevToolsの開発者であるJecelynYeenさんで、Chrome DevToolsの新機能と改良点についてのお話でした。ウェブ開発とデバッグをスムーズに進めるためのヒントがたくさん詰まったセッションで、デモも豊富だったので会場も盛り上がっていました。効率的な開発のためには DevToolsなどの変更などについてもキャッチアップしていく必要性を改めて感じました。
https://portal.gitnation.org/contents/from-friction-to-flow-debugging-with-chrome-devtools
AI First: Applications of the Future
発表者はHandsontableのEvan Seawardさんで「AI-first」のアプローチをアプリケーションの設計に採用することについてのセッションで、AIの使用方法についてのマインドセットを変えることでより良いアプリケーションを構築しようというお話でした。
開発者としては、ただ指示されたものを作って終わりではなく、UXについて考え続けてより良いサービスにできるように意識していきたいですね。
https://portal.gitnation.org/contents/demystifying-ai-first-building-applications-for-the-future
Building Accessible Reusable React Components at GitHub
発表者はGitHubのSiddharth Kshetrapalさんで、実際にGitHubにあるコンポーネントを用いてウェブアクセシビリティを向上させていくセッションでした。VoiceOverを使用したデモは非常に印象的で、実際にどのように要素が読み上げられるかをリアルタイムで確認できたのは、アクセシビリティの重要性を理解する上で非常に役立ちました。
https://portal.gitnation.org/contents/case-study-building-accessible-reusable-react-components-at-github
冒険を終えて
最新技術のキャッチアップ
まず何よりも、セッションから本当に多くの学びを得ることができ、新しい技術について深掘りするきっかけとなりました。主催のGitNationが録画と文字起こしを提供してくれているので、後からゆっくりと振り返ることもできています。録画は一般公開されているので、興味のある方はぜひ見てみてください。
海外のエンジニアとの交流やモチベーションの向上
ポジティブでエネルギッシュなカンファレンスの雰囲気に包まれ、最前線で活躍する開発者たちの熱意に触れることで、自分ももっと頑張ろうという気持ちが湧き上がりました。海外のエンジニアとの交流は、技術者としての視野を広げ、新たな刺激を受ける最高の機会でした。
JSNationとReact Summitは、技術の未来を実感する場。これからも、このようなカンファレンスに積極的に参加し、技術の最前線で学び続けたいと思います。
まだまだ私の冒険は終わっていません。扉を開いたような気持ちです。
さあ、次はあなたも冒険に出発してみてはいかがでしょうか?
後日談...
世界最高峰のエンジニアは、カンファレンスの開催期間中も多くのコントリビューションをあげていました。寝ても覚めても技術、そういう人たちが集まる場所なのだと改めて感じました。
MILIZEでは月に1度で社員全員が参加する月例会があり、カンファレンスやセッションの内容を共有しました。
それから「金融×DX エンジニア勉強会」でもLT登壇させていただき、イベント後にも参加した皆さんと深い議論ができ、これも成長の機会になりました。
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