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低倍率の可変倍率式オプティクス(LPVOs)とパトロール・カービン

LPVOsとは

最近10年ほどで、低倍率の可変倍率式オプティクス(以下LPVOsという)をM4カービンに搭載することがアメリカの軍部隊や特殊部隊でスタンダードなセットアップになった。LPVOsはリングを回すなどの簡単な操作で至近距離から長距離までの照準が行えるのが利点だ。例えば米軍官給品のSU-230(Eclan Specter DR 1X4 optic)なら、レバーをフリックするだけで、CQBでの1倍から長距離や小さな標的を射撃するための4倍、6倍、8倍、10倍まで切り替えることができる。

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トリジコンVCOG 1C6 LPVO。軍やLE(法執行機関)向けに製造されたLPVOの一例。

LPVOsが軍隊で有効性が認められているのであれば、法執行機関においても有効なのではないか?そんな疑問が湧いてくる。SWATやSRTといった特殊戦術チーム

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