Cクランプ・グリップ〜CQB必須テクニック
Cクランプ・グリップとは
Cクランプ・グリップとは、サポートハンドをフォアアーム(レイルがついている部分)を握るように前に伸ばし、肘関節は自然に曲げ、親指がフォアアームの上部に来るようにする構え方のことだ。名前の由来は、親指と他の四指がちょうどアルファベットのCの形になることからきている。もちろん、左利きなら逆字になるが。この構え方はCQBにおける銃の取り回しが容易であり、また射撃の反動を最小限に抑えることができる。もし右手に力を入れずに射撃したとしても、ライフルがほとんど動かない。
Cクランプはライフルに最適
ライフルの射撃においては、近い距離の目標も遠距離の目標も両方射撃できるグリップが必要だ。これは法執行機関であろうと、軍隊であろうと、民間の競技射撃、レクリエーション、護身のための射撃でも同じことが言える。
Cクランプ・グリップの利点は、CQBのような近い距離における非常に速い射撃と、100m以内においてスタンディング(立姿)で非常に安定した射撃姿勢をとることの両方が可能であることだ。それはこのグリップがスリーガン競技と軍のタクティカル・シューティングの両方で発展してきたことが関係している。
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