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【衝撃】イギリスとアメリカMBAはこんなに違った!MBAを2カ国で勉強した体験談


こんにちは、イギリスにMBA留学していたみりん(@milin_study)です。

私は、イギリスへのMBA留学中に、選択科目を勉強するワンセメスターを、アメリカ西海岸にあるMBAコースで交換留学生として学びました。

本記事ではその交換留学での様子を紹介しようと思います。

留学したのにさらに留学?交換留学を希望した理由

交換留学を希望した理由は、起業に興味があり、起業がさかんなアメリカ西海岸で勉強したいと思ったから。

留学前の調査では、イギリスも起業に力を入れているとのことでしたが、渡英して色々な人と話す中で、イギリスよりアメリカの方がずっと起業が盛んだと気づきました。

だから、せめてワンセメスター(3ヶ月)だけでも、起業が盛んなアメリカ西海岸で勉強をしたいというのが交換留学を希望した理由です。

「留学前にもっとよく調べておくべきだったと反省しました」

交換留学も内部選抜あり

交換留学先は、学校側が既に提携している学校の中から選択することになります。
大体、同じレベルの大学と提携していることが多いようです。

交換留学生の数も、学校ごとに定員が決められています。
従って、交換留学は希望者が全員行けるわけではなく、希望が集中した場合には選抜が行われました。
私が希望した交換留学先は定員2名。
アメリカ西海岸という場所が人気だったのか、5名ほどの希望があり、面接での選抜となりました。
倍率2.5倍ですが、話術が拙い私は、もちろん面接の前に準備が必要です。

まずはじめに、去年、その学校に交換留学したという先輩を探し出しました。その先輩に、どんな授業を取ったか、学校の雰囲気はどうだったかという話を1−2時間ほど聞かせてもらい、そこで入手した情報とWebサイトでの情報をもとに面接ではアピールをしました。

面接では、なぜその学校で学びたいのか、なぜ自分が交換留学生としてふさわしいのか、という話を中心にプレゼンテーション。
将来はこうしたい、でもこの学校ではこれができない、だから私は交換留学にいかなければいけないと夢を語りつつ、実際に大学院で残した実績も紹介しながら、私がいかにふさわしいかを偉そうに話しました(笑)

強気の態度が効いたのか、最終的には私とインド人の学生の二人が選ばれました。

交換留学先で履修した授業

交換留学先のコースでは、西海岸で活発な”起業”に関する授業を中心に履修しました。

最も印象に残ったのは、シリアルアントレプレナーが講師の授業。
5−6人のグループを作って、3ヶ月でお金を稼いでしまおうという授業です。
グループのメンバーとは折り合いがあいませんでしたが、授業の内容自体は良かったです。
この経験をして、自分でももしかしたら起業できるかもと感じた程です。


私の普段の生活は、平日は昼から学校に行って勉強し、夕方〜夜9時頃まで授業。
休日は、グループワークや勉強、たまに観光という毎日を過ごしました。

私以外にも世界中から、交換留学にきている学生が10−20名ほどいました。

交換留学先では知り合いがいないし、元からいる学生は既存のコミュニティがあるので、私のような新参者はコミュニティに入るのに少し苦労しました。
交換留学生同士で仲良くなることもありませんでした。
基本的には同じ授業をとった人の中から、気が合う人を探していく方法で友達を作ろうと頑張りました。

「が、3ヶ月という短期間なのであまり友達はできませんでした(汗)」

交換留学先で滞在したのは、無職だけど明るい母娘のアパート

3ヶ月という期間だったので普通のアパートを借りることもできず、AirBnBで見つけた、アメリカ人母娘が住む2BRの部屋の1つを間借りして通いました。
彼女らは仕事をしている様子はなく、部屋を貸し出して生計を立てている様子。

「さらにその母娘は、リビングルームの一角をカーテンで仕切って、インド人に貸し出していました。月5万円ぐらいで貸し出していたと思います。インド人の彼はプライベートがなくて、少しかわいそうでした」

アメリカ人母娘らが、(仕事もせずに)「今日は役者のクラスに行ってきた」と嬉しそうに話している様子を見ていたら、こういう人生の楽しみ方もあるのかと新鮮でした。

実感!イギリスとアメリカの大学院の違い

MBAなんてどこで学んでも同じと思っている人も多いかもしれません。
が、土地柄は大きく学校の雰囲気や授業内容に影響を与えるので重視したほうがいいと私は思います。

例えば、イギリスのMBAコースの講師陣はほとんどが教授。すべての教授が、民間企業のコンサルティングをしているとあって、実社会の話も多いのですが、クラスの内容はアカデミックよりでした。
一方、アメリカのMBAコースは、より実務に近い人が外部講師として教えているので話が面白い。
例えば、何度も起業して成功しているシリアルアントレプレナーから直々に指導を受けて学ぶことができました。

先生も違えば生徒の雰囲気も違います。
アメリカのMBAは起業に興味がある人が多く、西海岸ならではの起業に対する熱狂した雰囲気を感じました。
バックグランドもエンジニアやコンサルタント、不動産まで多岐にわたっていましたね。
逆にイギリスは、金融の中心地ロンドンが影響しているのか、私の学校には多くの金融関係者が集まっていました。
2割ぐらいは金融だったかもしれません。
逆にエンジニア系がかなり少ないと感じました。

さらに国籍にも違いが。
アメリカの学校はアメリカ人が多め。
見た目はアジア人でもアメリカで育ったアジア人が多いです。
留学生は中華系が多く、彼らはお金持ちでしたね。
逆にイギリスは、多国籍を重視していたということもあって、イギリス人はマイノリティで、インドや南米からの留学生が多かったです。
こちらも留学生は、(特に発展途上国から来ている人たちは)お金持ちが多かったです。

「学校によってこんなに差があるのかと驚きでした」

まとめ

実際にイギリスとアメリカの学校で学んでみて、同じ専攻でも学校によって力を入れている分野が違うので、学べる内容や雰囲気がかなり違いました。

イギリスとアメリカ、どちらが良いかは一長一短で私もどちらが良かったとは言い難いです。
イギリスの多国籍な環境は好きでしたが、授業の内容や雰囲気はアメリカの方がより実践的で面白かったです。

もし留学先がドンピシャの学校であれば交換留学は必要ないと思いますが、もし留学先の学校で違和感を感じたら交換留学を考えるのもオススメですよ。

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