🔎 ¥4,800,000 / 重田教育財団・海外留学奨学金 深堀り解説
この奨学金を取り上げた理由は、そのフレキシブルさ。
月額20万円という手厚い支給金額に加えて、年齢制限がないので社会人の方も応募可能、併願&併給可、さらには留学中の方も応募できるという素晴らしい奨学金です。さらに、光通信という企業の創業者の方が個人的に創設した奨学金とのことで、その素晴らしい活動にも感銘を受けたので、ぜひ紹介したいと思い取り上げることにしました。
ただ、一点注意しなければいけないのは、2学年以上の正規留学のみが対象となっている点。つまり、イギリスなど一年制の大学院留学は対象外となる点です。
それでは、詳しく紹介していきます。
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🔖公式サイト
https://s-ef.or.jp/scholarship/
✅応募資格
以下の(1)~(5)のすべてに該当する方。
日本国籍を有する者
海外の大学又は大学院への入学が決定している者
経済的な理由により留学費用の支弁が困難であること
学業優秀且つ品行方正であること
就学状況及び生活状況について適時報告できること
※学位取得を目的とする残り2学年以上の正規留学が対象。 尚、1学年の正規留学、2学年以上の語学留学、短期留学等は対象外。
🗂申請書類
奨学生願書
在学証明書又は卒業証明書(原本)
GPA記載の成績証明書(原本)
合格通知又は入学許可書の写し(コピー可)
学生ビザの写し
語学力を証明できるもの
居住地が確認できる書類
所得を証明する書類
個人情報取り扱いに関する同意書
参考:https://s-ef.or.jp/wp-content/uploads/2024/04/海外留学奨学金_提出書類チェックリスト.pdf
🖊エッセイ課題
出願理由 (出願動機、研究内容、自己PR、など)
📅締切
2024年6月28日
💰支給金額
月額200,000円(年額2,400,000円)
給付期間は2年間。
🧑🤝🧑募集人数
5名
倍率は公表されていませんが、あるインタビューで500名程度の応募があるとコメントされていたので、合格率は1%前後と予想します。なお、第一期の募集が行われた2017年は、応募者数68名の中から6名とのことで、合格率は8.9%。ここ最近はかなり倍率が上がったようです。(参考)
🥷選考プロセス
書類選考及び面接選考
🏁奨学金実施団体と奨学金の目的
重田教育財団は、公益財団法人重田教育財団は未来の日本を担って世界に羽ばたく人材の育成を目的とした公益財団法人。光通信を創業した重田康光氏によって1988年に創設。財団について記載された下記の一節が、それをよく表しています。
さらに、奨学金の目的は下記の通り。「未来の日本を担う優れたグローバル人材」「社会の発展に寄与」がキーワードですね。課題エッセイにも、このキーワードを意識すると良さそうです。
📝補足
奨学金応募について気になるのが、併願・併給の可否と年齢制限。さらに、留学中でも応募可能とのことなので、かなりフレキシブルな奨学金。
🏆合格者ブログ
なかなか情報が見つかりませんでしたが、下記の方が面接についてコメントされていました。
🔑アドバイス
過去のGPAは変えようがないので、奨学生願書内に記載する出願理由 (出願動機、研究内容、自己PR、など)をしっかり記載するのがおすすめ。
奨学金の目的を読むと「未来の日本を担う優れたグローバル人材」と「社会の発展に寄与」がキーワードなので、出願理由の中で、将来は留学で学ぶ予定の内容を活かして、グローバルな課題を解決して活躍するというキャリアパスを描く必要があると思います。自身の研究内容について、なぜその課題に取り組みたいのか、今までに何を取り組んできて、留学中は何を学ぶのか、そして研究内容が社会にどう貢献できるのかをしっかり説明する必要がありますね。
さらに、出願理由の中で、出願動機と記載されていることから、なぜ重田教育財団から奨学金を頂きたいのかを説明すると良いと思います。その際には、単に資金が足りないから奨学金が欲しいということだけではなく、他の点を記載できると差がつくと思います。例えば重田教育財団の奨学生として得られる可能性があるネットワークなどを、動機のひとつとして触れると良いかもしれません。
また、奨学金の受給はGive and Takeでもあるので、自分が奨学生として選ばれることで、重田教育財団に対してどんな貢献ができるかという観点を記載できると差がつきそうですね。
より詳細な出願理由エッセイの書き方やアイデア出しについては、こちらの記事がお役に立てるはず。
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