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巷で「すごい」って言われる人はほんまにすごいのか。について。

実は今日紹介する人は、○○で有名なすごい人で、という件をよく耳にしたり、ブログで読んだりしている人は多いのでは?でもそれを見て正直こう思う人は多いのではないかと思う。「そんなん知らんがな」と。

実際著名であるかどうか、その人がすごいかどうかってことは「すごい」と他人から押し付けられるものではなく、実際にその「知らんがな」という人とリアルに会ってみたり、その人の本を読んだり、その人に関する情報を見たときに、それを見た人がどう感じるか、なのだと思う。

事前にすごい、ということを植え付けておくために「すごい」という一言でその人のことをティーアップするのはやめておくことをお勧めしておこうと思う。

本当に紹介したい人がすごい人である、と思っているのなら、その人のすばらしさをもっと具体的に表現する方が、その人のすごさが伝わる。でも、その表現がわからなくてついつい「ありえないくらいの」とか「とにかくすごい人だから」とかいう表現でその人のすごさの価値を下げてしまっていることに気づいていない人も多いのだ。

そして、最近よくあるオンラインセミナーでも見かけるのが、「あの○○さんとコラボします!」って売り文句のオンラインセミナー。

正直、そんなん「知らんがな!」って思いながらその文章を冷静に見ている。本当に著名人であれば、名前だけ出せばわかる話やん・・。とついついそんなことを思ってしまうのである。

コラボイベントをするときに講師になってくれる方の紹介をするときには、しっかりとその人の経歴や、イベントをコラボ企画する経緯などを説明する方が説得力がある。

全く知らない人をいかにも著名である、という表現で著名人に押し上げる、という戦略もなくは無い。でもね、その戦略って、本当に著名な人を使って自分が有名になりたいときに思いっきりその著名人にお金払ってその戦略を駆使する・・な~んて少しギャンブルチックな戦略を打たねばならない。その戦略が当たれば当然自分もほんのちょっと著名な人になれるけれど、そのちょこっと著名人になれた、ということと、著名人と一緒に仕事ができた、という満足感だけにとどまってしまい、気づいたら「あれ??なんでこんなにお金使ったのに有名になれてないの?」なんてことも起きるということはよく理解しておく方がいい。

著名度=お金、確かにそうだけど、実際その業界で有名、といわれる人でさえ、全くその業界を知らなければ「へ~」だけで終わってしまう。例えば。自分が大好きな趣味を通してその世界で有名な○○さん。ってジャンル。

ジャニーズ事務所は知ってても、その中に属してるジャニーズジュニアの○○くん、を知らなければ、「へ~」で話は終わってしまう。

アニコミでは超有名な同人誌の作家の○○さんなんて言ったところで同人誌ってなんやねん。って人もいるし、そもそもアニコミってなんやねん、って話になる人だっている。

最近はユーチューバーもバラエティーで地上波テレビ番組に出演するようになったが、「東海オンエア」って誰?「フィッシャーズ」って誰?「ヒカキン」って誰???となる人もたくさんいる。

まして60代70代のじいちゃんばあちゃん世代に、ユーチューバーでな、人気やねん、って話をしたところで「へ~」で終わってしまう。

最近この人よくテレビに出てきはるね~。面白いタレントさんやね~。とじいちゃんばあちゃんが彼らを見て、有名であることを認識する程度なのだと思う。

テレビに出ることが著名である、ということにつながるわけではないけれど、自分がすごい、と思っていることは他人にとってはさほど興味がない事なのかも知れない。と思ってその人を紹介してあげる方が、自分が本当にすごいと思う人のすごさを分かってもらえるのかも知れない。

・・てなわけで、ビジネスコラボをするときや、いろんな人のビジネス関係のセミナーの告知をよーく見てぷっと笑うか、この人の紹介はよくできてるなと思うのか、それを判断してみるといいなと思うこの頃。


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