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【入院生活 #10日目】入院生活のストレスでお漏らしして泣いた日 いっぱい頑張ってたよ

こんばんは、@hanamizukiです。

*医療表現はお医者さまからの説明を私なりに解釈したものを書いていますのでご了承ください。


入院生活の三分の一が終わろうとしていた10日目。
慣れない生活や何度もされる痛い注射、何をされるのかわからない不安な検査、たくさんの大人たちに囲まれた生活は、親が考えている以上に息子にはストレスだったのかもしれません。

その日、息子は珍しくお漏らしをしエンエン大粒の涙を流しました。
服の着替えも「イヤー!!」「このままでいいのー!!」って怒りながら泣いていたのを覚えています。

半年前にめちゃくちゃ頑張っておむつを卒業していたので、思ってもみないところでお漏らしをして、自分でもビックリとショックでいっぱいの気持ちだったんだと思います…。利尿剤のお薬で一日20回くらいトイレに行っていたのでストレスもありますよね…。

しばらくエンエン泣いていましたが、泣くことでストレスもちょっと発散されたのか、お気に入りのリバイスのパンツに履き替えてからはちょっと元気になり、親に「イヤー!」って伝えて「泣く」ということで甘える気持ちを伝えられたことも気分転換にもつながったようでした。

入院生活中は、息子の「これしたい」「あれしたい」「これはイヤ」ということも、全部受け止めようって思っていました。いいよ!やろう!いいねー!すごいねー!って毎日毎日小さなことでも2人で言い合っていたような気がします。

入院前は仕事ととの両立やコロナ禍での保育園休園に伴っての家庭保育や、自分自身にも余裕がなくて、薬を持たせて保育園に登園させていて、最後のお迎えとなった入院前日の保育園のお迎えでの息子のホッとした顔を思い出すと辛くて涙が出ます。

息子にはもう我慢させたくない、「イヤ」だったら「イヤ」って言っていいんだよ、思いっきり甘えていいんだよ、って思っていました。

この日の朝の回診では、S先生とN先生がきて、投薬で体調もよくなってきた様子が見れることと、もう少し個室部屋で管理して安静時に近い普段の心臓や呼吸の仕方を見ながら、もう少し投薬治療を進めていくことと、県立病院での入院時の過去のデータも集め様子見をしていきたいと話がありました。

他にも、これまでで他の子と違うなと感じる部分がなかったか?ということと、右首筋にある頸動脈が太く張っているのはいつからなのかわかるか?と、再度聞かれたり…この頸動脈はこの年齢の子には見えない珍しい症状と話をされたり…。

これまでのかかりつけ医としてきた開業医達からは、見た目での頸動脈の指摘もなければ、首を触って診察していたはずなのに、誰からも指摘はなかったので… 

そういうことってあるのでしょうか…? 
小児科の看板をつけている開業医がきづかないことってあるのでしょうか…? 

今考えても疑問しか残らないし、これは親が気づいて先生たちに教えていくべきことなのか… 今更ながらに考えてしまいます…。

この日は検査はなく部屋でゆっくり過ごしていたmili君。
「あしたはガタンゴトン(息子は車椅子をガタンゴトンと呼んでいました)にのれる?」「きょうはペタペタ(心電図)はないのー?」
と、明日は部屋の外に出れることと、心電図のお姉さんに会えることを楽しみにしていた可愛い会話を覚えています。



「明日」という日は必然的にやってくるものだと思っていました。
空に旅立つ前の日も、息子と「明日はベランダにお花を植えようか!お弁当も作ろう!」って約束をしていました。
「明日」という日が無くなる日がすぐ近くまでやってきているなんて、この時は思いもしなかったです。
息子は心筋症のどのタイプなのか診断名が確定される前に空に旅立ってしまいました。わかる前にいなくなる、こんなに辛くて悲しいことは無いです。






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