不定性と大人数
ふと歩きながら思っていたこと。
「私って、
あの人の前ではあんな声だけど、
この人の前ではこんな声だな…」
話している相手によって、その時のテンションや声色が違ったりする。
それは、取り繕っている訳では無いし、気を使っているわけでもない。
ただ、その人の前ではそう振る舞いたいというだけ。
これは、私のジェンダーが不定性だから起きることのような気がする。
不定性というのは、Xジェンダーと呼ばれる性自認の中の一つで、
自身の性自認が女性になったり、男性になったり。はたまた中性になったりと、流動的である性別です。
性自認が流動する条件は、相手や環境、気分によって様々です。
私の場合、その時の性自認によって、声色も変化している。
明確に、「今この性別として接しているな」と気づくことはないですが、
その時々によって自分の言動や行動が違うことは感じています。
基本的には性自認が中性(男性も女性もしっくり来ない)で、
相手によってやや男性、やや女性よりに傾く…くらいな気がします。
じゃあ、大人数で話している時は、どうなんだろう。
ふと思って、思い返してみる。
……思い出せない。
大人数がいる中でも、1対1や、3人くらいの人と話している時は思い出せるけど、
大人数を前にして私が喋っている時…
私はどんな感じだっただろうか。
もしかしたら、私がひっそり隅にいる時。
それは、自分の振る舞い方がわかっていない時なのかもしれない。
大人数の前で言葉が出ないのは、
緊張とか、不安よりも、
自分の振る舞い方が固定ができていないから言葉が出ないのかもしれない。
前に出て、発表することは出来る。
得意では無いけど、プレゼン発表では、ハキハキと話せる方だ。
でも、大人数の飲み会などでは、喋れない。
振る舞い方が固定できていないことが理由だとすると、
発表では自分がどう振る舞うべきかわかっていて、飲み会ではわかっていないからだと説明ができる。
「だから、今後どうしていこう」という展望がある訳では無いけれど、大人数の中でもちゃんと話せるようになりたいな〜…
ただ、書きながら、
これが不定性によるものなのか、
ただそういう性格によるものなのか分からなくなってきた。
他の人が同じような悩みを持っているかといのは、知る機会が無いので、
もし同じような人がいたらぜひ教えて欲しい。
…というか、多分いると思う。
考え始めたきっかけであるし、タイトルとして締まるから「不定性」という言葉を使ったけれど…
それでは今回はこの辺で
呼んでくださった方、ありがとうございます!
目を休めてくださいね!
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