VRChatでふるまいたい性が満たされている
いきなりですが、私はXジェンダーと呼ばれる性別です。
細かい定義はいろいろありますが、私の場合は「自分を男性だとも女性だとも決めたくない」という感じ。
「どちらにも自分の立場を置きたくない」+「自身の性別を考えたときに、男性も女性もしっくりこないから」という理由です。
それはそれとして、ふるまいたい性別というのは、やや女性寄りです。
「かっこいいと思われたい」という気持ちもありますが、「かわいいと思われたい」という気持ちの方が強め。
しかし、生物学上男なので、かわいい動きなんかをしても見ていられないことが分かっている。
中性に近づくために女声を練習してみたり、ユニセックスの服装を探してみたりするのですが、生まれ持った見た目だけはどうにもならない。
そもそも、私が女性だったとして、かわいい動きをしたら気持ち悪くないのかというと、そうでもない。ぶりっ子になるだけです。
えぇ。私は、ぶりっ子が許される体になりたい(!?)
そういうわけで、一人でいるときだけ、無駄にかわいい動きをして遊ぶことはあるのですが、最近この動きを世間に晒すようになりました。
おろかですね。
というのも、VRChatというゲームがありまして。
そこではみなさん時分のアバターを介して交流する形なので、人間としての見た目を見られることがない。
このアバターでなら、私のかわいい動きを、この子がしてくれることになるので、ひじょ~~~~~にかわいい。
そして、みんなも「かわいいかわいい!」とまっすぐほめてくれる。
私自身ではなく、私の「動き」と「アバター」がかわいいだけなのですが、私はそれで充分だと感じます。
私のふるまいたい動きを許される場があるなら、それでいいな〜って。
本当の見た目まで愛してほしいとは、思わないのです。
そのおかげで、自分の性別と心のギャップで苦しんでいた部分が、かなり和らいでいるように思います。
こんなことをしていると、「でも実際の自分の見た目はこうだし…」「中身が男だって思ったら嫌がられるだろうな…」という事実がよぎることも、正直あります。
でも、VRChatという場は、男性が女性アバターを使ってて当たり前くらいの場所なので、その懸念が必要ない。
かわいい動きをしていても、「さすがっすねぇ~」くらいの感覚なのです。
もちろん公共の場では、男性のするかわいい動きを受け入れられない人も多いかと思いますが、少しでも、自分の生きたいように生きることのできる場所があるというのは、本当に素晴らしいことだと思います。
いままで仕事から帰ってきて、ずっと仕事のことばかり考えてしまって、
休日も週明けの仕事がよぎってしまう毎日の中。
ようやく、仕事のことを忘れて楽しめる趣味を見つけたのだと感じています。それだけ、楽しい。
楽しすぎてリアルの生活がおざなりになりそうというリスクの方が危ういです。
ともあれ、自分のなりたい姿になれるというのは、自分が思っているより数倍、うれしいことです。
同じような悩みを抱えている方も、ぜひVRChatやってみてはいかがでしょうか。VRがなくても始められますよ~!
よければ、かわいい動きをしているネメシスちゃんをみてください。
かわいいので。
それでは今回はこの辺で。
おつかれさまでした~!目を休めてくださいね!