親知らずが原因で全身麻酔をした話
こんにちは。
皆さんは麻酔打った事ありますか?
歯医者とかで局所麻酔なら多くの人が経験ある事と思います。
でも全身麻酔って中々機会がないと思うんですよ。それこそ腹をかっ捌かなきゃいけないような手術が必要な大きな病気や怪我をしない限りは。
僕はそう思っていました。親知らずのラスボスが現れるまでは。
人生初の抜歯
確か24歳くらいの時。確か右下。
虫歯が原因と思われる頭痛を発症し近所の歯医者に駆け込んだ所、ちょっとレントゲン撮ろうかと言われ、結果歯茎に埋まった横向きの親知らずと奥歯の間に虫歯があるとの事。
切開は必要ですがまぁすぐ抜けるでしょうと言われるがまま抜歯に挑むが中々抜けず、結局埋まったまま親知らずを粉砕の上除去。
30分を超える長丁場になり先生は汗だく、俺はアゴの疲労が限界。
引っこ抜こうとする時ってもちろん麻酔は効いているので痛くはないんですが、頭全体にミシミシ響くんですよね。粉砕してる時なんて自分からは見えない口内で工事が始まってるので、もう逃げ出したくてたまらないんですが、目の前には必死の形相をした先生。タイムアウトを取るのも申し訳なくなる。
例の如く3日くらい腫れました。術後初日はゼリーくらいしか食べられないし、その後もご飯食べると親知らずがあった穴にご飯粒とか入っちゃうのがすごく気持ち悪かった。
3回目の抜歯
2回目は一旦飛ばして3回目の話。
確か30歳くらいの時。右上か左上。
今の住居に越してから、歯の詰め物が取れたのをきっかけに歯医者の定期健診を受ける事にしたんですが、ある日の検診で親知らずが1本残っていて虫歯の原因になったり噛み合わせの問題もあるんで抜いちゃいましょうという話に。
1回目の長丁場や、この時点で既に全身麻酔による抜歯を経験していたので長期戦を覚悟していたのですが、ものの数分で抜歯完了。
腫れる等の後遺症もなく、よわよわ親知らずでした。
ちなみに先日、この時に撮ったレントゲンがいい加減古いので最撮影しましょうと言われて虫歯もないのにレントゲン撮る羽目になった。
2回目の抜歯
28歳の時。たぶん左下。
夜勤中に歯が痛くなり、明けに職場近辺の歯医者に駆け込む。例の如くレントゲンを撮られ、この時点で親知らずだとは薄々思っていたのだが
「うちじゃ対処できないので大きい病院紹介しますね」
えっ そんなに厄介なのぼくの歯
またも横向き、しかも紹介できる病院が家の裏手の山を越えた先の麓にある病院か電車で1時間くらいの病院。仕方なく後日チャリをシャカシャカ漕いで紹介状を書いてもらった山の麓の病院へ。
再びレントゲンを撮影。先日撮った奴とか紹介状と一緒に渡せんのか。
しばらくしてまた呼ばれるが、レントゲンを見ながら訝しげな先生。
「MRI撮りましょうかー」
えっ MRIって脳とか内臓の断面とか見るやつじゃないの
何か歯の根っこがだいぶ深いらしく、ちょっとレントゲンでは細部までわからないとの事。
MRIって台に寝かされてドラム式洗濯機に突っ込まれる感じなんですが、中は撮影中めっちゃうるさいんですよ。色んなものがギュインギュイン回ってるし。機械に入ってる肩から上だけ別の次元に飛ばされそう。割と狭いし苦手な人はダメでしょうね。
しばらくしてまた呼ばれ、MRIを見ながら先生が一言。
「これ外来じゃ無理ですね。入院しましょう。全身麻酔のほうが楽だけどどうする?」
えっ 入院? 全身麻酔? 親知らずで?
どうやら歯の根っこと神経がかなり近かったみたいです。
「じゃあ(一度やってみたかったんで)全身麻酔で(即答」
ところで全身麻酔って同意書必要なんですよ。
簡単に言うともし何かあって目覚めなくなっちゃっても大丈夫?って感じの。(数万件に1件くらいの確率らしい)まぁ死にはしなくても何か合併症とか出る可能性あるけどいいですかって話。
そんな訳で入院生活が始まった。
とはいっても手術前日に入院、抜歯手術をして経過観察にもう1日って感じであんまり入院感はない。
んで当日。別にどこも悪いわけじゃないのにベッドから医療ドラマでよく見るアレで運ばれるんですよ。
いや、オペ室まで歩いていけますけど・・・(乗ってみると結構恥ずかしい
そしていよいよ手術室へ。全身麻酔って点滴で投入されるんですが
「全身麻酔って本当に効くんkZzzzz」
ってくらいあっさり落ちました。寝るって感じじゃなくて気絶とか絞め落とされる感じに近い。意識が戻る時もそんな感じ。寝起きのボーっとした感じじゃなくて、・・・ん?私はここで一体何をして・・・?みたいな。
担当医の腕が良かったのか、腫れもほとんどなく翌日退院。サンキュードクター。
ちなみに手術の週はちょうど転職した週で、2日出社して入院、そして翌週は引越しという強行スケジュールでした。
まとめ:歯は大事にしよう
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