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【レコ記④】3番のバスとかいう曲

 Withコロナの時代になる前にやっておけば良かったということはありますか?誰々に会っとけば良かったとか、○○を買っておけばよかったとか。自分の場合、やはりアルバムのレコーディングが完了していれば、と思わずにはいられません。

一方で、これは実行済みで良かったなというものもあります。例えば、The Fie-Feeの再結成は去年の秋頃でしたが、もう半年遅かったらレコーディングはおろか結成すらできていないと思います。初ライブを2/9にできたこと、同日に1stデモシングルを発売できていたことは不幸中の幸いでした。

1.1stデモシングルについて

 この1stデモシングル、結構売れたんですよね。もちろん、無名なバンドの最初のCDとしては、です。具体的な数字を出すと、過去2回のライブで「29枚」売れています。うちのバンドを見に来てくれたのが「26人」(2回来てくれたありがたい方は1人としてカウント)なので、The Fie-Feeのお客さん大半に加えて、初見のお客さん数名にもお買い上げいただいたことになります。

ジャケ

↑ 1stデモシングルのジャケット。当時は4人。

これは本当にありがたいことです。というのも、「初めて観るバンドのCDを買う」という行為は誰にでもできることではないからです。バンドマンですら、例えばプロばかりの夏フェスに参加したとして、知らないバンドで盛り上がって、さらにCDまで購入というのは稀です。「いやそんなことないだろ」と思われた方、あなた方によってこの業界は支えられています。

今、このCDを売る場である「ライブ」ができなくなってしまいました。とはいえ、あの1stデモシングルはもう役目を果たしたと思っています。もともと、「アルバム発売までの、バンドの名刺」として制作したものだったからです。何らかの音源を出しているバンドの方が、何も出していないバンドよりは、ライブを観に行こうかなと思ってもらえる可能性が少しは高いと信じています。

そういった事情もあり、1stデモシングルのうち2曲をYouTubeで、フルで公開することにしました。3曲目に収録されている「The Fie-Feeのテーマ」という曲だけは、CDを買ってくれた29人だけの特典ということで未公開としています。(テーマも、ライブか練習の映像を上げようと思います。)

・「3番のバス」/The Fie-Fee

・「Minority Report」/The Fie-Fee

2.3番のバスという曲の不思議

 上に挙げた「3番のバス」という曲は、6年前の旧フィーフィー時代から「あの曲良いね」と言って頂けることの多い曲です。今やメジャーデビューし一線で活躍されている「首振りDolls」のジョニー先輩が、ソロでステージに上がった際、この曲を弾き語りで演奏していたという逸話がある程です。(一度見てみたかった。)

自分としてはどうしてこんな曲ができたのかもよく分からない曲で、「なぜこの曲だけ…?」という思いが強かったのですが、最近コピーライティングについての本を読んで分かったことがあります。印象に残りやすいキャッチコピーでよく使われている、「繰り返し」や「not A but B」(AではなくBだ)が歌詞に含まれているため、聴いた人の印象に残りやすいようです。サビでは「3番のバスに乗って」が繰り返し出てきますし、Bメロには「疲れたんじゃない 飽きただけさ」というフレーズがあります。今思えば、のたまたまですが、狙ってできるようになると良いんでしょうね。

3.本日の制作状況

 プリプロがもう1曲(モッズビートでお別れさ)完成しました。残り2曲(Spend all、夜明けのティーンエイジャー)も明日完成する見込みです。レコーディング初日である5/10が迫ってきています。期待と不安、生きている感じがしています。


相変わらず本編が短いですが、今日はここまで。読んでいただき、ありがとうございます。

追伸:西鉄バス北九州に「3番のバス」はないと思ってたらありました。路線的に、乗る機会はなさそうです(笑)

サポートいただいた場合、レコーディング資金の足しとし、さらなるクオリティアップに活用させていただきます!