阪神日本一



阪神が優勝した。

小学生の頃から応援してる弱小チームが、自虐するしか生きる道のなかったチームが、1985年以来2回目の優勝を果たした。

今年に限って野球は観ていなかったけど、金本時代から目指してきた「超変革」が、新戦力をちょっとしたスパイスとして加えながら優勝している姿は、今まで応援してきたものが肯定されたように感じて嬉しかった。

まさに超変革の根幹にあった横田にも届く日本一だったと思う。最後に迷采配、からのホームラン打たれるという流れも阪神らしさで溢れていて愛さざるを得ない。

さて、個人的な話になってしまうが、アメリカのバスケであるNBAの推しチーム「Denver Nuggets」も今年チーム史上初優勝を成し遂げた。

2つの推しチームが、弱小の歴史を乗り越えてチャンピオンになる姿を同時に見れるなんてこんな幸せがあってもいいものだろうか。

自分は幸せものだと思う。

それは単に「2つの推しチームが優勝することなんて天文学的確率だッ!!」というものだけではない。

優勝して嬉しいチームがある。ただそれだけのことについてである。

何百万人、何千万人、何億人が選手たちの一挙手一投足に一喜一憂している。

観ている側はなんの努力もしていないし、選手たちを直接的に支えることなんてできない。別に賭博をしているわけでもない。

それでも自分の声が力になると信じて応援したり、心の底から赤の他人の活躍に幸せを感じることができる。

こうした感情が湧き出ることがどれほどまでに幸せなのか。

辛い時にそばにいてくれる訳でもないし、期待なんてすぐに裏切ってくる。

なのにどうしてこんなにも支えられているのか。

不調を乗り越える姿に、成長を遂げる姿に、最強の名を轟かすことに、家族を大切にしている姿に、おもむろに涙してしまうことがある。

こうした感情は「愛」なのだと思う。
「愛」だからこそ応援の形は人の数だけあるのだと思う。

自分の場合は憧れとか、夢とか。なんとも形容しがたい形の「愛」だと思う。
その人がどう生きて、苦労して、打ち勝って行くか。その姿をただ見ているだけでいい。
だからこそ自分はグッズを集めるのが好きだし、怒鳴ったりはできない。

「愛」の形は人それぞれだ。
対立もするし、わかりあえないこともある。
だからこ多くの人の「愛」が混ざりあった願いを背負っているスポーツ選手はかっこいいのだ。

憧れを持って愛することの出来るチームがあるなんて、自分はとても幸せだ。


〆として最悪かもしれないが妄想を書いておく。
もし、自分に画力があったなら、こんな漫画を描きたい、というものだ。

「憧れ」や「夢」を泥臭くも美しく表現する。そして一貫して、それらの形が人それぞれであることを示す。
人それぞれであるからこそ対立し、葛藤することもある。
誰しも、誰かのために、そして誰かの支えになるようなストーリー。何かに憧れ、努力したことのある人間なら登場人物みんなに深く共感できるストーリー。

まぁそれが『僕のヒーローアカデミア』というお話なんですが。。。
とってもオススメです。ぜひご一読ください

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