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海外生活の始め方 初のホームステイで感じた事 00003

This is a pen.

学校の英語の授業でかなり序盤に出てきた この英文

誰もが一度はノートに書いたはずの この英文

私の人生初の海外生活では

それどころか

This is すら使えなかった:)

なぜか

それは圧倒的に自分の語学力が足りていなかったから

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高校最後の夏休みにホームステイに行くと決めてから

1ヶ月程 それまでの学生生活ではありえない程に

英語の授業は真面目に受けまくり

しかし それまでまともに勉強もしていなかったから

1ヶ月でどうにもできるわけはなく

あっという間に時間は過ぎ

出発の日

不思議と不安は無く

空港へ

人生初飛行機に心を弾ませる無邪気な私

搭乗後 横の席に座った日本人女性マリコさんとお話

"17歳で一人で海外に行くなんてスゴイ! "

と おだてられ更に心弾む:)

マリコさんはアメリカで仕事をしているらしく

色々なお話を寝る間も惜しんで延々と かなりのお話好き:)

愉快な方だなーと思いながらお話聞いていたら

急に真顔になって

"私の知り合いの子がホームステイに行った時に

就寝後リビングからホストマザーとホストファザーの会話が聞こえてきて

『この子は高価な物を色々持っているから殺してしまおう』

って感じの過激な会話だったらしくて

その子は一目散に窓から逃げ出して事なきを得たんだってー

だから気をつけてね:)"

とマリコさん ドヤー

コワー!!!! 

というか気をつけるも何も

目の前でアメリカ人が私を殺す殺さないの話をしてても

全く英語が理解できずにニコニコしてそうだなー やら

高価な物なんて何一つ持っていないから大丈夫だろう やら

色々なことを考えながら

マリコさんのマシンガントークにただ身を委ねること

12時間程

ついに憧れのアメリカに到着

眠い目を擦りながらマリコさんにお礼と別れを告げ

めちゃくちゃな英語でなんとかして入国審査を終え

いざ空港の外へ

一瞬で目が覚めるとはまさにこの事

この時の光景と感動は今でも忘れられません:)

見たことのない青色の青空

見たことない形の木

でっかいアメリカ人

当たり前のように走ってるどデカいアメ車

そして当時の英語を全く聞き取れない私には雑音にしか聞こえない

おそらく英語であろう会話

私の耳にはこんな感じ

&*^@(@*&^@(^$*@&@)(&%^%#^#(*&$^()(*)*^%^@%^&$............

全てひっくるめて空港から出たあの瞬間は最高でした:)


はっと我に帰り

迎えにきてくれているはずのホストファザー探し

見つからない 焦る

しばらく歩き回ったのち

私の名前の書いてあるカードを持ったおじ様発見:)

いや おじ様というか

サングラスにタトゥー

飛行機な中で聞いたマリコさんのお話がフラッシュバック

コロサレル

一瞬知らない顔して通り過ぎようかと思ったけど

英語も何もわからず他に当てがないことを思い出して

勇気を出して 歩み寄ると

おじ様が "&^*%$^@(*&@&*%*$ ?

何にもわからない。

けど何か言わなくてわ

This is a pen

いや違う なんて言う

私プチパニック

おじ様が持っている 私の名前が書いてあるカードを指差し

"YES!!!!"

17年間で学んだ全記憶と全学力から絞り出した一言


次回へ続きます:)


読んでくれてありがとう:)

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