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Photo by
nyakopan
「いい意味で」「悪い意味で」
「いい意味で」…便利な言葉だと思う。
でもこの言葉を自分に向けられた瞬間、反対の意味でしか
捉えられなくなる。
「30代なの?見えない!いい意味で」
分かる。分かりますよ。
「30代なの?見えない」だと、「嘘っぽい」「精神年齢が低い」と
捉えられそうだから、気を遣って一言足してるんでしょうね。
でも私にとってはわざわざ「いい意味で」をつけた方が
気を遣っている感が出て、嘘くさく感じる。
でもこれは私が捻くれているから思うだけかもしれない。
とにかく私は人に対しては「いい意味で」を極力使わないようにしている。
逆に「悪い意味で」は最近使う。
誰かが使っているのは聞いたことがないが…
使うのはもちろん、悪口を言うとき。
例えば…「あの先輩、大御所感あるよね」
これはまだ「威厳がある」という意味で言っている可能性がある。
しかし、「あの先輩、大御所感あるよね。悪い意味で」と言うことによって
「大した功績も残していないのに無駄に偉そうで、威圧的。」という
意味になる。
f(フォルテ)だった悪口がfff(フォルティッシッシモ)くらいになる。
「あの先輩面倒見いいよね。悪い意味で」だとしたら、
「自分は仕事しないくせに無駄に先輩ヅラすることで気持ち良くなってる。
プライドだけが、中学生男子の身長のようにぐんぐん成長してしまった人」
という意味になる。
というわけで、これからもむしゃくしゃしたときに
「悪い意味で」を使います。