第62話 トリガー抵触銘柄って何?

トリガー抵触銘柄とは、当日基準価格から10%以上下落した銘柄のことです。

空売り価格規制という制度があり、この制度によって、トリガー抵触銘柄となった銘柄は、翌営業日の取引終了時点まで、51単元以上の新規空売り注文が禁止されます。

トリガー抵触の仕組み

トリガー抵触かどうかは、前営業日終値等から算出される当日基準価格と、実際の株価を比較して判断されます。

  • 当日基準価格から10%以上下落した価格で約定が成立した場合、その銘柄はトリガー抵触銘柄となります。

個人投資家が行う信用取引のうち、空売り(信用新規売り)注文を51単元以上発注した場合、トリガー抵触銘柄(当日基準価格から10%以上下落した銘柄)にのみ「空売りの価格規制」が適用されます。

「空売りの価格規制」の適用期間は、トリガー抵触後から翌営業日の取引終了時点までとなり、一度トリガーに抵触した場合は、当日中に株価が回復した場合でも「空売りの価格規制」は解除されることなく翌営業日まで継続されます。

なお、トリガー抵触の有無にかかわらず、信用新規売りの51単元以上の成行注文はご注文受付時にエラー表示を行い、受付することはできません。
また、トリガーに抵触する価格以下(当日基準値から10%以上の下値)の51単元以上の指値注文はご注文受付後に「失効」となりますのでご注意ください。

※トリガー抵触銘柄の一覧につきましては、当日の午後4時30分を目途に東京証券取引所ホームページに掲載されます。


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