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〜僕の障害者雇用の10年〜

(失職俳句)

失職やゆるす一本の間引菜

説明:「失職」+「一本の間引菜(大根など大きく育てる為に間引かれた芽)をゆるす(抜かないでおく)」。人間関係の為、犠牲になった僕。それを許すよ。

(今。仲間はどこまでも許せます。会社は許せない)

障害者雇用で就労。

10年働いた。

ピザ窯と、広告の品導入で仕事一気に増。

一人抱え込んだ俺は、皆帰ったあと眠剤飲む時間過ぎて残業。キャパオーバーが続いた。

燃え尽きて、1ヶ月の病休。

休む前に問題行動を起こした。

病休明け、仲間はいつものシフトを作ってくれた。

その後、会社から待機命令。仲間が仕事終わったあと、掃除とか2時間で終わる仕事を命じられる。

問題行動を起こして失った信頼を取り戻せたら、皆の怒りが鎮まったら、ベーカリーに戻れるから、と会社から言われて頑張った。結構苦しかった。

収入も手取月一万円台とか。

7ヶ月経って、何度も聞いた質問。それでも店長は「あと数ヶ月」。

本当のところは…。病休前からAさんが俺のことを嫌っていた。一緒に働きたくない、と。「神経質でイヤ」、店長は「「(俺と)廊下ですれ違いたくない」という人がいる」と。

「仲間外れノート」もあった。俺以外のメンバーが読む連絡ノート。厨房の奥にあって、一回だけ見て、なんか良くないなと思い、見てない。

実際の理由はそんなところ。7ヶ月間続いた俺の苦しみ。戻ったところで、皆やりにくい。

そこまではっきり気づかず、俺はギブアップして辞職。

都合よくいなくなった俺。

繰り返すけど、ベーカリーは大好きで、元仲間にも俺には嫌いな人は一人もいない。

でも、もう終わったことだから。

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