【②後編/否定される】我が家の宗教対立
⚠すべて個人の感想です。
⚠記事内のイスラム教にまつわる話は、すべて夫から聞いた話です。
⚠私は自衛のため改宗しません・していません。
◇◇宗教対立シリーズ◇◇
【①聞かされる】
イスラム教についてこんこんと聞かされる日々(興味・恐れ)
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【②否定される】
神社に行こうとしてバトって、宗教の話題を出すのはもうやめようと思った話(屈辱・諦念・意地・嫌悪)
↓
【③切り込んでみる】
調子乗って色々質問してみた話(兆し・探り)
↓
【④伝えてみる】
自分の死生観と生まれた意味について思ってることを伝えてみた話(勇気・肯定・雪解け)
続き。
心底怒りが沸き、泣いて怒った私はついてくるなと言いましたが、結局彼は神社参拝についてきました。
道すがら話されたのは Evil(悪) について。
(泣かせといてまだ喋るんかい( º言º))
曰く、
たくさんの人を地獄に連れて行くために、evil が人々の心を支配しようとしてる。
ダラケたりサボったり、パーティー三昧したり、タバコやお酒に耽ったり、ギャンブルしたり、
そういう人をダメな方に導く簡単で甘い誘惑の原因は全部evil。
だから自制ができない人間はみんなevilの思う壺。審判の日に地獄行きが決まって後悔してももう遅い。
俺だって自分の中のevilと常に闘ってる。
ほんとはお祈りしなきゃいけないのに、疲れたからと寝ちゃったり、ゲームを楽しんだり。
コーランの教えで天国への道がわかっているけれど、それを実行に移すのは大変で、evilに打ち勝たなきゃいけない。
いつもいつも、闘ってるんだ。
そもそも、苦しいと思うときそれは正しい道の上にいるという証拠だ。神が試練を与えてくださっている。
でもそれだとたくさんの魂を地獄へ連れていきたいevilに不都合だから、俺らを楽な方へ引っ張ろうとする。
こうして君に色々話しているけど、人間に何の権利があるかわかるか?
それは"選択"だ。
俺は君に正しい道を教えるけど、そうすることが夫として正しい行いだからだ。
神はちゃんと見ている、俺が君に色々と教えていることを。
あとは君次第で選択してほしいから。自分でコーランを読んで学んで正しい選択をしてほしいから、俺は君に何も強制しない。
彼の言うこの"選択"ってつまり、
私が自らコーランを読み神を学んだ末、「イスラム教ってなんと素晴らしいのかしら♡と真実に覚醒め、改宗すること」なんですよね。
彼はその"選択"を私に期待している。
これ言外に、「最終的にイスラム教徒になる選択をしない君は愚かだ」のニュアンスがあるのわかります?
「こんなにクリアで明らかに正しい真の宗教を、コーランを読めばそのことに気付けてしまうこの素晴らしい宗教を、まさかコーランを読んだあと信仰せずにはおられまい。」みたいな。
決して私の拡大解釈ではないことは強調しておきます。
あともうひとつムカついたのは、私の行動を見下した(本人にそのつもりはない)だけでなく、
「俺が君を導いてるのは神がみてるからな!俺はセーフだぜ〜(これは拡大解釈。)」
という自分本位感。
自分だけ難を逃れる感。
まじで、なんでイスラム教徒と結婚しちゃったんだろう。
何で普通に日本で生きてきて、ご先祖様大事にして森羅万象八百万の神に感謝して、素直でピュアな信仰心で神社行くという日常を過ごそうとしただけで見下されなきゃいけないんだろう。
単なる知り合いや友人なら即ブロ縁切りすればいいだけの話が、結婚しちゃったから配偶者。
宗教関連はきっと、一番近い存在によって死ぬまで屈辱を味わわされ続けるんだろうなぁと、イスラム教徒と安易に結婚したことを後悔しました。
と同時に、
無知であったから臆さず結婚できたのだ、との気付きも。
もし深くイスラム教を勉強し、リスクに気付いていたら、「大好きな彼と結婚するかしないか」を相当迷ったことでしょう("しない"を選んでいた未来も全然あり得る)。
でも勉強せず無知だったからこそ、能天気に大好きな彼と結婚することを選べた。
鶏が先か卵が先か。
まぁ現実は結婚しちゃったので、
「はいはい、お前がそんな言うならとりあえずイスラム教のさわりでも学んでやるよ」
と尖った気持ちで読んだのがこちら↓
ニュートラルな視点からイスラム教徒の現状の事実を記した本でした。
(個人的感想は【②番外編/否定される】に記します!結果としては、だいぶイスラム教に恐怖を抱くようになってしまいました😅)
⚠すべて個人の感想です。
(言論の自由に許されますように🙏)
(↑こうして念押ししないと不安なくらい、恐怖を覚えたとも言える。)