英文解釈ゼミ中継+京大英語
以前から気になっていたチョッピーさんのゼミに大幅に遅刻しながらお邪魔しました.
入った瞬間にもしかして、このたべちゃんはますたべ君?と言われて
ギクっとなりましたが、noteの記事の紹介やお褒めをいただいてありがたかったです.(紹介された英文解釈の記事は一番初めの記事にあります.)
さてゼミの中で議論されていたofは京大英語2014年にも出てきたのが非常に印象的でしたので僕としては見た瞬間に飛び跳ねるほど嬉しい気持ちになっていました。
以下の文章です.
⚠︎今回は正確に日本語訳するというより解釈に焦点を当てます.
この部分はofについて2つの解釈があります.
1.陥りがちなミスをしている賢い人の歴史
2賢い人がありがちなミスをする歴史
の二つです.
前者として訳した場合、賢い人の歴史ですが、人に焦点があたるのか
賢い人がミスをしてきたという歴史的な事実に焦点があたっているのか
というのはかなり変わってきます。
これを確定させるのは文章の前後からです.
まずこの文章には哲学の歴史は大部分は
という主語があり、その後
,and以降を見ると、その歴史を知らないと(the history=間違ってきた歴史)我々凡人(you)は同じ過ちを何度も繰り返すということなので
こうしたことを踏まえると賢い人が間違えてきた歴史が焦点だとわかり
ます.
そしてifを見たときは否定を考えるというのは一つの有効な手段です。
今回だとそもそもの文章が否定なので
If you don't knowを
If you knowと考えて
その歴史を知っていれば,私たちは間違えずに済むと
裏返しのような解釈をすることで筆者の主張や主題を掴むこともできると思います.
ifについて最後にまとめておくと
歴史を知らないと同じ過ちを繰り返す(否定の条件)
歴史を知れば過ちを繰り返さずに済む(肯定の条件)
の両方を考えるというのは有効ということです(国語でもこのような手法は大事ですね!)