大学院生向けの47a2ビザについて

こんにちは!

フィリピン大学ビサヤス校に留学しているガオです。

今回は留学準備の中で最難関だったともいえる47a2ビザについて
お話ししようかなと思います。

このnoteを始めたのは、ビザに関する情報を
今後ビサヤに来る君に伝えたかったらというのが
8割くらいの理由です。
自分が実際に申請する段階で情報がほとんどなく
苦労したからです。

が、私自身まだ申請中で取得できていないのと、
よく知っているわけではないので、
私がビザに向け、どういった書類を提出したのかについて
お伝えします。

読んでもらえばわかると思いますが、
「らしい」「だと思う」の連発で真偽についても自信がないです。
ですので、参考程度にとどめ、
気になることは在日フィリピン大使館やフィリピンの司法省、
留学先大学に問い合わせましょう。

とにかく強制送還されないように頑張ってください。
(実際に強制送還されるのかは不明ですが、
フィリピン人たちに「強制送還だー」といじられまくりました)

47a2ビザとは

今回、私の留学で47a2ビザを申請しました。
このビザは

特別非移民ビザは、資格を有する教授、学者、研修生、研究員、学生、技術者、ボランティア等外国籍の方がやフィリピン政府が承認した施設、機関、財団、企業、及びそれらが主催するプログラムに参加し、フィリピンを訪れる場合に発給されます。

https://tokyo.philembassy.net/ja/consular-section/services/visa/non-immigrant-visa-requirements/#nav-cat

というもので、私が修士の学生だから、
このビザを取得することになったのかなと睨んでいます。

多くのフィリピンへの留学生は
9aビザ(観光ビザ)とSSP(特別就学許可)で事足りているらしいです。

日本国内で取得する場合

日本国内で取得しようと思えば、取得できるらしいです。
が、私は間に合わずできませんでした。

大切なのは、大学がフィリピンの司法省とやりとりをして、
47a2の発行手続きを済ませることらしいです。
そうすると、フィリピン司法省がフィリピン外務省に通達して
フィリピン外務省がフィリピン大使館に許可を出すという
フローになっているようです。

フィリピン大使館が許可を受けたら、君の出番です。
大使館に出向いて、書類を提出しましょう。
予約制なので、予約は忘れずに。
あと大使館はすでに日本語が通じないので、
心してかかってください!!

この時に必要な書類は、フィリピン大使館のHPに記載されています。

1. パスポート
2. 非移民ビザ申請用紙 
3. パスポートサイズのカラー写真
4. ビザ申請/発行に関わる同意書 
5. お届け先を記入したレターパックプラス

上記の基本書類に加え、下記の追加書類を提出してください。

1. 日本の各都道府県の警察本部から発行された犯罪経歴証明書
2. 医師からの診断書
3. ビザ申請の推薦状

https://tokyo.philembassy.net/ja/consular-section/services/visa/non-immigrant-visa-requirements/#nav-cat

特にこの中で、犯罪経歴証明書は発行まで2週間程度時間がかかり、
アポスティーユ証明も必要で、それにも1週間かかったので、
お早めに行動することをお勧めします。

ちなみに、いまだにこの「ビザ申請の推薦状」がなんなのかはわかっていません。
大学が大使館宛にビザ申請の推薦状を書いてくれていたのですが、
それを持っていっても有効ではなかったとだけはお伝えしておきます。

これらの書類を提出すると、約1週間でビザが発行できると
大使館の職員の方はおっしゃっていました。

フィリピンで取得する場合

留学から1ヶ月ちょっとが経ちましたが、まだ取得はできていません。

47a2ビザの発行はマニラで行われているらしく、
フィリピン大学ビサヤス校にいる場合は、書類がマニラに送られるらしいです。

以下が提出した諸々です。

  1. 司法省向け47a2ビザの申請用紙
    https://es.scribd.com/document/262433138/Application-Form-for-47-1-2-Visa-doc

  2. パスポート原本

  3. 健康診断の結果(フィリピン検疫局のハンコが必要)

  4. CV

  5. 学生ビザ用のCGAF
    https://immigration.gov.ph/wp-content/uploads/pdf/CGAF/CGAF002REV3_Non-ImmigrantVisa_2019Sep24.pdf

  6. 20枚弱の2*2の証明写真
    こっちでは2cm*2cmの写真がよく必要になります。
    これは大学近くの写真館的なところで撮ることができます

  7. いろんな書類への署名

  8. 6000ペソ

  9. 身元保証書
    これは特に形式に指定はなく、ネット上に落ちてたものを参考に書いて
    親からサインをもらいました。

今後さらに追加で提出が必要になったら
また追記していきます。


ところで、フィリピンでは、日本人の場合、
30日以内の滞在であれば、ビザなしでの入国を認めています。
それ以上の滞在になると、9aビザを延長する必要が出てきます。
(9aビザの延長についても、今後共有できたらなと思います)

今回、47a2ビザを申請している間に30日の期限を迎えそうになりました。
しかも、パスポートはマニラにいるため手元になく、
パスポートがないと、ビザの延長ができないのです。
その場合、どうしたらいいかを移民局に問い合わせたところ、
「しょうがないので、罰金を払ってください。」と言われました。
強制送還とかじゃないだけマシなのでしょうかね。
僕はギリギリのところで一旦パスポートが帰ってきたため、
延長ができました。

ちなみにACRカードという外国人用の身分証さえあれば、オンラインで
9aビザの延長ができるようです。

なぜ日本でビザの発行が間に合わなかったのか

ここからは、僕の言い訳というか、体験談です。
なぜ、日本でのビザ発行が間に合わなかったのか、それは
フィリピン大学ビサヤス校も僕もビザ発行の手続きを
ちゃんとわかっていなかったから
です。
この留学の珍道中の中で、結構好きなエピソードなので
紹介したいと思います。

6月下旬
大学から受け入れ許可証が届き、47a2ビザを取得するように言われる。

7月初旬
大使館HPや大使館に電話で確認したところ、47a2ビザには
フィリピン外務省からの許可が必要と言われたので、
大学に確認のメールを送る。

6日後、「この書類を見せてください」といって
大学からなぜか大使館宛のビザ推薦状が送られてくる。

7月中旬
犯罪経歴証明書の発行やアポスティーユ証明が終わるのを待って
大使館へ行く。
職員に「外務省から許可がないと発行できません」と言われる。
7月初旬にもらった書類を見せるも無効。
慌てて大学に連絡する。「確認します」との返事。

8月上旬
「外務省に書類を送ったので大丈夫、大使館に行ってね」と大学から連絡。

8月中旬
大使館からメールで
「なんか書類来たけどあれ意味ないよ、
大学は司法省とやりとりしなきゃ行けないって知らないの?」
と言われる。
急いで大学に転送するも金曜日の夕方なので、3日待つ。

3日後、どちらにしろ、大使館の予約は入れていたので
大使館に行って頼んでみるもやっぱり無理。
9aの発行を頼むも9a発行の推薦状がないので断られる。
大学からは「確認します」の返信のみ
以後返信なし
ビザなし渡航を決める。

こうして、まとめてみると、なかなかすごいですよね。
ちなみに返信はこちらから催促をしない限り来ないと思った方がいいです。
嫌われてるだろうなと思うくらい催促メールを送りました。

一応そこから現在に至るまでの時系列もお伝えします。

8/29 
フィリピンに入国する。  この時点で観光ビザの期限は9/28。

8/31
司法省向け47a2ビザの申請用紙を提出する。

9/5
健康診断の結果やパスポートを大学に提出する。
この期間に、人生初の検便をやりました。
異国の地で初の検便で緊張して全然できなくて、
付き添ってくれた友達に申し訳なかった。

9/6
CGAFを提出する。

9/9
CGAFを追加でもう一部提出する。

9/17
お金を払う。

9/23
大学が司法省に諸々を提出、最短7営業日で発行と言われる。

9/25
ビザの期限が迫っているため、移民局に現在の状況を相談したところ、
「罰金さえ払えば大丈夫」と励まされる。

9/26
急にパスポートだけマニラから帰ってくる。
どうやら、観光ビザ延長のために返してくれたっぽい。

9/27
観光ビザを移民局にて延長する。観光ビザの期限は10/27に。
大学に戻った後、再度パスポートを提出する。

10/9
最短7営業日をゆうにすぎるも、音沙汰なし。

こんな感じですね。
厄介なのが必要になる書類を一度に教えてくれないところです。
流石に10/27までに発行してくれないかなとは思いますが、
もし発行されなければ、
マニラからパスポートが返ってくるように祈るか
罰金を払うまでです。

とにかく困ったことがあったら
大学と移民局にしつこく連絡することが最重要です。

幸運を祈ります。


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