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【専門課程レポート】「吉原ゼミ」第5期 第4回目講義 長崎編

こんにちは!次世代まちづくりスクール「吉原ゼミ」TA(ティーチングアシスタント)の小濵です。今回は1/28.29(土/日)に行われた、第5期「吉原ゼミ」長崎編の模様をレポートします!前回は前後編としましたが、今回はあえて2日分をぎゅぎゅっと、濃縮版をお送りさせて頂きます!

第5期「吉原ゼミ」のコンセプトは『「休眠不動産を用いたまちの活性化」を、次世代まちづくりイノベーターたちと学ぶ』です。吉原ゼミの特徴は何と言っても今の一次情報を知ることが出来る点にあります!現場に足を運べる機会もゼミの回数も随一。読者の方とともに僕自身も学んでいけたらと思います!

今回の講義テーマは長崎より「現存する戦後最古の団地再生と、斜面市街地問題への活動を学ぶ」でした。前回は福岡県と熊本県の事例を紹介しましたが、同じ九州での開催となりました。今回は私、小濵も土日開催とのことで、お恥ずかしながら初めての現地参加をさせて頂いておりますので、より生の部分や、現地で僕が撮影した写真なども見て頂きながら、現場の空気を感じて頂けると幸いです。
また、過去の投稿もまだ見られていない方は、ぜひこちらからも確認してみてください。

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1.戦後最古のRC造 旧魚の町団地と、未来へと投げかける「在り方」

 初日は長崎市の中心部に位置する戦後最古のRC造(鉄筋コンクリート造)旧魚の町団地に伺いました。戦後最古といっても実際何年に建てられたかというと、なんと1948年。終戦は1945年なので、その3年後にはRC造の建築物が長崎の中心部に建設されたということで大変驚きました。ちなみに1948年に建設された団地で現存するのは長崎、広島、下関の3棟だけとなっており、長崎はそのうちの1つとなります。(※敷地内への無断立ち入りは遠慮いただくようお願いします。内部見学は長崎県へお問い合わせください。)


魚の町団地の屋上です

内部としては6~8畳の和室、台所、トイレがありますが、当初は浴室が無かったところに1978年に追加となります。追加となった浴室はなんと玄関から出て階段を上った正面にある形になっており、離れのような形となっていました。

簡潔な概観としては以上ですが、今回のポイントはこちらをどう使っていくかを検討しているところになります。旧魚の町団地は2019年にその役目を終え、現在は電気も水道も通らない状態となっています。

テナントとしての貸し出しも検討をされながら今後の展開を検討されていくようです。

また、午後からは団地愛好家/地方住宅供給公社職員の有原啓登さん、長崎大学大学院の奥原智裕さんのお二人に講義を頂き、団地への思いを深めることが出来ました。

次世代まちづくりスクール(以下、まちスク)に興味を持ってくださったあなたも、街中にこんなビンテージビルはありませんでしょうか?まちスクではこうした物件を行政の方などとも連携をしながら視察に伺わせて頂いています。ぜひ共に、物件の価値創造を考えていきましょう。

魚の町団地

 

2.斜面市街地の使い方をみんなで大検討会

 2日目は長崎市内の斜面地散策からでした。手前味噌ですが、大学時代の友人が自転車に乗れないと言っていて、それが斜面が多いからという話をしていました。当時の自分は正直疑っていたんですが、確かにこれは凄いぞとなる急斜面でした。

それから長崎県庁に戻ってきて、
お昼ご飯には吉宗(よっそう)さんの蒸寿し(むしずし)を頂きました。
本当においしかったので挟ませて頂きました(笑)

吉宗さん!このサイズの茶わん蒸しは最高ですね

午後からは斜面地の大検討会ですが、様々な意見が交換されていましたが、
お恥ずかしながら不動産の専門的な部分が非常に多く、
分かりやすく書けるほどの理解に及ぶことが出来ませんでした...。(ご容赦ください...。)

午後からの斜面地活用 意見交換会

そんな中で、意見を求めて頂きましたので、Twitterを学生時代から運用していた私からあくまでも私見を僭越ながら簡潔に書かせて頂きます。

長崎に来て、まず驚いたのは圧倒的な独自の文化です。和洋折衷という言葉では括りきれないほど、知らなかった文化が多分にあります。(散歩をしてみると、意外と喫茶店が多いことに驚きます。)

ミルクセーキが名物のお店。地元の方がたくさんいて非常に良かったです

そこで、これらを地元にいる若者がどれだけ面白がってから、地域にアイデンティティをもって発信できるかだと思います。私自身も大学時代に多くの学生とSNS上で知り合っては、有名な観光地はすっ飛ばしてその地域に伺っていました。それは、個人的に有名な観光地よりも、誰かが面白がっている地域の方がワクワクするからです。

ぜひそんな学生とともに、魅力が伝播していくと嬉しいです。
自分も出来ることからぜひしたいと思います。

コンテンツは強いからこそ、それをどこで、誰が、どれだけの人に繋げられるかだと思います。偉そうに語ってしまい恐縮な気持ちになりながら、自分も岡山を離れて岡山を発信することの価値を感じているので、同じ想いの方とつながれると嬉しいなと思った次第でした。

3.最後に

今回参加させて頂いて、情報を誰からどのように得ていくのかについて考える訪問となりました。まず私は今回、長崎県庁の方と一緒に散策出来ると伺った時に「これは前乗りをする必要がある」と感じました。

なぜなら、まちを知るうえで大変興味深いのはポジショントークだと自分は思っているからです。ここでいうポジションとは、出身地、職業、個人の趣味に至るまで全てのことを指します。

大学時代までの私は、地方で能動的に活動をされている団体や地域を伺い、行政ではない方々のお話を伺う機会が多く存在していました。新潟で雪かきをさせて頂いたり、京都の北部でオンライン授業を受けながらオフラインでインターンをするなど貴重な経験も数多くさせて頂いたと感じております。

ただ、その経験の中で感じたのは「行政の方々は何に困っているんだろうか」という素朴な疑問でした。長くなるので一言で、今回参加者のお言葉を結びとするなら「データはもちろん大事だけど、1次情報を取りに行くこと」が大切だと思います。自分自身、在宅ワークでデータ分析などを行う仕事を本業としていますが、現場に出なければデータの見方も誤ったものになると感じました。ぜひ一緒に現場の声を聞きに行きませんか。

次世代まちづくりスクールでは、
オンライン+実践的な講座をサブスクリプションで学べる3つコースでまちづくりを学ぶことができます。
・幅広い知識を学ぶ「一般教養課程」
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・空き家再生プロデューサーを目指す「資格講座」

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ご興味ある方はぜひ下記リンクより、ご連絡お待ちしています。

https://school.hello-renovation.jp/

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吉原ゼミTA 小濵慶太のTwitter:https://twitter.com/heavy_keita

<プロフィール>
ー 出身は岡山県の現在23歳、人材広告業を行う企業に勤務。
ー 知人に紹介を頂き、今期からTAとして参画中。
ー ぜひお気軽にご連絡ください!

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