アビスの歴史【2022~2024】
長く続いたジョー編が終わりウィン君編が始まりました。
そんな新主人公斬札ウィン君の使うデッキ、アビスとジャシンについて解説していきたいと思います。
ぜひ長いアビスの歴史を見ていってください!
第1章 深淵からの復活 2022.9
6年間続いたジョー編が終わり、ウィン編が始まりました。
2022年9月10日にスタートWINデッキ 「邪神・フロム・アビス」、2022年9月17日にゴッド・オブ・アビス 第1弾「伝説の邪神」が発売しました。
今弾の目玉のアビスは《アビスベルジャシン帝》《邪侵入》。このカード達は長い間アビスを支えています。
ジョーカーズに代わる新たな主人公デッキということもあってdmpは大いに盛り上がりを見せました。
カードプールは狭かったですが、既存の非アビスカードを取り入れて戦っていました。
当時は全体的なカードパワーが低く、《とこしえの超人》《若き大長老 アプル》等のメタカードも辛いため、とりあえず強化を待とうといった見解でした。
第2章 超絶強化
2022年12月17日に「轟炎の竜皇」が発売しました。
《邪龍 ジャブラッド》《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》《ブルーム=プルーフ》が収録され一気に環境入りするほどの大躍進を見せました。
特に《邪龍 ジャブラッド》は、アビスを大きく変えました。
cip(出た時の効果)の墓地肥やし、除去耐性、打点形成などをこれ1枚で可能にしました。
《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》は、ピーピングハンデスで落とした手札のcipを利用できるようになりました。
当時環境topだった4c邪王門の《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》を利用して《百鬼の邪王門》を唱えられなくしたりすることでフィニッシュ力が上がりました。
《ブルーム=プルーフ》はアナカラーハンデスの《キユリのASMラジオ》《絶望と反魂と滅殺の決断》、革命チェンジや侵略をメタることができます。
アグロデッキには12枚のトリガーと多くのブロッカーで対応し、ハンデスには逆にアビスラッシュで展開したりするなど多彩な戦い方を可能にしました。
第3章 深淵と絶望 2023.2
2023年2月18日に「~闇のキリフダたち~」が発売しました。
その弾で収録されたアビスは《漆黒の深淵 ジャシン帝》のみでした。
cipの除去が非常に優秀で《とこしえの超人》を墓地がない状態から除去できたり《ブルーム=プル―フ》から繋がって、《若き大長老 アプル》等のメタを除去できます。
また、これは少し先の話になるのですが、攻撃する時の6以下のクリーチャーを蘇生できる効果で《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》や《単騎連射 マグナム》を使ってフィニッシュ力を上げたりしていました。このカードで対応力が上がりもっと活躍すると思われていました。
あのカードが無ければ
はい、《絶望神サガ》です。読むのも億劫な人向けに説明すると手札と墓地にサガがいると、勝ちます。
サガは墓地を利用するデッキなため、サガに刺さるメタは黒単アビスに刺さるという飛んだ流れ弾を喰らいに喰らいました。
こいつのせいでサガより遅いデッキと、サガをメタれないデッキと、サガと同じメタが刺さるデッキが全滅しました。
第4章 希望を捲れ 2023.4
2023年4月22日にアビス・レボリューション 第1弾 「双竜戦記」が発売しました。
新能力「メクレイド」は山上3枚見て特定のカードを1枚出せる能力です。
運と爆発力を兼ね備えた面白いギミックでした。
今弾の目玉アビスは《深淵の螺穿 ラゼル=ズバイラル》。
このカードは、アビス・メクレイド8の当たりのカードです。
気になるその効果は、出た時と、タップした時と、離れた時に以下の4つの能力から2つ選んでそのうち1つを相手が選ぶというトリッキーなカードです。
全ハンデス
全破壊
マナ3枚しかアンタップできない
2つブレイク
こいつが出ること相手に大きく有利をつけることが最低でも2回使うことができます。
本来のコストが8と重いため《ノラディ:ド:スルーザ》や《ド:スモンマー》などで踏み倒すのがメインの使い方です。
しかしアビスとは食い合わせが悪くメクレイド軸よりもジャシン帝軸のほうが使われました。サガのせいで活躍なくて書くことない
第5章 52枚(40枚) 2023.5
2023年5月20日スタートWIN・スーパーデッキ 「深淵の邪襲」が発売されました。
このデッキは、《ドアノッカ=ノアドッカ / 「…開けるか?」》などの優秀な新規と《絶望と反魂と滅殺の決断》などのうれしい再録があるデッキです。
初動は《ブルーム=プルーフ》などでテンポをとって、《グ:ボガメン》などのメクレイド獣で展開していきます。
新規、再録ともに強く、既存のカードと合わせたメクレイド軸がさらに強化されました。
cm
第6章 W・メクレイド 2024.6
2023年6月24日にアビス・レボリューション 第2弾「忍邪乱武」が発売されました。
今弾の目玉はoverレアの《邪闘 シス》です。
《邪闘 シス》はアビスラッシュ持ちのアビスで、出た時に相手のクリーチャー1体のパワーを-∞するという桁外れの能力です。
それだけではなく攻撃時にアビス・W・メクレイド5で山札の上から6枚みてその中からコスト5以下のアビスをだして大量に展開することができます。
その他にも最強クラスのハンデスカード《謀遠 テレスコ=テレス》や、ぬいぐるみなった《ガ:ナテハ》なども収録されていました。
当時のカードでデッキを作るならこんな感じ。
もっと気になるならこの動画を見てね~
第7章 レボリューション 2023.9
2023年9月16日にアビス・レボリューション 第3弾「魔覇革命」が発売されました。
アビスに新たな戦法、まさに「革命」をもたらした《アビスベル=覇=ロード》が1番の目玉カードです。
このカードによっていままでジャシン帝に頼り切っていたアビスに緑を入れる選択が生まれました。
こうして誕生したデッキが「黒緑アビス」です。
先3力欲しによる上振れや《邪幽 ジャガイスト》による展開、《アビスベル=覇=ロード》のボードコントロールなどの対応力で入賞報告が多くみられました。
非常に強力なこのデッキは冬の殿堂までtier1~2の安定した立ち位置をキープしていました。そしてその冬の殿堂でもっとつよくなりました。
第8章 ファー否る宣言 2023.12
2023年12月16日にアビス・レボリューション 第4弾「竜皇神爆輝」が発売されました。
自分のターンの初めに1度だけ使えてゲームを終わらせるほどの強力なアドバンテージを得る「終極宣言」という新能力がメインのパックでその能力をもったアビスが《シス=魔=シャル》です。
コスト5以上のアビスと革命チェンジして出せて、出た時に墓地の枚数以下のクリーチャーをすべてマナに送って「終極宣言」の次のターンまで残らないという弱点を解消しています。
そしてその肝心の「終極宣言」の能力が墓地とマナからアビスを3体まで出せる能力です。
この能力で盤面を制圧して一気に勝利まで持っていける切り札です。
第9章 王道 2024.4
2024年4月13日に王道篇第1弾 「デーモン・オブ・ハイパームーン」が発売されました。
今年のメイン能力はハイパーモード。
自分のクリーチャー1体タップして能力を開放することができる超化獣がたくさん収録されました。
このパックは黒単アビス、黒緑アビスともに大きく強化しました。
まず黒単アビスは《深淵の憤髄 ファウン=テイン》《霊淵 ゴツンマ=ダンマ》などが収録されました。
特に《深淵の憤髄 ファウン=テイン》は、墓地にクリーチャーが6体いると2マナで出て、墓地から闇の3以下のクリーチャーを2体出せるパワー8000のブロッカーです。
今までジャシン帝がいないと何もできなかった黒単アビスから新たな可能性を生み出しました。
黒緑アビスは《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》が収録されました。
《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》は確定除去と墓地肥やしと蘇生すべてをこなすカードです。
確定除去は今まで黒緑アビスが喉から手が出るほど欲しかった効果で、墓地肥やしは蘇生したいカードを探して蘇生効果は黒緑アビスにループフィニッシュを生み出してDMGP20241stのオリジナル、アドバンスともに優勝し最強デッキに成り上りました。
第10章 ビビる強さ 2024.6
2024年6月22日に王道篇第2弾「カイザー・オブ・ハイパードラゴン」が発売されました。
今弾の目玉カードは《邪魂龍 ジャビビルブラッド》。
自分の墓地から出たクリーチャーに疑似SAを与え、ハイパー化すると自分アビスの初めてのアタック時、2枚肥やして3以下のアビスを蘇生することができます。
このカードが黒単アビスに与えた力は「最速3キル」と「ループフィニッシュ」です。
3ターン目に邪侵入→ジャビビル→漆黒ジャシン→コブラ・・・とてんかいすることで最速3キルし、
百発マグナムとアーテルで簡単にいうと盤面0手札も0クリーチャーと呪文が使わせずダイレクトアタックが可能になりました。