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光る君へ

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#エッセイ

志そのものが変わっていく「光る君へ」第43話(2024年11月10日)

志そのものが変わっていく「光る君へ」第43話(2024年11月10日)

公任と実資、斉信と道長はいとこ。

公任が斉信に出世の先を越され、スネて出仕しなかった折、辞表を出せとそそのかしたのは実資だった。
実資が御簾の陰から女性に誘われたのは公任の館。なるほど、いとこの関係と知れば、納得。

細かい接点が楽しい。

彰子と敦康親王が一緒に楽しんでいるのは、敦康親王の好物と清少納言が言っていた椿餅かな。

まひろの衣装の着付けが、年を重ねた女性らしく首が短く、背中に丸みを

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み〜ち〜な〜が〜「光る君へ」38話雑感(2024年10月12日)

み〜ち〜な〜が〜「光る君へ」38話雑感(2024年10月12日)

「あなたは偉くなって、下々の者が暮らしやすくなる政をして下さい」
えっ?室井さんと青島?
踊る大捜査線かと思った。
道長とまひろの「光る君へ」でした。

踊る大捜査線は「室井さんは偉くなって現場が動きやすいようにしてくれ。階級に邪魔されて下は身動き取れない」
階級?身分?
あれあれ、平安貴族社会?

まひろと直秀を埋葬したり、一条帝即位の時は高御座に置かれた生首の血を「穢れておらぬ」と袖で拭った男

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あの時も今も君は三郎だったのだね。光る君へ36.37話雑感(2024年10月5日)

あの時も今も君は三郎だったのだね。光る君へ36.37話雑感(2024年10月5日)

テレビドラマが好きだ。
セリフよりも能弁に語る映像が。

皇子が生まれた時の、光と闇を強調された道長の顔だけでなく、倫子、赤染衛門、まひろと、眼差しが多くを語った両回であった。

37話の始まり。
内裏に戻る彰子が帝のお土産にまひろの物語を冊子にしたいと満面の笑みで言う。
とろけるような顔で孫を抱いていた母倫子の顔が一瞬こわばる。
とはいえ、愛する娘の提案に笑顔で「よい案」と応える。
帝との子をも

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