超個人的環境デッキ対策研究2(黒緑アビス)

 【定期】この記事は来る超CS横浜に向けて、自分とチームメイトの頭の整理を兼ね、環境デッキを解説する記事である。
環境デッキ解説第2弾「黒緑アビス」
言わずと知れた、主人公種族のアビスが全てを刈り取り、最強クラスの展開力を手に入れ環境に君臨したぞ！
2ターン目のブーストから4マナor5マナ域で3面展開ないしハンデスが飛び、6ターン目には何故か盤面に大量のクリーチャーが並んで手が付けられなくなるぞ！
リスト↓

 「強いところ」
闇文明、自然文明のやりたいことを全部できる！
破壊、ハンデス、蘇生、大量展開、墓地リセット、手札補充(あれ、これは水文明じゃね？)
メクレイドとパワカの最強の親和性
うおおおアビスメクレイド5！
マーダンロウで相手の登場効果パクるぜ！テレスコ置いて永続ハンデスandドローだ！ヤバダン来たぜ確定除だ！まぁ、何されても普通につらいんですよね。
さらに！このデッキマジックと違い、メクレイドというギミックを活用することで、動きの柔軟性を確保しながら、ロングゲームになった時にメクレイドの性質を利用して後半に使いたいカードを山に残したり、後々のメクレイドの出目を固定することが出来るんですね。
でも、マクアの墓地リセットで乱されるって？
ヾﾉ・ω・`)ｲﾔｲﾔあいつなんかシャッフルして山下なんですよ意味分かりません。絶対確信犯だろ。
出力がおかしい主役カード、ジャガイストくん
手札2枚捨ててアビスメクレレイド5して、山札からでたコスト以下のアビスを墓地から蘇生してその子は即時打点だよっと………………？？？？？
デメリット(笑)の手札2枚捨ては、テレスコやマクア出すことで帰ってきますし、何にしろ手札に引き込んだ強めのアビスを出せるという事象そのものが強い……
つまり、黒緑アビスにおいてのジャガイストくんの登場時テキストは山札と手札からコスト５以下のアビスを2体踏み倒すという、絶対五コスから出ては行けない出力が出てるんですねぇ……
殿堂カード比較するとプレ殿堂の「生命と大地と轟破の決断」と同出力なんですよね(なんならマナ減らないのでこっちのが強いまである)しかも、「力が欲しいか」や「フェアリー・ギフト」が絡むと1ターン早く使えるんですよね……(？)
なんでぇ？
私情が入りましたが要約すると、妨害飛ばしたり、ハンデスしながら3or4ターン目に強度の高いクリーチャーどもが4面展開してくるんですよ……並大抵のデッキではカードパワーの暴力に押されますし、いくら受けが固くてもハンデスのせいで反撃に出られないんですよね。
これが、主人公のやる事です。
「弱いところ」
実は、このデッキ、ハンデスというギミックの天敵であるトップ解決は克服していないんです。つまりハンデスしていても、マナをしっかりと伸ばされてしまうと盤面をひっくり返しうるパワカ(ドルファなど)を叩きつけられるとそのまま壊滅してしまうんですよね。
また、実はハンデスするデッキでありながら序盤のハンデスに弱かったりします。何故かと言うと、リソースの確保はマクアやテレスコなとの五コス帯のカードに任せっきりのため、それまでにリソースを狩られるともたつきやすいんですよね。また、ジャガイストのメクレイドは手札2枚捨てないといけないので、普通に手札が足りなくなっちゃいます。
さらに、実は受けがかなり貧弱だったりします。
もちろん、ジャガイストなどがブロッカーなのでそいつらが並んだあとは大丈夫なのですが先3で走れる赤単や上振れマジックにはフェアリー・Re:ライフをを踏んでくれない限りそのまま轢き殺されるという弱点もあります。
「対策カード」
ハンデス(2コス)(ウォズレックの審問、悪魔妖精ベラドンナ等)
先程説明したようにこれらのカードを2ターン目に打つことでテンポを遅らせることが出来るんですね。まぁ、返しのターンにギフトテレスコが飛んできたら諦めてください。
マッドネス(グレンリベット、パウアー等)
マッドネスは相手のハンデスに対応する効果です。
特にグレンリベットは手札から捨てられると山上3枚を公開してドラゴンをコスト制限なしに一体踏み倒すという派手な効果を持っています。上手い人は、マーダンで確認したりしてくるので刺さる時と刺さらない時があります。
パワカ叩きつけ(ドルファディロム、ゲンムエンペラー)
GPで2位にまで上り詰めた5c蒼龍はこの理論じゃないのかなと思ってます。
ドルファディロムが立つだけでアビスベル＝デスロード以外が吹き飛びます。
ゲンムエンペラーが立つだけでアビスデッキは9割バニラになります。
まぁ基本的に大抵のデッキはどちらかが出るだけで厳しいので、しょうがない負け筋とも言えます。
一応、1枚だけの邪闘シスが回答になっています。

総評
デッキとしての完成度が高く、カード間シナジーもかなり高い入賞数2位は伊達じゃない、最凶のデッキです。
マジックと違い、一応対策も出来るので、ある程度デュエマをさせてくれます(勝たせてくれるとは言っていない)また、このデッキはマジック以上に練度が出るのでまず初見だと手札が枯れたり、思うように動けない時もあるかも。そういう時は、今年のGPや解説動画、デュエチューブリーグなどを参考に動き方を頭に叩き込もう。