ぼくらの冒険記ゼロ【#7_初めての富士登山チャレンジ(その3)】
【Facebook Diary】~14年間もの間 Facebookに子どもの成長を書き続けた親父のブログ~
#7_初めての富士登山チャレンジ(その3)
おはようございます。
トンチキ親父です。
14年前の長男初めての富士登山チャレンジの投稿(その3)です。
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2011年7月24日 Facebook投稿
長男
やったぁ!九合目だぁ!
でも、睡魔がさらに忍び寄る…。
長男
やったぁ!ついに九合目半だぁ!
あとは、気合で乗り切るのみ!
いざ!ご来光!
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今振り返ると、この時の長男は本当に強かったと思います。
寒さと睡魔と闘いながら、一歩一歩、足を進める姿に私は感動したのを覚えています。
この写真も、弱音を吐きたかったかもしれませんが、グッとこらえ、ひたすら頂上を目指していました。
ただ、時おりとてつもなく眠たかったのか、耐えきれず「眠い」とだけ言い残して休憩場所の地べたに寝ころぶなり、寝息を立てていたのを思い出します。
親としては休ませてやりたい思いと、ご来光を見せてやりたい思いが衝突し心苦しかったですが、ご来光ミッション遂行のため、心を鬼にしたことを覚えています。
なお、子どもの登山では睡魔と体力以外にもう一つ大きな敵がいます。
それは高山病です。
これは子どもだけでなく大人にも該当するものですが、高地で酸素が欠乏することによって引き起こされるものです。
症状には、頭痛、疲労、吐き気や食欲不振などがあり、より重症になると、息切れ、錯乱、そして昏睡などが現れます。
怖い病気です…決して侮ってはいけません。
ただ私も注意して長男を見ていたのですが、幸いにも高山病の影響はなく、結局この富士登山を成し遂げたのです。
そして今、これらの経験が長男の人生に少しだけ影響を及ぼしているのではないかと感じます。
それは、長男が大学3年生の時、日本百名山を登るために大学を休学して旅に挑んだことです(これは拙著「ぼくらの冒険記」につながる経験でした)。
先日、長男と懐かし話としてこの富士登山の話をしていると、
「お父さん、今考えるとあの時、高山病やったんちゃうかと思うねん…」
などと、のたまいました。
今頃言うなや…
と、ゾゾっとしてしまいました。
ブログをお読みのお父さんお母さん、登山をする場合はくれぐれも無理のないように気を付けてください!