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切ない美メロの萌え断ミルフィーユ、KAWALAをちょっと聞いていって
今日どうしたって紹介したいのはこちら。イギリス、ロンドン、カムデンのバンドKAWALA。「カワラってあの瓦…?」と思ってしまうのですが、アラブにKawalaという同じ名前の楽器があるのでそっちが由来なのかはたまた夢に出てきた名前なのか…。
これまでに毎年、EPやシングルをコンスタントにリリースしています。軽快なポップもあり、しっとりバラードもあり。5年前結成の若いバンドながら独特の世界観を作り上げていてすごく注目しているUKの5ピースバンドです。
美メロの萌え断ミルフィーユ
すっかりわたしはKAWALAのサウンドに魅了されてしまったんですが、そのきっかけとなった曲はこちらです。
KAWALA / Moonlight
情景が浮かぶような美メロ。中でもハーモニーが魅力。断面萌え間違いなしのミルフィーユのようなハモリにうっとりします。ハーモニーテロ、ハモテロです。
穏やかな湖にリフレクトする月が見えてくるよう。曲の冒頭から出し惜しみのないハモリの萌え断ミルフィーユが押し寄せます。
でもなぜか胃もたれしないのはこのヴォーカルJimのソフトでいてジェントルな声質だからでしょう。KAWALAの世界をある種独特に作り上げているのはこの声なのではないでしょうか。
それに曲のセンス、最高すぎない?いや、最高すぎるよ!音楽を絵画にできるとしたらわたしはこの曲を額縁に入れて飾りたい!!
デザインされた音の余白
次の曲は新曲!このタイトル「ん?カバーかな?」って思っちゃうよね。でも違うよ、オリジナルです。これがまたいいのよ。
KAWALA / Ticket To Ride
デザインにおける余白ってものすごーく大事だけど、音楽でもそうなんだよね。この曲を聞いて余白が思い浮かんだ。引き算で生まれる音の余白が素晴らしい。
それによってどこか肩の力が抜けたリラクシーな雰囲気を醸しています。
ミュージックビデオもいい感じだよ。
緻密なまでのハーモニーの秘密とは?
メインヴォーカルはJim Higson。UKバンド界隈ではわりと珍しく楽器を持たない専念型のヴォーカリストです。背が高い!
ギター&ヴォーカルのDaniel McCarthy。ははァーさてはおぬしがミルフィーユのクリーム担当?と思いきやとんでもない、このダニエル氏がこのバンドのパティシエ…じゃなくてソングライティング担当だった。バンドのブレインです。
Ticket To Rideのアコースティックバージョンはこちら。
バンド結成当初の2015年はフロントマン2人のアコースティックデュオだったとのこと。どうりでこんなピッタリと寄り添うような緻密なハーモニーを紡げるのですね。ナットク。
そこにリズム隊が加入して表現の幅が広がるわけですよね。ドラム、ベース、そしてギターも。
似たバンドだとBombay Bycicle Clubが引き合いに出されるようで。確かにボンベイ好きな人はきっと好きだと思うな。
KAWALAをゲームに例えるなら聖剣伝説。あのせつないおとぎの国のような幻想的な世界観です。例えばこんな。
KAWALA / Wash Away The Wild
フォーキーな中に少しミステリアスなスパイスの効いた新しい感覚のバンドだと思います。
先月末にストリーミングでライブを開催していた動画を通して見てみたけど、しっかりと聞かせる系のまじめなスタイルだった。ライブ、見てみたいなー!
いつまで見られるかわからないけどこちらで↓
KAWALAはどの曲もどうしようもなくささってしまうよ。どんどん曲を作っておくれよ。これからの活躍に期待です!