12月の朝、1月の海
2週連続でELLEGARDENの話をする事を許していただきたい。なんせ今週は16年ぶりのアルバムの発売日。もっとも、僕がELLEGARDENを聴き始めた時はもうすでに活動を休止していたので、僕にとって彼らのアルバムの発売日は初めてだ。
12/20、発売日の前日。所謂「フラゲ日」というやつだ。新宿のタワレコに駆け込んで無事購入。しかしその後に控えていた飲み会のおかげで、フライングしているのに当日は全く聞けず。
12/21、二日酔いの体を無理くり起こしてからイヤホンで耳を塞いだ。朝の冷たい空気の中、まるで夏が来たような気持ちになる。
発売に先立って、アルバムタイトルと収録曲が発表された。真っ先に目に止まったのは「チーズケーキ・ファクトリー」という曲。
まだ1秒も聞いてないのに、好きな曲になると確信した。
一月のサンタモニカを思い出す。寒くはない。が、暑くもない。薄暗いレストラン。ウェイターは必要のない時ばかりくるクセに、いざ呼ぼうとしてもどこにもいない。
僕らはまだ知らない。この後、一月の海に飛び込む友達が目の前にいて、ユニクロでTシャツを買って、いずれそのTシャツを着た彼と東久留米のラーメン屋に行く日々がやってくることを。
12月の朝は寒く、冷たい風が吹きつける。マフラーに顔を埋めて耐え忍ぶ。
今度のアルバムは、やっぱり最高だな。そう思う。
1月の海に入る前に行ったのは多分、「チーズケーキ・ファクトリー」だった。あの日々のことを、未だに書けてないけれど、いつかは形にしたいと思っている。
何もなくって笑った日を
たまにふっと
あとになって思い出して
今の君と探す旅へ
あれからずっとそのままで輝いている