大谷翔平が奥様を公開した日にも
『〇〇が××した日にも、僕は△△していた』という表現をどっかで見たことがあるような気がする。アニメ?本?マンガ?詳細は思い出せないけどこれを読んでる人も多分なんとなく分かると思う。分かってほしい。
前半の部分には大抵「世間一般的に広く知られていること」が書かれる。たとえば、「アポロが月に着陸した日にも」とか「東京にオリンピックが来た日にも」とか。
後半はその出来事の大きさと対比させるように、日常と変わらない日々を過ごす自分の小ささみたいなものを書く気がする。ソースとかないので分かりません。すみません。
ここ最近では「ロシアが戦争を始めた時も」という文章が浮かんだ。世界のどこかで戦争が始まったというのに、僕の日常に大きな変化はなかった。
無論、当事国でないのだからそこまで大きな変化は起きないのが当たり前なのだけれど。いつも朝寄っているコンビニでも、混み合った中央線でも、「戦争」のせの字も感じられないことがなんだか不思議で、自分が生きているこの場所と同じ時間に戦いに直面している人がいるという事実はにかわには信じ難かった。
「東京が雪に包まれた日にも」という書き出しだったらどうなる?この間の雪の日は街に繰り出して写真を撮っていた。北海道では一度もこけなかったのに、東京でまさかの転倒。めちゃくちゃ恥ずかしかった。
この文も悪くはないが、タイムリーでないといけない。そういえば10年前の大雪の日は何をしていたっけか、と思い出すが同時に10年前というのが自分が高校生だったことを思い出して青くなる。時の流れは恐ろしく速い。置いてかれないようにしがみつくので必死だ。
例えばの話だが、日本以外の国でこれを適用するならどんなものが上がるのだろう。
アメリカの田舎に住むティーネイジャー、イーサンは出来のいいの兄ちゃんと違っていじめらへている。「男らしくしろ」と毎晩お父さんに怒られては不貞腐れて自室に籠る。ある日同じくクラスで浮いているロバートに声をかけられて初めてロックバンドのコンサートに連れてかれる。そんな中、今度のツアーでついにこの田舎町にティラースウィフトが来るというニュースが流れた。
みたいな感じになったら多分イーサンは「ティラーがこの街に来た日も、僕はweezerを聴いていた」と書くだろう。他にもイギリス版とかフランス版とか書きたいけど、多分上手く書けないと思うのでやめておく。
ここまで書いてきて改めて思ったが、このフォーマットの書き出しで話を始める事ができるほどの出来事は多分だけどそんなにない。
「近所のおばちゃんがポイントカードを失くした日」では何にもならないし、「お父さんが車を買った日」でもギリどうでもいい。
「ジャニーズが改名した日」だったら多分一部界隈ではいけそう。「元号が令和に変わった日」くらいなら結構いい線行ってると思う。
今日のことを書くなら多分、「大谷翔平が奥様を公開した日にも」がぴったりだ。大谷翔平はもうそのレベルだと思う。多分他にも色々あるけど、今日のビッグニュース且つ名前の知られている人物は彼を置いて他にいなそうだ。
そんな書き出しを、あえて末尾に付けさせてもらって今日のnoteを終わらせようと思う。
大谷翔平が奥様を公開した日にも、僕はnoteを書いていた。