江戸のメイルマガジン第334号 2023年9月1日、お届けします
江戸のメイルマガジン 334号 2023.9.1発行
九月が始まりました。朝晩、心持ち涼しく感じるようになりました。
秋がすぐそこに来ています。来週は佐渡に行くのでお休みします。
佐渡で能楽を二日見て、お鮨を食べ、豊かな自然の中で過ごしたい
と思います。みなさまも素敵な週末をお過ごしくださいね。
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1. たばこと塩の博物館「芥川龍之介がみた江戸・東京」
2. 出光美術館 江戸時代の美術—「軽み」の誕生
3. 太田記念美術館 美人画 麗しきキモノ
4. サントリー美術館 虫めづる日本の人々
5. 山種美術館 【特別展】日本画に挑んだ精鋭たち
6. 和傘で庭園めぐり 都立文化財9庭園で実施中
7. METライブビューイング アンコール上映 8/25-9/28
8. 国立新美術館 テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ
9. 京都国立博物館 特集展示 茶の湯の道具 茶碗
10. 東京国立近代美術館 ガウディとサグラダファミリア展
11. 小石川後楽園 「処暑(しょしょ)」 8/23 - 9/7の見どころ
12. 皇居東御苑 花だより
13. 江戸のくずし字講座の9、10月 宣伝です
14. 台東区ボランティアガイド フリーガイド(浅草・上野・谷中)のご案内
15. 「順徳院」書籍のご案内
16. 国文学研究資料館 くずし字を読む、国文研千年の旅
17. 江戸のくずし字講座のご案内 2023年9月10月オンライン授業のご案内
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1. たばこと塩の博物館「芥川龍之介がみた江戸・東京」
https://www.tabashio.jp/exhibition/2023/2309sep/index.html
日本を代表する文豪のひとりである芥川龍之介は、明治25年(1892)
に東京市京橋区に生まれ、少年期を東京下町(本所周辺)で過ごし
ました。大正5年(1916)東京帝国大学在学中に発表した「鼻」が
夏目漱石に評価され、文壇に登場、その後数多くの作品を残しました。
本展では、芥川龍之介の人生と作品とともに、彼が見たであろう変化
する東京の風景についても紹介します。
会期 2023年9月16日(土)- 11月12日(日)
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2. 出光美術館 江戸時代の美術—「軽み」の誕生
http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/schedule/
江戸時代の画壇における狩野派の地位を盤石なものにした狩野探幽
(1602 - 74)は、後水尾天皇に対して「絵はつまりたるがわろき」
と語ったといいます。つまり、画面にすべてを描きつくすのはよく
なく、ゆとりや隙を感じさせるようにするべきだ、と。このような
価値観は、絵画の領域だけに当てはまるものではなく、軽みを追求
した蕉風俳諧の理論などとも通いあいながら、江戸時代を広く覆った
ものでした。本展では、絵画と書跡を中心に、「つまらない」
美意識によって貫かれた美術の世界を紹介します。
会期 2023年9月16日(土)- 10月22日(日)
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3. 太田記念美術館 美人画 麗しきキモノ
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/kimono
江戸時代には社会の安定や各地の産業推進などを背景に、豊かな服飾文化が花開きました。様々な服飾品や技法、図案が生み出されるなか、浮世絵師たちは時流にかなった魅力的なきものを描くことで、美人画の優品を生み出していったのです。
本展では江戸前期から昭和初期にかけての作品を、前後期あわせて約130点ご紹介いたします。
会期 2023年9月1日(金)- 10月22日(日)
前期 9月1日(金)- 9月24日(日)
後期 9月30日(土)- 10月22日(日)前後期で全点展示替え
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4. サントリー美術館 虫めづる日本の人々
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2023_3/display.html
江戸時代に入ってからは、本草学の進展や、古画学習、俳諧などの
文芸の影響を受けて、草虫図という範疇には収まらない多彩な虫の
絵が生み出されます。そして、江戸時代中期以降には、虫聴や蛍狩
が娯楽として市井の人々に広まり、やがて江戸の年中行事となり
ました。この文化は近代、現代においても受け継がれています。
日本の虫めづる文化は、長きにわたって育まれてきましたが、
大衆化が進んだ江戸時代をピークのひとつとすることは出来るでしょう。
そこで、本展では特に江戸時代に焦点をあて、中世や近現代の
「虫めづる日本の人々」の様相に触れつつ、虫と人との親密な
関係を改めて見つめ直します。
会期 2023年7月22日(土)- 9月18日(月・祝)
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5. 山種美術館 【特別展】日本画に挑んだ精鋭たち
https://www.yamatane-museum.jp/exh/2023/elites.html
山種美術館では明治時代から現代にいたるまで、新たな日本画
の創造に挑んだ画家たちの力作を揃え、その軌跡をたどる展覧会
を開催します。
会期 2023年7月29日(土) - 9月24日(日)
■きもの特典: きものでご来館のお客様は、一般200円引きの料金となります。
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6. 和傘で庭園めぐり 都立文化財9庭園で実施中
https://www.tokyo-park.or.jp/special/pickup/2023_wagasa/
都立庭園では、日差しが強くなる夏季に合わせて、和傘を無料で貸出し致します。
暑さ対策や日焼け予防のほか、ご来園の記念撮影にもご利用いただけます。
開催日時
令和5年7月15日(土)- 9月18日(月・祝)
9:00-17:00(最終入園は16:30まで)
庭園により開催期間に変更がある場合がございます。
対象庭園
浜離宮恩賜庭園
旧芝離宮恩賜庭園
小石川後楽園
六義園
旧岩崎邸庭園
向島百花園
清澄庭園
旧古河庭園
殿ヶ谷戸庭園
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7. METライブビューイング アンコール上映 8/25-9/28
https://www.shochiku.co.jp/met/news/5333/
過去の上映作品の中から選りすぐりの人気作を一挙に上映するMETライブ
ビューイングアンコール上映が、今年も東京・なんば・神戸・名古屋の4都市で開催。
本年は、アンコール上映で久々の登場となる貴重な名演が多くラインナップ!
観てみたかったあの名作たちが映画館に蘇ります。
オペラ初心者の方はもちろん、オペラ通の方も新たな一作に出会えます。
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8. 国立新美術館 テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ
https://tate2023.exhn.jp/
本展は、英国・テート美術館のコレクションより「光」をテーマに作品を厳選し、18世紀末から現代までの約200年間におよぶアーティストたちの独創的な創作の
軌跡に注目する企画です。
開催 2023年7月12日(水)- 2023年10月 2日(月)
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9. 京都国立博物館 特集展示 茶の湯の道具 茶碗
https://www.kyohaku.go.jp/jp/exhibitions/feature/b/chanoyu_2023/
茶の湯で用いられる茶碗は、単に茶を飲むためのうつわではなく、茶席に
おいて手に取って鑑賞することができる数少ない道具であり、かつ亭主と
客とをつなぐ大切な道具となっています。なかでも名碗と呼ばれる茶碗は、
それ自体が風格や優美さを備えており、永年大切にされ、多くの人に賞玩
されてきた豊かな歴史を持っています。この展示では、そうした名碗を
はじめとする数々の茶碗を、唐物茶碗、高麗茶碗、和物茶碗に分け、
その種類や個性、それぞれの茶碗の由来や逸話などをまじえてご紹介します。
会期 2023(令和5)年6月20日(火)- 9月10日(日)
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10. 東京国立近代美術館 ガウディとサグラダ・ファミリア展
https://www.momat.go.jp/exhibitions/552
本展では、長らく「未完の聖堂」と言われながら、いよいよ完成の時期が視野に収まってきたサグラダ・ファミリアに焦点を絞り、ガウディの建築思想と創造の源泉、さらにはこの壮大な聖堂のプロジェクトが持っていた社会的意義を解き明かします。
公式サイト https://gaudi2023-24.jp/
会期 2023.6.13 – 9.10
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11. 小石川後楽園 「処暑(しょしょ)」 8/23 - 9/7の見どころ
https://www.tokyo-park.or.jp/announcement/030/detail/53045.html
【小石川後楽園の二十四節気】
二十節気の十四番目の節目、処暑をむかえる頃となりました。
「処」という文字には「とめる」「とまる」などといった意味があり、
暑さが少しやわらぎ、朝晩は次第に冷気を覚える時期となります。
暴風や大雨にみまわれることも少なくないため、もうすぐ稲穂
が見られるだろう園内の稲田にとっては、すこし心配な時期でもありま
す。
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12. 皇居東御苑 花だより
https://www.kunaicho.go.jp/event/hanadayori/hanadayori-map.html
皇居東御苑の近況や皇居東御苑花だよりをはじめ、皇居東御苑で
観察できる野鳥・昆虫の情報を掲載しています。
開花状況
https://www.kunaicho.go.jp/event/hanadayori/hanadayori.html
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13. 江戸のくずし字講座の9月10月 宣伝です
http://www.madio.jp/ko/index.html
博物館で、浮世絵のわきに書かれている文字が読めたらいいなあと、思った
ことはありませんか。初心者向けの江戸のくずし字講座、
どの月からでも参加できます。
無料の見学コースがありますので、気になる方はどうぞ。
半年くらいでみなさま読めるようになります。江戸が大好きというひと、
くずし字にチャレンジしてみましょう。
オンライン講座ですので、どこからでも参加できます。夜間開催なので、
お仕事をさせている方にも最適。アーカイブで復習することもできます。
お待ちしています。
http://www.madio.jp/ko/juko.html
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14. 台東区ボランティアガイド フリーガイド(浅草・上野・谷中)のご案内
http://www.taitouboragai.com/freeguide.php
浅草:毎週土曜・日曜 上野:毎週土曜 谷中:毎週日曜
谷中フリーガイド
・歴史上の人物や有名人が眠る谷中霊園、寺の町谷中、昭和レトロの街
谷中散策はいかがしょうか。
・受付場所は地図をご覧ください。日暮里駅北改札口をでて左側に曲が
って西口に受付があります。
但し、受付時間内に応募者多数のため待機ガイドが出払った際には、受付
時間内 であっても対応しかねる場合がありますのでご了承ねがいます。
ガイド時間:約1時間(途中の離団はご自由です)
ガイド料金 無料
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15. 「順徳院」書籍と、電子書籍のご案内
http://www.madio.jp/sadono/juntoku.html
承久の乱から、800年に当たる2021年にこの本を編みました。鎌倉との戦に敗れ佐渡に渡ることになった順徳院は、そのまま都に戻されることなく、
佐渡でお亡くなりになります。そんな佐渡での24年間を描いてみました。
11月には隠岐の後鳥羽院の火葬塚もお参りしました。
電子書籍はアマゾンで発売しています。 定価650円税込み
https://www.amazon.co.jp/Juntoku-Japanese.../dp/B0BFCSLL96
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16. 国文学研究資料館
くずし字を読む
https://www.nijl.ac.jp/koten/kuzushiji/
くずし字をよんでみましょう。初級編から上級編まで
国文研千年の旅
https://www.nijl.ac.jp/koten/kokubun1000/
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17. 江戸のくずし字講座2023年9月10月の前期講座のご案内
前期講座のご案内です。すべてオンラインになります。
関西からの参加者もいます。夜ですので、海外の方もどうぞ。
参加される方は、インターネット接続環境があり、カメラ付きPC、
カメラ付きタブレットをご用意ください。初めての方には、
開通テストも実施しています。
受講希望の方は、定員がありますので、お早めにメイルでお申込みください。
1) 前期講座 夜間講座 月曜日
【江戸の黄表紙を読む】 オンライン授業
2023年9/11
月曜日 20時-21時半 実施
http://www.madio.jp/ko/kibyoshi2.html
黄表紙は江戸時代の中期に生まれた、滑稽や風刺を主眼とする
文学ジャンルです。全頁にわたって絵が掲げられ、絵の余白に
文章が配されるという体裁は、今日の漫画の原点ともいえるでしょう。
9月からの講座では、恋川春町作の『鸚鵡返文武二道(おうむ
がえしぶんぶのふたみち)』を取り上げます。
黄表紙というジャンルの記念すべき第一作『金々先生栄花夢』
の作者として知られる春町。その春町が、盟友・朋誠堂喜三二
の手がけた『文武二道万石通』に呼応して、松平定信の文武
奨励策を揶揄したのが本作です。この作品のために春町は定信
に呼び出され、そして死へと至りました。そうした曰く付きの
作品のキーワードは「九官鳥」?!
初心者でもくずし字を丁寧に解説しますので、ごいっしょに
楽しみましょう。
2) 前期講座 夜間講座 【『仁勢物語』を読む】
長島弘明先生 オンライン授業
江戸時代のはじめ、17世紀の前半に書かれた『仁勢物語』は、
『伊勢物語』を巧みにパロディ化した作品です。
http://www.madio.jp/ko/urashima.html
内容も、『伊勢物語』の王朝風の雅やかな色好みの話が、
江戸時代の思い切り卑俗な話に改められています。
思わず笑ってしまう、江戸時代のパロディ文学の傑作を、
一緒に読んでいきましょう。
前期講座 夜間講座 水曜日
2023年9/13
水曜日 20時-21時半 実施
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いずれも初心者を対象としていますので、
お気軽に見学にいらしてください。
【ご紹介者特典】
知合い、お友だちなどをご紹介くださった方に、ご紹介特典を付けました。
見学されたお知り合いが、入会した場合、入会金を半額の5000円に優待。
また、ご紹介くださったご本人には、次期古文書講座の一回分を無料に
いたします。どうぞ、よろしくお願いいたします。
■見学参加(一回に限り無料)もできますので、お気軽にご連絡ください。
■通信講座のご案内 初回説明会をオンラインで実施します
2023年9月29日(金)から半年間
http://www.madio.jp/ko/basho1.html
「芭蕉の更科紀行」を読む
芭蕉の更科紀行を題材に、くずし字の基礎を学びます。お客様の理解度に
合わせて、教材をwebからダウンロードしていただきます。半年間でかなり
読めるようになります。
次回は第335号 9/15 金曜日を予定しています。
なお購読を希望されない方は、office@madio.jp までお知らせください。
配信の停止をいたします。
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