今年の三月にパリのホテルを予約したが、デポジットの返却まで、待つ
びわ湖オペラの四年目にあたる今年の3/7、コロナウイルス蔓延防止のため、オペラ公演はすべて中止。リングの最終章『神々のたそがれ』を見られないのは、忠臣蔵で、討ち入りがないのくらい、物足りない。
滋賀の仇は、バスチーユで討つ、ということで11月のパリ、バスチーユでの公演『神々のたそがれ』を予約した。3/3にチケットを取って、すぐにホテルも予約する。今回はHotels.comを使った。ここで注意。パリのホテルはもともとお高いのだが、安い価格で、変更できないというのがある。二割くらい違うのだ。一度予約した日時は変更できない代わりに、安くする。これは危険だから、いつも避けている。人生、どうなるかわからない。1日早く戻ってくる必要があったり、一週間、早く行くこともある。
パリは六区、サンジェルマンディプレが定宿。前回も例もあり、タクシーがつかまらないときは、地下鉄で帰るので、駅からホテルまで、賑やかなところにする。上品な住宅街を深夜、一人で歩くのは避けたほうがいい。人数が多ければ違うが、一人旅は慎重さが基本。
そして、3月から本格的になったコロナ禍は、今も続いている。パリでは、6月のオペラシーズンも中止になり、わたしの予約した演目は、来年公演となってしまった。国立オペラ劇場からは、メイルで、長らくお待たせしましたが、ようやく準備が整って、みなさまの満足のいくようなご連絡をします。もう少しお待ち下さい、とのメイルが届く。
そして、昨日は、お使いになったクレジットカードに返金の手続きを取りましたというメッセージ。さて、ホテルはどうなっているのか、と問い合わせてみる。
3/3に予約した時点で、1泊分 179ユーロがクレジットカードから引き落とされていた。こちらは前日までキャンセルができるプランなので、すぐにキャンセルを申し込む。すると、ホテル側から、予約のキャンセルは承りました。ただ、いまは従業員も不在でホテルは営業していません。スタッフが戻り次第、順次対応させていただきます、というメイルが帰ってきた。それが6月のこと。今は10月なので、さすがに、長すぎると、Hotels.comのオペレータに事情を話して、ホテルに電話してもらった。
すると、メイルで詳しい内容を送ってほしいとのこと。こちらは、オペレータの方がやってくれるそうだ。あと、少しお待ちくださいと言われて、予約するのは簡単なのに、キャンセルして、デポジットを返してもらうのは、時間がかかるのだと気づく。まあ、Hotels.com経由でお願いしているので、これがだめなら、今度は、カード会社にお願いしなければだめだろう。
黙っていると、何も進まないのは、どこも同じ。コロナ禍のなかでも、お金に関することは、きちんとやりとりしたい。パリにいる知り合いからの情報だと、市内には警官が大勢いて、マスク着用チェックをしているらしい。秋が深まり、パリの街は、ただ歩くだけでも絵になるというのに。無粋ことだ。
次にパリでオペラを見られるのはいつになるのだろうか。続く・・・
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