昨年のベストセラー『GRIT やり抜く力』をご紹介します。
こんばんは!
主に歯科の分野で活動しています、佐々木大樹です。
今回は初めての投稿、ということで言わずと知れた、2016-2017年の大ベストセラー、『GRIT やり抜く力』をご紹介します。
おそらく既に読んだ方も多いのではないかと思います。
【読んだきっかけ】
『自分には「やり抜く力」が無いのではないか』という疑問(恐怖)
『今0歳2歳の息子たちに親として何が与えられるのか』
ということに対してのヒントを貰いたいと思ったからです。
【要約】
ハーバード×オックスフォード×マッキンゼーの心理学者が
「人生のあらゆる分野での成功に必要な最重要ファクター」をついに解明!
世界の「能力観」「教育観」を根底から変えた
話題の世界的ベストセラー!
ビジネスリーダー、エリート学者、オリンピック選手…
成功者の共通点は「才能」でも「IQ」でもなく
「グリット」(やり抜く力)だった!
バラク・オバマ、ビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグ…
錚々たる権威がその重要性を語り、
米教育省が「最重要課題」として提唱する
「グリット」の秘密を初めて解き明かした一冊!
(amazonの商品説明より)
PART1
第1章 「やり抜く力」の秘密
―なぜ、彼らはそこまでがんばれるのか?
第2章 「才能」では成功できない
―「成功する者」と「失敗する者」を分けるもの
第3章 努力と才能の「達成の方程式」
―一流の人がしている当たり前のこと
第4章 あなたには「やり抜く力」がどれだけあるか?
―「情熱」と「粘り強さ」がわかるテスト
第5章 「やり抜く力」は伸ばせる
―自分をつくる「遺伝子と経験のミックス」
PART2
第6章 「興味」を結びつける
―情熱を抱き、没頭する技術
第7章 成功する「練習」の法則
―やってもムダな方法、やっただけ成果の出る方法
第8章 「目的」を見出す
―鉄人は必ず「他者」を目的にする
第9章 この「希望」が背中を押す
―「もう一度立ち上がれる」考え方をつくる
PART3
第10章 「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法
―科学では「賢明な子育て」の答えは出ている
第11章 「課外活動」を絶対にすべし
―「1年以上継続」と「進歩経験」の衝撃的な効果
第12章 まわりに「やり抜く力」を伸ばしてもらう
―人が大きく変わる「もっとも確実な条件」
第13章 最後に
―人生のマラソンで真に成功する
肉体的にも精神的にも学力的にも優れた人が入学する『米国陸軍士官学校』。
超優秀な学生ばかり集めているにもかかわらず、毎年5人に1人は中退してしまう。
これは何故なのか?耐え抜く人はどんな人なのか?
結論としては、天賦の才能などではなく、『情熱』と『粘り強さ』を持つ人が結果を出していることが分かった。
この『情熱』と『粘り強さ』について、この本では『グリット(やり抜く力)』として、測定方法や伸ばし方について書かれている本です。
【感想】
そもそも読んだきっかけの一つである、
『自分には「やり抜く力」が無いのではないか』という疑問(恐怖)ということに関しては、83ページに記載されている「やり抜く力をはかるグリット・スケール」において、ここでは書けないくらいの(笑)点数を出しましたので、明確に答えを頂けたので良かったです。
そんな「やり抜く力」の無い僕がこの本を読んで『ここは使える』と思ったのは、171ページからのエキスパートはこの「3つの流れ」で練習するという部分です。
1.ある一点に的を絞って、ストレッチ目標(高めの目標)を設定する。
2.しっかりと集中して、努力を惜しまずに、ストレッチ目標の達成を目指す。
3.改善すべき点がわかったあとは、うまくできるまで何度も繰り返し練習する。
と書かれています。
上記のような『意図的な練習』を僕自身はこれまで行ってきた経験が薄かったので、ある意味で『使える』能力が身についてこなかったのかなと感じました。
ある意味で、超一流と呼ばれるような人たちは『センス』のような先天的なものがあったり、何か頭のネジが一本飛んでいるような人たちなので、常人では耐えられないような厳しいトレーニングを自分に課すことが出来ているのかと思っていましたが、こういった『意図的な練習』は超一流の人たちにとっても辛く苦しいことが分かり意外な気持ちとともに大きな納得感を得ました。
【今後の活かし方】
読んだきっかけの2つ目である、
『今0歳2歳の息子たちに親として何が与えられるのか』
ということに関しては、148ページからのスキルは「数年ごと」に「3段階で」進歩する、の項以降がとても参考になると思いました。
最初の段階では『学びを楽しく』『自主性』を大切にし、
次の段階では『様々なこと(外の世界との交流)を経験』させ、
最後の段階で自分で『深堀り』をさせる。
この3つのステップと『意図的な練習』を意識して子どもの『好き』に対してもアプローチが出来そうな気がしました。
僕はさかなクンとそのお母さまの子育てのエピソードが好きで、そのエピソードを知って以来、自分の子どもの『好き』をどのように見つけ、伸ばしていくのかということを考えているのですが、そこにもつながる本だと感じました。
※
さかなクンとそのお母さまのエピソードは、たぶんネット検索したらどこかにあると思います。ご興味あれば探してみてください。
ということで、長々と失礼しました!
次は、もう少し医療寄りの本を紹介したいと思います^^