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ニュー新橋ビル _ スナップ _ Leica M11P + SUMMICRON-M 50mm F/2

凸凹格子状に配列されたタイルで構成された、フィボナッチ数列に基づいているという噂のある外壁。
歴史を辿ると戦後のヤミ市がルーツとなる昭和46年に完成したこのビルのことはフリート横田氏の「東京ノスタルジック百景」という本で興味深く読んで知ってはいたのですが、まだ入ったことはありませんでした。
先日近くを通りかかったのでカメラを持っていたのもあり、面白そうだなと中に入ってみました。
最初は類まれな本物のレトロ感に感動していたのですが、シャッターが閉まっている店舗が軒を連ね、営業している店でも店番をしているのはかなりの高齢者の方々が多く、なんとなく身につまされる思いもありました。
東京にはまだこういった風景が、数少なくはなってきていますが残っています。
そういった東京の歴史ある遺産を目にするたびに、過去に生きた先人たちの力強い人と人との繋がりが見えてきます。
そういったものが消えゆきながら新しい風景がものすごいスピードで生まれつつある現代を日々、目の当たりにしているわけですが、消えてしまったら再現不可能な歴史ある風景の儚さは直視するのも畏怖するような感覚があります。

以下、今回も写真だけバーっと貼り付けていきます。
よかったら見ていってください。
全てSUMMICRON-M 50mm F/2です。
F/2解放のみで撮影しました。











































今日もありがとうございました。









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