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『観音様のヒモ』 鈴&ミクタギ (ツイッターで連載中)

11.

美しかった。
夏樹はその裸体に見惚れた。

そして誘われる様に沙織へ近付いていく。

それを合図に彼女は踵を返しシャワールームへと向かう。

その瞬間、夏樹は息を飲んだ。瞬きを繰り返し、何度もその背中を見詰め直す。

そこには一面に煌びやかな観音様が描かれていた。

#140字の連載小説

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