当事者が語る乗り物酔い対策【眩暈、低血圧、メンタルとの関連性】
唐突ですが乗り物酔い(動揺病)対策について語ります
行楽シーズンなので上げてみました
絶対酔わない方法とか目から鱗みたいな情報はありませんが、ちょっとでも参考になれば幸いです
なお過去に周囲から根性論による圧力を掛けられ続け、吐き出す場が欲しかったという理由も正直ありますすみません
私はめちゃくちゃ乗り物酔いしやすい体質
電車は唯一酔う確率が低いのですがそれ以外の自動車、バス、船、新幹線は全て酔います
体調がどん底だった時期、3分で気持ち悪くなることすらあり散々でした
(飛行機は人生2度しか乗っていないので不明、1度はめちゃくちゃ酔った)
現在は電車で酔うことは殆どなくなり、バスもある程度なら酔わなくなったので、その経験を元に、乗り物酔い対策を綴ります
なお車、船、飛行機、新幹線は乗る機会がなくなったため対象外とさせていただきますが、車と新幹線については特徴が似ているのである程度参考になると思います
なお船は何度も酔って慣れていくしかないようです(専門職の方いわく)
私独自の見解と私自身の体質に合った方法を記載するので、一般的にはNGと認識とされていることも入り混じっていますので、試してみたいと思った場合は短距離移動かつ時間にゆとりがあり一人行動の時をおすすめします
体質的によっては乗り物酔いの完全克服は難しい
大人になったら酔わなくなるとか、対策すれば酔わなくなるとか言ってくる人(一部)もいますが、体質の影響を大きく受けるため私のように大人になっても酔う人、対策が報われない人は普通に存在します
対策が報われない場合は元々の器官の弱さ、体質(無自覚も含む)が根本的な原因となっている場合もあるため、そこに対して的確なアプローチをする必要があります
私の場合がまさにこれだったため、1つずつ対策を行い結果、酔う確率はかなり下がりました
①元々三半規管が弱い
②低血圧
③眩暈もちである
④朝に弱い(夜型体質)
⑤自律神経が脆弱
⑥メンタルからの誘因
⑦その他の対策
⑧酔い止めの服用
順に理由と対策を記載します
①元々三半規管が弱い
根本的な克服方法はないと思います
生まれ持った器官の脆弱性の強化は難しいです
医者にもはっきりと言われたことがあります
ただし三半規管への対策は要であるため必須です
私の場合一般的な方法では効果が十分ではなかったため、私が効果を得られた方法をここでは記載します
対策1:可能なら寝る
最強であり最も手軽な方法です
私は簡単に眠れる人なので移動時は座れたらずっと寝ています
なお少し下を向かないと眠れません
荷物を抱え込むようにして、できるだけ端の席に座りもたれかかるように寝ています
対策2:頭の固定、座席の向きに注意
揺れは上下→前後→左右の順で影響を受けます
なので頭部を、特に上下、前後に可能な限り動かさないことが重要
可能なら進行方向に対して横向きの席に座ることをおすすめします
横の席がなかったら頭(上半身)をひねって横向きにするとよいのですが、長時間だと厳しい…
対策3:スマホは見ない
これは一般的な対策ですがやはり的確です
調子がよければ多少なら問題ないかもしれませんが、ちょっとでもよくないと感じる日は一切見ないことをおすすめします
②低血圧
かなりのウエイトを占めていると感じています
体質なのでもうこれ自体はどうしようもありませんが、ある程度パターンがあるため、その時に応じた対策を講じることができます
夜より朝に酔いやすい
自身は午前中特に血圧が上がりにくく不安定であるため、行きの方が圧倒的に酔いやすく、実際帰りに酔うことは少ないです
対策1:医療用の着圧ソックス
医療用のサイズが適したものを着用します
サイズが非常に重要なので正確に計測して購入して下さい
一般的な着圧ソックスより効果が高いためなのですが、
デザインが外出には不向きであるため靴下やタイツと重ね履きします
私は目的地に到着したら脱ぎます
ただ夏は暑くてちょっと難しいかも…
対策2:朝シャワーを浴びる
医者から聞いたので信憑性が高い
私は1の医療用着圧ソックスが非常に効果的であったことと、
シャワーが面倒くさいので試したことがない
冬より夏の方が酔いやすい
血管が拡張されるためどうしようもないので夏の遠出はあまりおすすめできないです
③眩暈もちである
これもかなり影響が大きいです
私の場合眩暈が出ている時期とそうでない時期があるのですが、眩暈がある時期はどうしても酔いやすいです
対策:視界を遮断する(目を閉じる)
一般的にはよくないとされており、進行方向を見ることが推奨されています
しかし私には無効でした、めちゃくちゃ酔う、横でも進行方向でも変わりはないし、そもそも車の場合はともかく、電車やバスで進行方向を見るというのは非現実的です
これ言う人絶対酔わない人でしょ…
私は視覚刺激により眩暈が生じやすいこともあってか、視覚情報の遮断は非常に有効でした
①で記載した頭を固定すると併用すると効果がかなり高いです
ちなみに私の眩暈は、良性発作性頭位めまい症というかなりメジャーな眩暈であるのですが、これも根本的な解決が難しく再発を繰り返しています
予防法の実施により再発しても軽く済むようにはなりましたが、ストレスが引き金となりやすく、軽度の完全再発防止は難しいのが現状です
④朝に弱い(夜型体質)
夜型体質を指します
私がこれでして、ずっとそう感じていたし、実際遺伝子検査の結果も夜型でした
移動は朝と夕方に行うことが多いと思うのですが、朝は体が異常にだるく調子が悪かったり、私の場合低血圧も加わり、酔って当然の状態でしかないのです
可能なら昼(11時以降)から移動を開始し夜(日没後)に帰宅することが望ましいのですがそうはいかないことも多々あり難しい…
対策:十分な睡眠を得る
睡眠不足は影響が大きいです
一般的にもよく言われていますが理由は異なります
一般的に夜型体質の8~10時開始の学生・社会人は「朝の調子は良くない」がデフォルトとなりやすいです
たとえ睡眠不足じゃなくてもすっきりとした朝、は中々訪れない
遺伝子に反した社会生活を余儀なくされ続けることで、朝型、中間型に比べ常に余分な負荷がかかっているためです
この状態から休日の早朝出発…当然酔いやすくなります
⑤自律神経が脆弱
自律神経のコントロールが難しいタイプがいて私もこのタイプです
色々対策はあれども、はっきり言ってなにをしても無駄な時もあるし、医者に相談したこともありますが難しいと言う回答でした
巷では色々対策がささやかれていますが、どれも正直胡散臭いし、人によって原因、対策はかなり異なってくると私は考えています
なので自身が影響を受けやすいパターンを認識、分析し、不調となりやすい時期、原因を見極めること
自身に合った対策を行うことで効果を得やすいかもしれないです
異なるベクトル(器官)からのアプローチが有効な可能性もあります
対策:①~④との関連性が非常に高いため対策は同様となる
⑥メンタルからの誘因
精神状態の影響は大きく存在しますが気合いや自己暗示では解決しません
原因が多岐にわたる上、個人の体質にかなり依存するためです
根性論者「酔うと思うから酔うんだよ!」
あるあるではないでしょうか
私はずっと言われ続けてきたのですが、幼少期より非常に不快でありました
「あなたになにがわかるの」子供の頃の私は悲しくなったものですが、10代後半にも差し掛かると「頭が悪いから根性論しか出てこないんだねお気の毒に…」見下しモードへ変化を遂げました
一部は不安払拭の善意かもしれませんが、根性論は酔わない体質の人ばかり(あくまで一部)口にするし、実際酔うとあからさまに機嫌が悪くなる人もいました
私自身も迷惑をかけたくないし、そもそも酔いはめちゃめちゃつらいので対策もしていますが、何をしても酔う時は酔ってしまいます
なのに根性論で説教をし責めたてるのです
精神根性論では一切解決できない
断言します
対策は共通点も多くありますが個人の性質、体質からの影響も大きく受けるため、必要なのは各個人の性質に合った方法の模索、実施の繰り返しと分析です
①~⑤で述べた対策を試す→乗り物酔いが軽減されるor回数が減っていく→その経験の結果不安や過去のトラウマなどの精神的な影響を受けづらくなる
つまり順番が逆なのです
⑦その他の対策
個人的に有効だった①~⑤以外の対策と理由を記載します
・同行者がいる場合は現地集合
相手へ迷惑をかけたくないという意識がメンタルに負荷を掛けるため、同行者はいない方が好ましいです
いる場合でも現地集合とすれば移動中の気遣いが不要だし、遠慮なく寝て過ごすこともできるため別移動をおすすめします
私だけかもしれませんが、なぜか喋ると酔いやすくなるという理由もあります
・胃酸が分泌されやすいものを摂取しない
胃酸が分泌されやすい酸っぱい物、油っこいもの、消化が良くないものは避けた方が無難、胃酸過多となり酔ってなくても気持ち悪くなってしまうためです
空腹は良くないとされていますが個人的には影響を感じません
食べるなら消化の良い刺激性の低いものを腹3部くらいでいいように思います
・においの遮断
嗅覚の刺激は影響を受けやすいです
香水などは論外であるし、隣の席で食事をされても酔いやすくなるため、私は隣席が食事中の時、口呼吸をしていたりします
スナック菓子系の油臭が特に駄目でした
なお自分は移動中に食事はせず水のみで過ごします
・特急を使用しない
私は特急列車を利用しません
酔ったと感じたらすぐにいったん下車したいためです
特急は停車駅の間隔が広いため気持ち悪くなってもすぐ下車できない可能性が高いためプレッシャーがかかりやすいです
精神的な圧迫を避けることと、選択肢の担保はメンタル的な側面で非常に効果的です重要です
具体的には10分止まらないとちょっと嫌だなと感じ始めますが実際のところ調子にかなり左右されます
今後試してみたいものも記載します
・アイマスク
光刺激は酔いを誘発します
目を瞑っていても光は入ってくるのでその光を遮断するために用います
まだ試していませんが光による不快感を感じるので効果がありそうと思っています、いつか新幹線に乗る時に試してみたいです
・飴を食べる
血糖値を挙げることで酔いづらくする効果があるらしいです
これも一度試してみたい
いつでもできるのですが、忘れ続けていることと、乗車中は何も口したくないので中々気が乗らず…
⑧酔い止めの服用
当然ですが効果絶大なので飲むことを前提として対策を記載しています
基本中の基本です
ただ飲んだことのない酔い体質の人はきっといないと思うので一番最後に書きました
乗車1時間前の服用がおすすめ
大抵は30分前服用と記載されていますが1時間前がより効果を実感できます
30分後から効き始めますが、効果が安定するまで1時間近くかかるように感じるためです
揺れの激しい乗り物や区間の場合特に影響しやすいです
一部服用できない人もいる
実は私がそうなのですが体質に合わないため服用不可なのです
どうやらアレルギーらしい…(他のアレルギー殆どないのに…)
ただ量を調整すれば服用可能となるので、減らして服用しています
1回分飲んだ場合に比べると効果は7~8割ほどの体感ですが、今のところ十分に感じています
薬の種類は、酔い止めと眩暈止めがある
作用の仕方が違うらしいので、より効果的な方を採用すると言うのも手だと思います
一般的には知られているのは酔い止めの方です、トラベ○ミンとか
ちなみに私は眩暈止めの方が効果が高いです
眩暈持ちだからかもしれませんが
ただドラッグストアでは眩暈止めの取り扱いはなく、病院で処方してもらわなければならないところはネックだし、副作用(眠気、喉の渇き)が結構強いデメリットもあります、私は減薬しているので副作用の影響は殆ど感じませんが
ただ船は三次元な揺れ方をするため一般的な酔い止めでは効果不足を感じるかもしれません
船はア○ロン一択とも聞きますが私は服用不可のため試すことができず…そもそも船はトラウマが形成されていて無理なので一生乗れませんが
まとめ、最も効果的な方法
「酔い止めを服用して頭部を固定して寝る」が圧勝
身も蓋もない話ですが結局これが最強なのです
なお寝ている間に酔っていたことは一度もないです
同行者がいる場合、移動中に寝ると機嫌を損ねるタイプが一定数いるようなので予め事情を説明しておいた方が無難かも
それでも怒ってくる人はどうしようもないし会社の場合は難しいかもしれませんが
なお貴重品はしっかり抱きかかえて寝ましょう
ここだけは気を付けて
環境要因からの脱却(上京という極端な解決法)
私は元々地方在住であり車社会でありました
電車で行ける場所もそれなりにはありましたが、行けない場所はもっとたくさんあったため頻繁ではないとはいえ自動車に乗ることを余儀なくされていました
しかし都市部へ旅行に行き電車で殆どの移動が完結することに気づいたのです
圧倒的に電車より自動車に酔いやすかった私は、電車が発達した場所に住んでしまえば解決するのではと思っていました
そして数年後私は無事上京(笑)
さすがにこれが上京の理由ではありませんが、考え方は正しかったです
電車、バスが非常に発達しており車(タクシー)ぜんぜんいらない!
バスも最小限で済む!
近郊への交通網も発達しまくっているので大抵のところは日帰りできる!
素晴らしすぎ!!!!!
バスは諦めていましたが最近は1時間くらいまでなら乗れるようになりました、それ以上もたぶん乗れますが調子に左右される部分がどうしてもあるため、1時間以内を計画することが多いです
(長時間下車できない直通バスなどは乗りたくないですが眩暈がない時期は可能)
旅行の必要性がなくなったため新幹線も乗らなくなりました
中々停車しないし区間によっては揺れるし(東京~名古屋とか)横シートではないため酔いやすく嫌なので嬉しすぎました
というわけで乗り物酔いしやすい人は都市部に住んでしまうのも手かと
何でも根本的に解決する必要性などないと思っています
それ以外にもメリットが多いと言うか私にとってはメリットしかなかったので上京話はまた記事にしたいです
今日の見出し写真は秋色に染まり始めた浜離宮恩賜庭園です
コスモスを撮り納めに行ったら思ったより紅葉が進んでいて驚きました
見出し画像は何故か劣化しやすいのとトリミングされてしまうので下にも貼ります
都内在住なのに都内の写真初めて貼りました
コスモスシーズンは殆ど都内にいないから…
それにしてもコンラッドがすごい存在感
以前アフヌンでちょこちょこ訪れていたので懐かしいです
久しぶりにまた行きたいなあ