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【第13歩】行政書士試験勉強をラクにする方法〜アラフィフが2025年に行政書士になるまで〜
法律は歴史の産物である。
↓前回(第12回)記事
ラクその①戦後史を学ぶ
↑沖縄米兵のやらかしを最高裁が匿ったっぽい話
さて、年も明けて2025年。みなさん、げんきですかーっ!
昨年11月より始めた行政書士試験学習。福祉と繋がりのある憲法はまだ良かった。いや、よくない。
条文はまだ良かったんですよ。憲法って結構法律の文章の中でも簡単っぽい。なぜって、全部の法律を取り締まるような内容だから、シンプルで応用しやすくするからだそうです。
違憲なのに実質合法やんか…
↑「おにーちゃん…違憲なん?」
憲法に反している「違憲」な法律はダメー。
と決まっているけど、「適用した法律は違憲だけど、事象の処分はOK」って判例があるんですよ…。
日本の裁判は一審→二審(高等裁判所)→三審(最高裁判所)っていう”三審制”らしいです。(伝聞型…頼りなくて🙇)
で、三審、つまり最高裁で出た判決が最終決定。
そして今後同じような事象があったら、その判例を引き継ぐみたいですな。
「違憲」だけど適切な処分。って判例が出たら、それ脱法行為にみえまんがな。
なんでこんなやらかし案件があるんだ…しかもいっぱい…。
法律は時の権力者に忖度することが多い
ええ、そうなんです。
三権分立という構造上本来、裁判官や法曹関係者は他の権力と距離を置くようにするものらしいです。
でも、判例を見る限り、そうは見えなかったり💧
例えば、尊属⚪︎人重罰規定最高裁判決。
これ、
『親⚪︎しは他の⚪︎人より罪が重いのは平等じゃないから違憲だけど、でも親⚪︎しはやっぱり他の⚪︎人より罪は重い。』
っていってます💧
これがいわゆる『時の権力者への忖度』のようです。
詳細は↓
こんなふうに、社会通念上考えて無理筋な判決がたくさん。
Q.どうやって非常識な判決を理解したらいいの?
A.その時の社会情勢を学ぶといいかも?
質問を質問で返すなあーっ!! 疑問文には疑問文で答えろと学校で教えているのか?
戦後(=日本国憲法制定後)の社会情勢について学ぶとどう忖度するかが味わえる
時代時代の権力者というのは、内外の大企業や宗教法人と手を取り合って、社会を発展させているようです。
何事も犠牲はつきもので、大の虫を生かすために小の虫を⚪︎すのも政治。
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先ほどの伊藤塾塾長がおっしゃったように、アメリカ兄貴の駐留軍に、日本政府は手が出せない。
最高裁判官としても、うっかり逆らうといい確率で家族が路頭に迷うかも…
ねぇ、もし僕が裁判官だったら、怖くて忖度するかも💧
歴史解釈というものは、結構意見が割れることも多いと思います。
ただ、戦後の日本がどうやって復興し、栄え、衰退しているのか。
その流れを順番に学んでいくと、「ああ、この裁判は怖くて忖度するわ💧」と思うことが多々あります。
先ほどの尊属⚪︎人重罰規定最高裁判決について言えば、
『政府の政策決定関係者における「家父長制の復活」という野望が、世界大戦の宿痾としてミャクミャクと受け継がれている…。』
という戦後史の知識があると「なるほどねぇ…」と味わい深くなろうというもの。
人を裁くのも、にんげんだもの。
とかく判例は人間臭い。
だから、歴史という人間臭いストーリーが学びを楽しませてくれると思うのです。
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ラクその②頻出法律用語辞典を作る
英語の頻出単語、たとえば”It(これ)"。
学びたての時、”It"ってなんだ?って思ったかも…
他の単語も知らないものばかり。
単語がうろ覚えなまま長文(?)読解。
マイクとルーシー、一体何言ってんだ?
法律用語はイライラする
法律用語も"It"のような頻出単語ありますとも。
たとえば”法律”。
これ、「憲法より下位の法律全て」という意味っぽい。
日常生活の”法律”とちがうー!
ああ、ほんまイライラする…。
僭越ながら珍しく負けず嫌いを起こした僕は、頻出法律用語辞典を自作しました。
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「あれ?条文の穴埋めが簡単になった?」
「わからなくてもとりあえず一周せよ」と、そこらじゅうで言われていたのに、まんまと負けず嫌いの罠にハマった…はずだったのに…
基礎を固めたから、応用力がついた…かも?
そうかそうか、たしかに頻出単語の理解を固めると、条文は読みやすくなる。
例えば「裁決」と「決定」。
似たような言葉でも、使用する権限を持った庁が異なる。
行政不服審査法では「取り消し」の意味が他の法律より意味が分厚くなり、「撤廃」と対になって対象と効果を補い合う。
でも、このやり方は初心者潰しかも💧
僕みたいに、時間が十分にある人じゃないとできない。
とはいえ、「自分は王道があってるなぁ」と気づきました。
できることなら、この辞書データを配布したい。それでたくさんの人がラクして合格できたら最高だ!
…だって、行政書士試験は絶対評価だし。
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近道はいつも遠回り
『一番の近道は遠回りだった』『遠回りこそが最短の道だった』
人生で困難に立ち向かう時、振り返るといつもこの言葉を思い出していたなぁ。
技術を身につけるのは、孤独な努力を継続するしかない。
何かを成し遂げる時、誰もが避けられないもの。
それは、「自分の壁を自分で乗り越える」ということかなぁと。
「無理をしよう」とか、「根性を出さなきゃ」と言いたい訳ではない…とおもう💧
ただ、ときに現実は残酷だ。
「実力がなければ行政書士試験に落ちる」
この現実と向き合った時から、僕の勉強は始まりました。
なぜかわからないのですが、書いていくうちに色んな方への感謝の気持ちが😭
人生のバイブル「ジョジョの奇妙な冒険」第七部から、ジョニィ・ジョースターの言葉を借りて締めくくらせてくださいな。
「ありがとう」…それしか言う言葉がみつからない…
↓過去記事をまとめたマガジン『アラフィフが2025年に行政書士になるまで』
引用
Unsplash
Giammarco Boscaro
Mark Tegethoff
Hedwin Hu
伊藤塾
Animate times
『スティール・ボール・ラン』荒木飛呂彦/集英社