CSM対策!サンプル問題解説4
ServiceNow Certified Implementation Specialist - Customer Service Management(CSM)対策の模擬問題です。
CSMとは何かはこちらに記載しています。
CSM対策の1問目は以下です。
問題
Customer Service Management 実装プロジェクトを管理するために ServiceNow で使用されている手法は?
解答
C
解説
A. Agile
Agile は一般的なプロジェクト管理手法で、ServiceNow のプロジェクトでも採用されることがありますが、これは特定の ServiceNow 固有の手法ではありません。
B. SIM
SIM (ServiceNow Implementation Methodology) は、ServiceNowの導入プロジェクトを成功させるための標準的な手法です。この手法は、プロジェクトを以下の5つのフェーズに分けて進めます
Initiate(開始):プロジェクトの準備を行い、チームを編成し、正式にプロジェクトを開始します。
Prepare(準備):ワークショップを通じて、業務プロセスやプラットフォームのニーズを理解し、要件を明確にします。
Create(作成):アジャイル開発手法を用いて、迅速にシステムを構築し、ビジネス目標を実現します。
Transition(移行):ユーザー受け入れテスト(UAT)をサポートし、本番環境への移行準備を行います。
Close(終了):プロジェクトを正式に完了し、成果を評価し、学んだ教訓を整理します。
参考:ServiceNow Implementation Methodology
C. Now Create
Now Create は、ServiceNow の実装プロジェクトにおけるベストプラクティスやテンプレートを提供するフレームワークです。このフレームワークは、プロジェクトの計画、設計、構築、導入の各段階を効率的に管理するために使用されます。特に Customer Service Management (CSM) を含む ServiceNow のあらゆるモジュールの実装で利用されます。
D. OCM
OCM (Organizational Change Management) は変革管理のための手法であり、プロジェクト管理の一部として取り入れられることもありますが、CSM 実装に特化したものではありません。
補足
ServiceNow の Customer Service Management (CSM) 実装プロジェクトを管理する際に使用される手法として、Now Create が適切である理由を説明します。
Now Create は、ServiceNow の導入を迅速かつ効果的に進めるためのガイドラインとリソースを提供するフレームワークです。これにより、デジタルトランスフォーメーションを成功させるためのステップバイステップの指針が得られます。
一方、ServiceNow Implementation Methodology (SIM) は、ServiceNow のプロフェッショナルサービスチームとそのパートナーが製品を実装する際に使用する標準的な手法です。SIM は、プロジェクトの種類や対象製品に応じて適応的に適用される 5 つのステージで構成されています。
CSM の実装プロジェクトを管理する際には、Now Create が提供する具体的なガイドラインとリソースが、プロジェクトの成功に大きく寄与します。そのため、選択肢の中では C. Now Create が最も適切な手法となります。
分野
エンゲージメント手法とプロジェクト計画