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ナナとミライの占い探検記 vol.1 - 西洋占星術
はじめに
こんにちは、そしてようこそ「ナナとミライの占い探検記」へ!
この連載では、小学五年生のナナがいとこのミライと一緒に、占いの謎や楽しさを深掘りしていきます。
「占いなんて当たるのかな?」と思っているあなたも、「占い? 興味はあるけど難しそう…」と感じているあなたも、少しだけ“星の世界”をのぞいてみませんか?
占いを学ぶメリットは、運勢を知るだけでなく、“自分自身の本質”を理解し、自己肯定感を高めるきっかけを得られること。なかには、
「自分の得意分野がわからない…」
「将来の選択に迷っている…」
「もっと自分を好きになりたい…」
そんな悩みを抱えている方もいらっしゃるでしょう。そこで、星の動きと自分の心を結びつけてみると、思いもよらなかったヒントが見つかるかもしれません。
もしあなたが、「これからの人生をもっと輝かせたい」「自分らしさをとことん追求したい」と思っているなら、ぜひこの物語を読んでみてください。きっと、“星の地図”が新しい扉を開いてくれるはずです。それでは、第一章「はじまりの夜空」からスタートしていきましょう!
第一章:はじまりの夜空
ある秋の夜、小学五年生のナナは、自宅のベランダで夜空を眺めていました。満点の星空は美しく、月も静かに輝いています。だけど、ナナはいつも不思議に思っていました。「星占いって、どうして自分の生まれた日で性格がわかるんだろう? 星座っていっぱいあるのに、12個しか聞いたことがないし、よくわからない……」
そんなことを思いながら、ナナは星空を見上げてため息をつきます。明日はいとこのミライが遊びに来る日。ミライはいろいろな星占いに詳しく、誰かの誕生日を聞くとすぐ「〇〇座だね。こんな性格かな?」と教えてくれます。ナナはちょっと苦手だったのですが、この星空の不思議を解き明かしてもらうのも悪くない、と心の中で思い始めたのです。
次の日、ミライがやってきました。玄関を入るなり、にっこりと笑って言います。「やっほー、ナナ! どうやらあなた、西洋占星術のことが気になってるんでしょう? 私にまかせて! これでもママから仕込まれて、占星術の本をたくさん読んできたんだから」
ナナは少しあきれながらも、興味はむくむくと湧いてきました。「うん、知りたいことがいっぱいあるんだ。ところで、西洋占星術って、占いなんだよね? それってどうやって占うの?」 ミライは笑顔でうなずきながら、「さあ、まずは夜空を見に行こう!」と手招きします。
夜になって、ふたりは近くの公園へ向かいました。今夜の空は澄んでいて、星がくっきりと見えます。ミライはスマートフォンの星座アプリを開きながら、空にかざして説明を始めました。「見て、ここにあるのがナナの誕生日あたりに太陽が見える位置の星座。“さそり座”に近いよね。これがいわゆる“太陽星座”ってやつ。あ、でも西洋占星術には太陽星座以外にもいろいろあるのよ」
ナナは「へえ、他にも何があるの?」と聞きます。ミライは得意げに答えます。「それは、月とか、水星、金星、火星……いろんな惑星の配置が関係してくるんだ。その人の生まれた正確な時間と場所によって、ホロスコープっていう星の地図が作られるの。まあ、今日はまず太陽星座について覚えてみよう。ゆっくり少しずつ教えていくからね」
こうして、ナナの長い長い“西洋占星術”探究の旅が始まったのでした。
第二章:十二星座の秘密
次の週末、ミライはナナの家に泊まりに来ました。リビングのテーブルに大きな星座の本を並べると、まずは基本となる「十二星座」について話し始めます。
「西洋占星術では、まずは太陽が1年をかけて通る道、いわゆる黄道(こうどう)というところを12に区切って、それを“十二星座”としているの。よく聞くおひつじ座、おうし座、ふたご座……ってあれね」
ナナは興味津々でページをめくります。そこにはたくさんの星の写真と神話のイラストが描かれていました。「十二星座は、どこから始まるの?」とナナが尋ねると、ミライは「春分点(しゅんぶんてん)を基準にして“おひつじ座”からスタート、とされているよ。日本では4月や5月生まれの人がおうし座とかふたご座になりがちだけど、西洋占星術では太陽の位置に合わせて星座が決まるの」
「星座って神話にちなんだストーリーもあるんでしょう? “さそり座”のイメージはなんか毒々しい感じだけど、本当はどういうお話なの?」 ミライは嬉しそうにページを指さします。「そうそう、ギリシャ神話では、狩人オリオンを刺したのがサソリっていう伝説があったりしてね。それぞれの星座にそういうエピソードがあるの」
ナナはなるほど、と頷きながら、気づいたことを口にしました。「じゃあ、テレビとか雑誌で見る“今日の運勢”なんかは、12個に分かれてるってこと? でもみんながみんな、その12パターンだけであてはまるわけじゃないよね?」 ミライは目を輝かせて、「そこに“太陽星座だけで見ちゃいけない”ってポイントがあるんだ。西洋占星術の本質は“ホロスコープ全体”を読むことなのよ。ただ、太陽星座はその人の“基本的な性格傾向”や“人生で大切にしがちなテーマ”を示すから、入り口としてはわかりやすいのよ」と教えてくれました。
ナナは本に描かれた星座のイラストをじっと見つめながら、この十二星座がどんなふうに自分たちの性格や運命に関わってくるのか、ますます興味が増してきたのです。
第三章:ホロスコープという宝の地図
ある日曜日の午後、ナナの家でおやつを食べていると、ミライは一枚の紙を取り出しました。そこには円形の図が描かれていて、内側にたくさんの記号がぎっしりと並んでいます。まるで宝探しの地図みたいに見えました。
「これが“ホロスコープ”というもの。占星術では“ネイタルチャート”とか“出生図”とも呼ばれているよ。ナナが生まれた瞬間の太陽や月、惑星たちがどの方角、どの星座にあったのかを表しているんだ」とミライが説明します。
「うわあ、なんか難しそう……」とナナは目を丸くしました。円の外側には12の星座の名前が並び、その内側には惑星を示す記号やラインが交差しています。さらに、円の縁を12に区切ったような区画もありました。
「この12の区画が“ハウス”と呼ばれるもの。人生のさまざまな領域を意味しているの。たとえば1番目のハウスは“自分自身、個性、外見”を表し、2番目は“お金や所有物”を表す、って具合にね」 「へえ……この円って、時間や場所で変わるの?」ナナが聞くと、ミライはうなずきました。「もちろん。だから生まれた時刻がわかると、ハウスの区分が正確にわかるの。太陽や月の位置だけじゃなくて、どのハウスに入っているかが、その人の得意分野や課題なんかを映し出すと言われてるんだよ」
ナナはホロスコープをじっと見つめながら、「自分がまるで星の羅針盤の上に生まれてきたみたいだね……」とつぶやきます。「そう。だからこれを理解すると、自分がどんな道を歩みやすいか、どんな能力を持っているかを読み解けるんだ」とミライは言いました。
こうしてナナは、星占いがただの12星座の運勢だけでなく、もっと奥深い“星の地図”を使った仕組みだということを知るのでした。
第四章:惑星たちの役割
ホロスコープを知ったナナですが、まだまだ疑問はいっぱいです。次にミライが取り出したのは、太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星……たくさんの惑星のリストでした。「この惑星たちが何を表すのか、それぞれの役割を簡単に覚えちゃおう」とミライが言います。
「たとえば、太陽はその人の“生き方の中心”を表す。月は“感情”や“本能”を表すの。それから、水星は“コミュニケーション能力”や“知性”を司る惑星、金星は“愛情”や“楽しみ、美意識”を司る惑星。火星は“行動力”や“エネルギー”を示す、といった具合にね」
ナナは「へえー、惑星ごとにテーマが違うんだね。木星は何?」と聞くと、ミライは笑顔で答えます。「木星は“拡大”や“発展”、“幸運”をもたらす存在とされてる。だから木星がどの星座、どのハウスにあるかを見ると、その人が成長しやすい分野がわかるの。逆に土星は“試練”や“責任”、大人になるための“しつけ役”的な存在とされているよ」
ナナは「土星だけなんだか厳しそう……」と少ししょんぼり。でもミライは続けます。「でもね、土星は悪いだけじゃないんだ。コツコツと努力を積み重ねる力も意味するし、自分をきちんと鍛えてくれる惑星でもあるからね。で、天王星や海王星、冥王星はもっと“大きな時代の流れ”や“潜在的な変化”を表すことが多いの」
「なるほど……ずいぶんいろいろあるんだね。でも、太陽と月と水星と金星と火星……それだけでも結構多いよ」とナナは感心しながらノートに惑星の特徴を書き留め始めました。ミライはそんなナナを見て、「着実に占星術っ子になってるね」とほほ笑むのでした。
第五章:アスペクトという関係図
ホロスコープをさらに詳しく見ていると、円の中にたくさんの線が交差していることにナナは気づきます。「これって何?」と指をさしながら尋ねると、ミライはそれが“アスペクト”だと教えてくれました。
「アスペクトというのは、惑星同士がホロスコープ上でどんな角度をとっているか、という関係を表しているの。角度によっては、それぞれの惑星の力がうまく協力し合ったり、ぶつかり合ったりするんだ。たとえば、0度(コンジャンクション)は同じ方向に力が働きやすいし、90度(スクエア)はぶつかり合いや葛藤を表す、って感じ」
ナナはホロスコープを見回して、「ここに赤い線がたくさんあって、ここには青い線があるね……」と言います。「そう! 赤い線は主に緊張や挑戦を示すアスペクト、青い線は調和やスムーズなエネルギーを示すアスペクトとして表されることが多いの」とミライ。
「ふーん、惑星が仲良く手をつないでいたり、ケンカしたりしてるみたいだね。そういうのが人の中のいろんな気質や才能、悩みを作り出すんだ」とナナは感心します。ミライはうれしそうに頷きながら、「そうそう、だからアスペクトを読むと、性格の強みや課題がより詳しくわかるんだよ」と言いました。
ナナはこのアスペクトにすごく興味を持ちました。「自分の心の中にはいろんな惑星が住んでいて、それぞれがケンカしたり支え合ったりしてるんだなあ」と思いを巡らせながら、星の世界がますます大きく見えてくるのでした。
第六章:ハウスをめぐる冒険
ミライはホロスコープの円を指して、「さて、ハウスについてもう少し詳しく説明するね」と言いました。「さっき言ったように、ホロスコープは12の区分、つまり“ハウス”に分けられているの。これは人間の人生を12の領域に分けているイメージ。1ハウスは自分自身、2ハウスはお金や持ち物、3ハウスはコミュニケーションや学びの場……というふうにね」
ナナは指で円をなぞりながら、「じゃあ、そこに惑星が入ると、たとえば水星が3ハウスにあると“勉強やコミュニケーションが得意”とかって読み方になるの?」と質問します。ミライは「そうそう、その通り!」と笑顔で答えました。
「もっと詳しく言うと、水星が3ハウスにある人は、話したり書いたりすることに才能を発揮しやすい、とか。月が4ハウスに入ると家族や自分の居場所がとても大事、とかね。あとは自分のホロスコープを見るときに、いちばん特徴的な惑星やアスペクト、ハウスを探すことで、自分の“物語”がよりはっきり見えてくるよ」
ナナは自分の出生図を眺めながら、どのハウスにどの惑星があるのか興味津々です。「ここにある太陽は9ハウス……“冒険”とか“学問”、“海外”を意味するハウスらしいけど、なんかワクワクするね!」
ミライはうんうんと頷いて、「それならきっと、ナナは海外の文化を学んだり、新しい知識を求めたりするのが大好きになるかも。いつか留学なんかもいいんじゃない?」と言います。ナナは思わず「やってみたい!」と答えました。こうして、自分のハウス配置を知るだけで、新しい未来の可能性が目の前に広がるのを実感したのです。
第七章:星座×惑星×ハウスの組み合わせ
西洋占星術の学びが進むにつれ、ナナは少しずつ理解してきました。「自分が生まれた瞬間の星の位置や関係」が、自分の性格や才能、好き嫌いに影響を与えているらしいということ。そして、それを具体的に表すのが「星座×惑星×ハウスの組み合わせ」である、ということです。
「たとえば、“さそり座の太陽が9ハウスに入っている”と言われたら、さそり座の持つ“探究心や深い感情”というキーワード、太陽が表す“生き方の中心・自我”、そして9ハウスの“冒険、学問、広い世界”という意味が合わさって、“深い探究心をもって学問や海外へ興味を広げる人”という解釈ができるわけ」とミライはわかりやすく説明します。
ナナはホロスコープの例題を見て、「あっ、こういうことか!」と声をあげます。「じゃあ、もし“おうし座の金星が7ハウス”とかならどうなるの?」と聞くと、ミライは「おうし座の金星は“安定した愛情や美の感覚”を表すから、それが7ハウスの“パートナーシップ”に入ることで“安定感のある関係性を求める人”みたいに読むんだよ」と教えてくれました。
ナナは「なるほど……こうして組み合わせを読めば、一人ひとり違う物語が見えてくるんだね。12星座が同じでも、惑星の配置やアスペクトによって全然違うんだ」とつぶやきます。ミライは満足そうに頷き、「まさに、占星術は“自分という物語”を見つけるためのツールなんだよ。だから人それぞれ違うホロスコープを持っているし、唯一無二のストーリーがそこにあるの」と言いました。
第八章:読み解きのコツと注意点
ある程度、西洋占星術の構造を理解してきたナナ。ここから先は、もっと具体的に「どう読むか」が重要になります。ミライは、「占星術を読むときに大切なことがあるよ」と言って、ノートに大きく三つの言葉を書きました。
バランスを見る
全体から印象をつかむ
ポジティブに活かす
「まず“バランスを見る”っていうのは、ひとつの惑星やアスペクトだけを見て決めつけないってこと。たとえば“土星が厳しいからダメだ”じゃなくて、他に支えてくれる惑星やアスペクトがあるかもしれないし、ハウスによって意味合いが変わるかもしれない。それを総合して考えるの」
ナナはメモしながら、「なるほど、部分だけ見るとネガティブに感じる要素も、他とのバランスで生かせるかもしれないんだね」と頷きます。
「次の“全体から印象をつかむ”っていうのは、一番目立つ星座や惑星、アスペクトがどこにあるかを見ること。人によっては太陽より月がすごく強い場合もあるし、やたらと火星のアスペクトが多い人もいる。それを全体的に眺めて、“この人はこういう雰囲気のホロスコープなんだな”って大枠をつかむの」
最後に「ポジティブに活かす」については、ミライが笑顔で言いました。「占星術って“未来を決めつける”ものじゃなくて、“自分を理解するヒント”として使うものだからね。『私はこういう星の配置だから、こうあるべき』って縛られるんじゃなくて、『こういう自分を伸ばすためにどうしようかな?』って考える道具にしてほしいの」
ナナはうなずきながら、「自分を大切に理解して、良いところは伸ばす。ちょっと苦手なところがあれば工夫してみる、って感じか。なんか、占星術って優しいね」とつぶやきます。ミライは「そうだよ。星たちはいつでもヒントをくれる親友みたいな存在なんだ」と言いました。
第九章:神話と歴史、そして未来
西洋占星術はギリシャ神話などにルーツがあり、長い歴史を持っています。ナナはその背景にも興味を持ち、ミライにたずねました。「どうして昔の人は星の動きで人の運命を考えるようになったんだろう?」
ミライは、本棚から分厚い歴史書を取り出して言います。「古代バビロニアやエジプトの時代から、空の星々の動きと季節の変化や王国の盛衰を結びつけて考える習慣があったの。そこからギリシャやローマに伝わり、神話と結びつきながら発展してきた。占星術はもともと天文学と一緒に進歩してきたんだよ」
ナナは「星座の神話っていろいろあるけど、占星術と関係あるの?」と聞きます。「もちろん。おひつじ座なら“金の毛皮を持つ羊”の伝説、おうし座なら“神ゼウスが牛に変身して姫をさらった話”など、ギリシャ神話に由来する名前が多いよ。それらのイメージが星座の性質とも結びついているの」
さらに、未来への話題にも移ります。「昔の人が星を使って未来を予測したのと同じように、今でも多くの人が占星術を利用して自分の運命を考えている。けれど、それは単なる迷信じゃなくて、自分の潜在的な可能性を知るきっかけにもなるんだよ。だから、私たちも星たちの言葉を静かに聞いてみるのが大切なんだ」
ナナは歴史と神話の奥深さを感じつつ、「星占いは単に今日の運勢を当てるだけじゃないんだね。人間が空を見上げてきた、長い長い歴史の知恵が詰まってるんだ」としみじみ思うのでした。
第十章:自分だけの星の物語
いよいよ占星術の基本をひととおり学んだナナ。最後にミライは、星空を見上げながらこう言います。「占星術は、本当に奥深い世界だけど、ひとつ言えるのは“人それぞれが主人公”だってこと。ホロスコープは自分専用の地図だからね。そこには自分だけの物語が描かれているんだ」
ナナは「自分だけの物語か……たしかに、星の組み合わせって無限にあるもんね。全く同じ瞬間に同じ場所で生まれない限り、同じホロスコープは存在しないってことか」とつぶやきます。
「そうだよ。だから、他人のホロスコープをそのまま比べる必要はないし、自分にしかない強みを見つけるためのツールなんだ。自分がどんなことにワクワクするか、何を怖いと感じるか、どんな学びや挑戦が好きなのか……それを星たちが教えてくれる。あくまで一つの“地図”だけど、自分の人生は自分で歩んでいくんだよ」
するとナナは笑顔になって、「なんだか、勇気が出てきた。自分の星の地図を持っていると思うと、どこへ行っても大丈夫な気がする。これからも、もっともっと占星術を勉強して、自分を知っていきたいな」と目を輝かせました。
夜空には、12の星座が宝石のように輝いています。ふたりは並んで星空を見上げながら、それぞれの未来について思いを馳せました。占星術の知識はまだまだ広大で、わからないことも山ほどあります。でも、星たちが照らす道を少しずつ知ることで、自分の道を自分らしく歩めるようになる…そうナナは確信したのです。
終わりに:星の世界へようこそ
こうしてナナの物語を通じて、小学生でもわかるように西洋占星術の基礎をざっくりと学んできました。内容を簡単にまとめると、以下のポイントが大事になります。
十二星座:黄道上を12に分け、それぞれに神話に由来する特徴がある。テレビなどで見る星占いは主に太陽星座を扱う。
ホロスコープ(出生図):生まれた瞬間の太陽、月、惑星の位置を円形の図で表したもの。
惑星:太陽は“自我”、月は“感情”、水星は“コミュニケーション”、金星は“愛や美意識”、火星は“行動力”、木星は“拡大”、土星は“試練”、天王星・海王星・冥王星は“大きな時代の流れ”や“潜在意識”を示す。
アスペクト:惑星同士の角度。協調、対立、葛藤などを示す重要ポイント。
ハウス:ホロスコープを12の領域(1ハウス~12ハウス)に分け、人間の生活のさまざまな分野を表す。
組み合わせ:星座×惑星×ハウスで、その人のキャラクターや運命のテーマを読む。
占星術の活かし方:未来を固定的に予言するものではなく、“自分を知る手段”として用いる。良いところは伸ばし、苦手なところは対策を練れるヒントをくれる。
これがわかれば、テレビの星占いを見ても「自分の場合は他の惑星もどうかな?」と考えられるし、友だちのホロスコープを見てあげるときも「このアスペクトがあるから、こういう性格かもね!」と盛り上がることができるでしょう。
西洋占星術の世界は、本当に奥が深いです。でも、星を見上げる楽しさや、それを自分の人生に活かせるワクワク感は、きっとみんなが感じられるものだと思います。あなたもぜひ、空を見上げて星たちの物語を想像し、自分だけのホロスコープを紐解いてみてください。そこには、きっとあなただけの“物語”が隠れているはずです。