森の妖精 エゾリス
最近、地元の里山に行くと必ず会うエゾリスさんたち。
その姿はまるで森の妖精だ。
会うと絶対に胡桃を食べている。
なにせ、今年は胡桃が豊作だったらしい。
エゾリスは、ニホンリスより大きくて、今は冬毛が伸びてモフモフふっくら。
体重は約300〜500g。
体長は22〜27cm。
ところで、北海道の動物は本州と比較して身体が大きめだ。
代表的な例で言うと、
ツキノワグマ(本州)の体長が120〜200cmなのに対し、
ヒグマ(北海道)の体長は150〜300cmと大きい。
それはなぜか?
「ベルクマンの法則」で説明がつく。
「恒温動物においては、同じ種なら寒冷な地域に生息するものほど体重が重く、近縁な種でも大型の種ほど寒冷な地域に生息する」という法則。
19世紀、ドイツの生物学者クリスティアン・ベルクマンが発表した説だ。
つまり、体が大きくなるにつれて体重あたりの体表面積が小さくなり、熱の放出を押さえられるのだ。
これが、寒冷地に大型生物が多い理由だ。
ちなみに、人間も同じ傾向があるらしい。
北欧など寒冷地の人は背が高いことで知られている。
うんちくはさておき、
可愛いエゾリスさんたちの写真を見て、心癒されてほしい。