氷の雫型ランタン作り
私は北海道の冬が大好きだ。
寒いから嫌だという人も多いが、私は冬の美しさが気に入っている。
キラキラと輝く雪の結晶。
雪を被った木々は、天然のクリスマスツリーに変身する。
空の青、雪の白、木の黒。
3色の世界に包まれながら静寂の山の中を歩くとき、その美しさは言葉にし難い。
今日は、1〜2月頃に毎年作る氷のランタンを紹介したい。
アイスキャンドルと言われるものだ。
気温−10℃くらいの夜9時ごろ、風船の中に人肌程度のお湯を入れて、2つ合わせて外に吊るす。
朝、風船を割り、剥がす。
2つ合わせたところに穴ができている。
そこから中の水を出す。
これで氷の雫型ランタンの完成である。
実に簡単なのだ。
ポイントは、お湯を入れた風船を2つ合わせて吊るすこと。
合わせた部分は凍らないため、ここからキャンドルを入れる小窓ができるのだ。
我が家は、玄関前にこのランタンをかざる。
夜の寒空、ランタンに入れたキャンドルに火を灯す。
柔らかな優しい光。
私はこれが大好きで、毎年かかさない。
でも、雪が降れば埋もれておしまい。
儚いけれど、それがいいのだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?