
私はいつからこんな風になっちゃったんだろう
昔なら、文字単価0.5円の仕事でも喜んで引き受けていた私。
自分の書いた記事を知人に見せて「凄いよ!ここのサイトに載ってる記事、全部私が書いてるんだ。大きな企業さんの連載だよ!」と伝えた。
知人は、いつも私の事を絶対褒める事はない。共に踊ってきた仲間で尊敬する1人の小さな男の子。
ある時は踊りの考えについて衝突(というより、私が喧嘩を売った)する事も多かった。
何で、彼に一番に伝えようと思ったのかはわからない。そんなに仲が良かった訳でもない。なのに、真っ先に伝えたのは彼だった。(当時は今の旦那とも出会っていなかった)
「これ、凄いよ。こんな才能あったんだね。」と彼から初めて褒めてもらえた。いつも怒られるか喧嘩するしかなかったけど、この時初めて褒めて貰えたのかもしれない。
彼「この記事。きっと高いでしょ?いくら貰ったの?」
私「凄いよ!700円貰ったの!で、こっちは500円!」
彼「えっ、これだけしっかり調査して身を削って書いてるような記事なのに。それは絶対に安すぎるよ・・・。おかしいよ!」
当時は、他の案件など何も知らない。知人から直接引き受けている事もあり記事の適正価格を知らなかった。
それでも、電車の中で打ち込んでメールで送れる位だったので、そんなに苦でもなかった。
むしろ電車に載ってる時に、暇つぶしでお金もらえるなら嬉しいと思っていた。
私「いや、安くなんてないよ。
こうやって実績を沢山作って売り込むんだから。
今は名前も載ってないけど、いつかは私の名前がここに載るの。少しずつ有名になって、有名メディアや出版社で仕事するんだ。いつかは、雑誌に記事を連載するんだ。
そして、取材も出来る人になって最後は私達のチームに取材に行くの。その時は、是非取材させてね。」
彼「僕たちも負けないよ。その話、また聞かせて。その話、面白いから。」
彼が、その話をした事を今でも覚えているかどうかは定かではない。
ただ1つ問題が。
あれから2年程歳月が過ぎ、すっかり私の目も超えてしまった。
直接依頼が来てるというのに「すみません。その値段じゃ承る事はできません。出来れば、○○円に変えて貰えませんかね?」とメールしたり若干天狗になっている気がする。
(というか、そんなメールを今日送ってしまった)
記名記事をガッツリ作りたい為にとかならわかるけど、今は出来れば特化した記事が書けるようにもうちょっと勉強したいという思いもあるし。
無記名低単価受ける暇あれば、その時間でミニサイト作りたい。(そんな訳で、今とある趣味に特化したミニサイトを作成中)
以前、応募した案件でテスト記事依頼が来た時に「継続決まりましたら、文字単価0.5円でお願いします。」と書いてあった途端に返信せず放置してしまった事を未だに引きずってる。
やっぱりあの時「すみません。そんな単価ではお受けする事は出来ません。辞退させて頂きます。」とか、社会人として一言言っておくべきだったかな。
それとも、そういう仕事を引き寄せたのは私の実力がまだまだソコだよ勘違いすんなバーカという意味なのかな。
でも、断りのメール送るのも失礼かなとか思うし。難しいよね。
クラウドワークスのスカウトメール、サッとみてはほぼ放置してるけど色々ごめんなさい。
ダメだなぁ。
色んな事を続けていくと、徐々に婚活時代の私が蘇る。
少しずつ多くの情報を取捨選択し、利益のある物件だけ食らいついて積極的にアプローチ。なぜかその時だけ謙虚で可愛い。性格の悪さが露呈するのだ。
さて、あれから何度か彼と祭りイベントで遭遇しているが、特別ソレについて話す訳でもなく。(というか、いつも祭り本番で会うのでそれ所ではない)
多分、今彼と再会して「そういえば、アレどうなったの?」と彼に聞かれても、「若干天狗になりました。」と言って終わりそうです。
そして、彼はいつものようにお腹を抱えて「キャキャキャキャ!!!」とケタケタケタ高らかに笑う。笑うたびに、小さくて華奢な体が毎回壊れそう。
私は、彼のこの光景が見れたら幸せですね。
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