FIVE RESPECT
2016年8月14日。深夜の速報が入ってから1週間が経った。いまだにSMAPの曲を聞いては、笑顔の5人を思い出して涙する毎日。
あれからなかなかに放心状態が続いていたが、吾郎さん、木村くん、中居くん、そして今日のしんつよ。肉声での報告を聞いて一層現実感が高まった。
時間が経過して、本人たちの声を聞いて、少し冷静になってきたので気持ちを整理するために書こうと思う。
忘れもしない、1996年3月@盛岡市アイスアリーナ。当時小学校3年生の私は、ママとお姉ちゃんと初めてSMAPのコンサートに行った。ドラマ「あすなろ白書」で木村くんに一目惚れしたお姉ちゃんは、間もなくSMAPのCDを買ってファンクラブに入った。当の私は「盛岡のおばあちゃんちに行くついでに楽しそうなところに行ける!」くらいの感覚で、とりあえずついて行ったような記憶がある。
コンサートが始まって、前に立つ人のすき間から当時6人だったSMAPがようやく見えるような状態。つま先立ちでぴょんぴょん跳ねながら見ていたら、優しい警備員のお兄さんが「ここから見ていいよ!」と、一段高くなったブロック間の通路に立たせてくれた。(今なら考えられないかも笑)ようやく目の前に現れた6人を見て、
「こんなにかっこいい人たちが存在するのか!!!!!!!!!!!!」
と、衝撃を受け心臓がバクバクしたことを今でも鮮明に覚えている。気が付いたら私はボーッと立って鼻血を出していた。
同年夏には5人になって初めてのツアーを宮城県で、翌年は山形、また宮城…結果、直近の2014年Mr.Sツアーまで全てのコンサートを見に行った。夏といえばSMAPの野外コンサートと思うほど、我が家では毎年の恒例行事になった。
コンサートだけじゃなく、歌やバラエティー番組やドラマ、映画…同じ空間にいない時間も、この20年間SMAPは常に私のすぐそばにいた。イヤなことがあった時も、受験・就職と人生の岐路に立った時も、すごく幸せな嬉しい気持ちになった時も、心の中で笑顔の5人がいつもいつも私を応援してくれていた。
20年そばにいてくれた5人は、変な話だけど、まるで家族のようで。5人が辛い時は一緒に涙するし、楽しそうな時は心から笑顔になる。慎吾ちゃん以外の4人が40代になって体力の問題もあるし、いつかは5人のコンサートはなくなるのかも、とは思っていたけど。SMAPがなくなるなんて、本当に夢にも思っていなかった。
解散発表があってから毎日、毎日5人の不仲についてどの新聞もテレビも同じことを飽きもせずに流している。5人からの口頭発表も完全に原稿ありき。ファンクラブの払い戻し対応も手際が良すぎて、最初からそう企てられていたみたい。本当に気持ちが悪い。あの5人がファンの前に立った時、SMAPとSMAPファンの一体感を知っているのか。5人の唯一無二のチームプレーを知っているのか。日本中で私のようにSMAPを心の支えにしていた沢山の人達と、何よりも彼ら5人を傷付けたのは一体誰なんだろう。
5人が決めたことならば、私は今まで通りそれについて行くだけ。ナイナイ岡村さんが言ってた
「こういう風に考えませんか?伝説のグループになったと。伝説のスーパーアイドルグループになったと。めいめい、みんな次のステージへ上がるためへの解散だったと思うしかないんじゃないかなと思うんですよね」
の言葉通り、伝説のスーパーアイドルグループを20年間そばで見続けてきたことを本当に誇りに思う。これから先、ライブやテレビで5人の姿を見られなくなることは何にも代えがたい辛さがあるけど、SMAPが残した大きな大きな愛情をこれからの人生の支えにして私は私のやるべきことをやるんだ。
訳もなく人は淋しくなるけど一人ぼっちではないんだ 大きな存在がきっと救ってくれるから ありがとう ありがとう ありがとう ありがとう ありがとう
SMAPがそばにいることを最も感じる、一番だいすきな歌詞。2016年12月31日までではなく、これから先もずっと全身全霊で5人を応援します!!!