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クラウドファンディングと挑戦できる地域をつくる

2020/2/14に仙台市であった令和元年度「新しい東北」交流会に行ってまいりました。

その中の一つのプログラム。

クラウドファンディングでもっと広がる! 東北の未来の可能性
● パネリスト
エフライフ株式会社 代表取締役
小笠原 隼人氏
佐々木酒造店 蔵人
立川 哲之氏
株式会社スリーピークス 代表取締役
及川 武宏氏
● モデレーター
一般社団法人RCF 社会事業コーディネーター
杉山 大樹氏

クラウドファンディングの活用をテーマに、復興庁クラウドファンディング支援事業の実施事業者のパネルディスカッションを通じて、東北の未来を考えます。展示ブースでは、本事業を活用したプロダクトの展示・試飲・試食等を行う予定ですので、ぜひお立ち寄りください。
新しい東北交流会ホームページより)

で、自身がクラウドファンディング(以下CF)をしたり誰かを応援したい、と思った時の参考や、日ごろでもそんな関係性が地域にあったら良いなぁと思った言葉があったので、自身の備忘録的にも書き残してみたくなりました。

以下、当日のお話を可能な限りメモしてまとめたものです。(が、完全に復元しているわけではないので、万一ニュアンスがちょっと異なっていましたらすみません=内容の責任は筆者にございます。)

クラウドファンディングって?

◆立川:
何回か挑戦してみる中で、「資金調達」という点も重要ですが「広報力」というところが大きいという実感があります。確立されたCFのプラットフォームサービスを活用することで、個人や小さい企業さんでも自社サイトの代わりの広報ツールになることも。

なので、共感してくれる仲間のような人たちを増やす、ということがCFの大事な効果の一つだと思います。普通にお店で商品を購入するよりも、思いも添えてCFのプラットフォーム上で買ってくださる方もいらっしゃるので。


クラウドファンディングをしてる人が周りにいたら

◆小笠原:
コーディネーター(CDN)として、(サポートするにあたって)最初にアイデアを聞いたときに、「すごい良いね!」とほめてモチベーションを高めるようには心掛けています。ページ作りや、リターンの作成などのさいに壁打ち相手になる人も大事だと思うんですよね。

◆立川:
CFをやっているときは孤独を感じてしまうこともあります。達成できなかったり、なかなか支援額・支援者数がのびなかったりするときに、相談できる人がそばにいるっていうのは大きいな、と思います。


クラウドファンディングをやるときに気を付けたいこと

◆小笠原:
新しい商品を売るにしても、新しく出来るものを売るにしても「新規性」の大事さは外せないと思います。根底には事業者の想い、ストーリーがしっかりしているかどうか、をCDNとして伝えるところを支援しようと心掛けているんです。(でも、それは表面的なものではなくて)本音で応援できる、おもしろいと思うものを応援してるし、一緒につくるように伴走しているからできるんですよね。自分の知り合いがもしCFやっていたら、CFでもですし、新しい事業でも、「おもしろい」と思ったら支えて上げれる人にみなさんなっていただきたいですね

◆立川:
最後の最後で達成することはよくあることなので、最後の最後まであきらめないことが大事だと思います。達成する秘訣は「最後まであがききること」。SNSだったり、応援してくれそうな人に最後までお願いしたり、情報を届け続けることが大事。支援が少なかろうか、これがいかに意味のあることであると自分自身が信じ切れるか。それをCFを始める前にやることが大事ですね。万一、目標金額に達しなかったとしても、これが意味のあることなんだ、と自分で信じることが重要だと思います。


クラファン挑戦のその後

◆及川:
ブドウ栽培や、ワイン造りを文化にすることを目指しています。なので一度限りの関わりではなく、毎年毎年楽しみにしてもらえるようなものにしたいと思っています。例えるならば、佐々木酒造店が100年以上つづいているように、今僕がそれをワインで、大船渡で、始めたということだと思うんです

◆立川:
想いをもって自分たちを支援、CFサービスで何かを買ってくださった方たちを裏切らないようにする、共感してくれた人たちの共感を持続させるような試み、心がけは必要ですし、とても大事だと思っています。

◆小笠原:
CFサポーターの一覧というのは、理念から理解し、普通よりも高い値段で買ってくれる人たちの一覧のようなもの。CF挑戦中のさまざまなストーリ―自体も、その後の糧になる。リターンを送る際のお手紙でストーリーを改めて伝えたり、定期的に報告をする、とか。誠実にそれをやっているところはファンがついてくるな、という実感がある。


クラウドファンディングの挑戦がある地域

◆小笠原:
今、東北でものすごいスピードでCFの挑戦が増えている実感があります。CFはちゃんと活用すれば、新しい挑戦を、孤独にしない、という試みになります。そんなところから、新しい挑戦が増えていく土壌づくりにつながればいいなと思います。万が一、失敗してもフォローして、次につなげれるような土壌づくりをCFサポートを通じて行っていきたいし、そんな地域が増えて行ったらいいですよね。

自分がクラウドファンディングに挑戦するにあたって、参考に、とお話を伺いにいったわけですが、もう初っ端からみなさんの言葉が心にささるささる。

ですが、今となっては、そんな皆さんの言葉に支えられクラウドファンディングに挑戦中です。

クラウドファンディングに挑戦される、している方はもちろんですが、何か新しいことに挑戦するとき、こんな言葉を支えにしたり、周りの人とそんな関係性が結べたら、より良い、おもしろい社会につながるんだろうな、と。

ご登壇、主催のみなさまありがとうございました!

二拠点生活にトライアル中。 各地域のこと、暮らし方のこと拙い文章ですが発信したいなと思います。サポートは移動費のカンパとして活用させていただきます。