映像制作班のお話 - The Making of MIKUEC2022 第1話
初めまして。電気通信大学バーチャルライブ研究会で2022年度の班長をやっていました、おかと申します。
今回の記事ではバーチャルライブ研究会(以下VLL)が主催するライブイベント、MIKUECでの映像班の活動について紹介できればと思います。
去年の運営体制では映像班全体の運営を私が、テーマソングMVの作成を紫音さんが担当したので記事もそれに従って2本立てになっています。
目次は以下の通りです。
1. 映像班運営について
映像班がMIKUECに向けて本格的に動き始めるのは7月からです。7月に各種担当決め、7-12月が製作期間でその間にリハーサルを数回挟み、12月に本番があります。
1.1 担当決め
制作を始める前に最初に誰がどの曲を担当するのかを決めます。決め方は年によって違うのですが(まだ5年目なので模索中ということもあり…)、今年はGoogle Formで回答してもらって決めました。Googleスプレッドシートで名前を書いていく決め方の年もあったのですが、既に希望者がいると名前を書きづらいということもあり…難しいですね…。
1.2 制作
担当が決まったらいざ制作開始です。ここからは個人作業になるのですが、前後を繋ぐ曲で演出のズレが起こらないように担当者同士で頻繁に話し合ったり、連日さぎょいぷ(作業通話のこと)に集まったりして本分の学業の傍らリハーサルに向けて制作を進めます。個人作業とは言いつつも、こういった通話が同じ班の人たちと仲良くなるきっかけになったりします。
1.3 リハーサル
ある程度制作が進み、本番が近づいてきた段階でリハーサルを行います。リハーサルでは主に上映像の色味確認や、サイズ等の映り具合全般を確認します。また、早い段階で機材班と話し合いつつ、曲の繋ぎや音ズレの訪れ有無について確認して対策を考えたり、担当者に報告したりします。
また、今年はサークルの対面活動が再開したこともあり、サークルのメンバー同士が仲良くなってもらえたらいいなの思いでリハーサルを例年より多く設けました。(次期班長を探し始めるのもこの辺りから…)
1.4ライブ前日
映像が終わらない!!!命を…燃やせ!!!!!!!!!!
1.5 当日
完成した映像を機材班に渡して映像班の仕事は終了です。あとは直前リハで最終確認をして本番が無事終わるのを見守ります。映像の入ったUSBメモリを握りしめて…。
2. MV制作について
こんにちは、テーマソング「Only Glitter」のMV編集を担当した紫音と申します。(去年のテーマソング「シグネチア」のMVも担当しております!MVつくるのすき!)
MVの作り方についてお話できればと思います。
まず脳内PVを作ります。
再現します。
終わりです。
...って言っていつも怒られるのでもう少し細かく説明しようとおもいます...
2.1 全体の流れを決める
どのようなスケジュールで制作するか、どのような映像を作るかなどを検討します。ただここで計画したスケジュール通りに行くことはほぼないです。あくまで目安ね!目安!!!
今回は主に、作詞・作曲担当のともかさんから解釈を伺い、イラストを担当したわゃをんさんと相談して映像の流れを決めました。絵コンテを描きつつ、お互いに「何を見たいか」「何をやってみたいか」みたいなことを相談します。
テーマソングは毎年作業時間が クソ短い あまりないんですが、何をやれるかではなく、何をやりたいかを一番に考えます。
2.2 制作準備
絵コンテできた!作るぞ!っていうのもなかなか難しいので、まずは資料を集めます。曲を聴いたり色々な人の解釈を聞いたりして、「イメージと近いMV」を集めます。
今回は14本らしいです。全部紹介したいところですが諸々の都合で難しいので、ひとつご紹介します。
特に色味が参考になりそうなものを選びがちです。
なにもないところから映像が生まれたら嬉しいんですがそうもいかないみたいなので、資料集めは頑張ります!!!
2.3 制作
絵コンテに沿いながらあとはひたすら作るだけです。絵コンテは絵ですので動きはもうなんとかして捻りだします。ここの過程が一番楽しくて一番しんどいです。
「え!わたしメッチャセンスある!!!天才かも!!!」
「うわ....…ダサ....…こんなダサい映像誰が作ってんの.…?あ、わたしか…」
「ウワーーー!!!わたし映像ウマ!!!!」
みたいなことを繰り返してます。
そうして完成です!ヤッター!
作っている途中、本当に何も出てこないと苦しくて暴れ出したくなりますが(実際暴れてる)、完成した映像を通して見る瞬間は最高です。それを見た誰かが喜んでくれたらもっと嬉しいです。
3. 最後に
いかがでしたか?
完成したライブは半年近くかけて制作に取り組んでくれた部員の愛と勇気と気合と努力と根性と限界作業と涙の結晶です。MIKUECではライブ当日ばかりに目が行きがちですが、こういったMIKUECの制作の裏側を知ることでライブをより一層楽しめるのではないかなと思います。
最後になりますが、ご覧いただきありがとうございました。また来年のMIKUECもお楽しみに!
映像班 班長
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