幻の⁉牛レース祭り inアンザン省ティンビエン
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こんにちは!mikuです🌽
2024年9月29日(日)、アンザン省ティンビエン群で開催された、牛レース祭り(Lễ hội đua bò Bảy Núi)に行きました。
このお祭りは、南部クメール民族の伝統的なお祭り。
この地はカンボジアに隣接しており、歴史的な背景から、現在でも多くのクメール人が住んでいます。この闘牛祭りはクメール族の農業文化の特色を示すもので、新しい稲作の準備を開始する時期に一致して行われるそうです。
職場の同僚たちにも、「面白いから行ったほうがいいよ!」と勧められたので、足を運んでみることに。ちなみに入場無料です。
会場は、クメールのお寺(Chùa Thơ Mít)のすぐ近くの牛競馬場。アンザン省ティンビエン群ビンチュンコミューンにあります。ホーチミンからだと、車で約6時間くらい。
ここの入り口から、人の流れに身を任せて歩くこと5分…レース会場に到着しました!炎天下の中、会場は見物客で溢れかえっています。気を付けなければ熱中症になるんじゃないかレベルの暑さの中、レースを見ています。中央の、屋根がかかっているところはおそらく審査員席です。
もうレース自体は始まっていたようで、ふと左に目をやると、きました!選手の登場です。牛2頭で1組+操る人1人。牛には番号が振られています。今年のレースでは、総勢64頭の牛が出場。
長さ200m、横100mの会場に水を張ったコースがあり、ここを1周します。早くゴールラインに到達した者が勝者となります。他のスポーツと同じように、予選ラウンドから準々決勝、準決勝、決勝と勝ち進んでいくそうです。
レース中にコースを逸脱してしまうと失格。
牛を操る人は、2頭の牛と繋がった木の板の上に立ち、牛のお尻に棒を打って走らせます。この木の板にバランスよく立つのが難しそう。また、牛2頭いるので同じ速度で走らせる必要があります。
ゴール前の一直線が、一番の注目ポイント。
泥しぶきをあげながらものすごいスピードで駆け抜ける牛を見て、観客は熱狂的な声援を送ります。
たまーに牛さんが暴走して観客の中につっこんだり、コースを外れてしまったり、スリル満点でした笑
このお祭りが正式に始まったのは1989年ですが、それ以前から小規模ながら闘牛祭りは開催されていたようです。2016年には、国の無形文化遺産に登録されています。このお祭りは、スポーツイベントとしての側面だけでなく、クメール族コミュニティの一致団結を表す農業祭典です。。また、伝統文化を保存し、この土地の魅力を国内外に宣伝するいい機会だと感じました。
会場の脇には焼き鳥やアイスクリームなどたくさんの屋台が出ていました。
日本のお祭りみたい。みんな楽しそう。
アナウンスがベトナム語なので詳細の情報についてはわかりませんでしたが、かなりの盛り上がりで面白かったのです。興味のある方は、ぜひ来年行ってみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。