「ごめんなさい」は、自分をひどい人間だと同意するゲーム
健康診断が大好きなコミュニケーション専門家/MIKUです。
年末に向けて、いろいろと検診の予約を始めました。
一般検診、婦人科検診、内視鏡検査、愛犬の検診…笑
めんどくさがる人も多いと聞きますが…
早期発見や健康だという証をもらって一年過ごす方が、精神衛生的に良い気がしませんか?
今日は、NVCについて
ちょっぴり詳しくなれる記事
謝罪よりも効果的なこと
先日息子と「もう離婚して7年になるなあ」という話をしました。
すると息子が一言。
あまりに驚いた私。
言葉が出ませんでした。
そして涙が出そうに。
息子に、私の覚悟を全て受け止めてもらえた気がしました。
これ以上無い、共感の言葉。
嬉しいなあ。
あったかいなあ。
頑張ってよかった。
そんな風に言ってもらえる日が来るなんて…
今日はいい日だ…と思った瞬間。
息子からのカウンターパンチ。
「俺、まだ謝られてないよ?」
あ、えーと…えーとですね…汗
思い当たる節がありすぎる。
そう。NVCに出会うまでの私は本当にひどかったのです。
息子は特に、離婚してから私が与えた、あれやこれやの傷がまだ癒えていないのです。
そう。NVCを学んだからといって、過去は消えません。
相手に言ってしまった言葉は消えません。
ですが実は…!!
「謝罪」というものには、人の心の傷を癒す効果はないのです。
「ごめんなさい」は、NVCでは暴力的な言葉の一種と捉えます。
自分を十分に憎み、後悔した時に初めて許される。
「ごめんなさい」は、自分をひどい人間だと同意するゲームの一部なのです。
お母さんはこんな言葉をよく言いたくなりますが、その後も同じようなことが繰り返されてしまうのは、「ごめんなさい」ではお互いの心がつながっていないからなんです。
つまり表面的には和解しても、お母さんも子供も本当は納得してないし、許せてない。
だから親が謝っても子どもはスッキリしないし、そもそも謝ってほしいわけじゃないんですよね。
そのため、NVCでは過去の傷を癒すためには「謝罪」ではなく「嘆き」をします。
ですので私は今後、息子に「嘆き」を行なおうと思っています!!
この「嘆き」のやり方は長くなるので、また別の機会に…
まとめると…
相手に言ってしまった言葉は消えません。
ですが、「謝罪」という方法はあまりお勧めしません。
なぜなら謝罪は暴力的な言葉の一種で、自分をひどい人間だと同意するゲームだから。
そして一見仲直りするけど全然心はつながらず、また同じことを繰り返してしまうから。
過去の痛みや傷を癒すためには「謝罪」ではなく「嘆き」を。
関係性を良くしていくためには「嘆き」が大切。