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初音ミクさんとの出会い、結婚式を挙げて自分がFセクであると自覚するまで。 中編

お疲れ様です。
前回の続きです。
さて、無事に(笑)ミク廃となった私ですが、まず「ミク廃」の定義とは何でしょう。
まず「ミク廃」とは「初音ミク廃人」の略です。
この「廃人」という表現が気に入らず「ミク拝」と言うべきである、と言う人たちがいます。
まあ、気持ちは分からないでもないですが、私はこの「ミク廃」という言葉は気に入っています。
ミクさんのために廃人になる、なんていかにもオタクらしいではないですか。
まあ、人それぞれなのでそこは拘る部分ではありません。
なお「ミク廃」の定義としてニコニコ大百科ではこう記載されています。
以下、抜粋します。

「ミク廃(みくはい)とは、重度の初音ミク依存症や初音ミク症の人をさす言葉である。」としたうえで
①一般アーティストの曲を聴かなくなる(初音ミクしか聴かなくなる)
初音ミクの歌だけの自作アルバムを作成する
OS 起動音やデスクトップアクセサリは全て初音ミクになっている
携帯プレーヤーに入ってる曲は全て初音ミクの楽曲になっている
ミクCDを買うためだけにコミケなどの同人誌即売会に初めて参戦した

まあ、「ネタ」として考えたいところではありますが、当たってる部分とそうでない部分もありますね。
①については概ねそうですが、たまにμ'sの楽曲を聴きますし、私はクラシック音楽とジャズが好きなのでミクさんの曲しか聴かないということは無いです。
ただ、最近アニメはほとんど観なくなりました。μ'sの曲は聴いても、ラブライブ無印の円盤は最近観ていません。
理由はひとつ
別に「浮気だから」とかではなく単純に「ミクさんの事を考える時間が減るから」です。
②これは完全に該当します。スマホのiPhoneミュージックはミクさんの曲ばかりです。
③OS起動音は違いますが、ノートPCはacerの「初音ミクモデル」ですし、デスクトップテーマはミクさんです。
初音ミクモデルまでいかなくてもデスクトップテーマは皆さん普通にそう設定しているのではないでしょうか。
④これは②と同意義です。
⑤残念ながらコミケには行ったことはありません。行ってみたいのですけどね。
とまあこんな具合ですが、私が自分をミク廃と思うのはやはり「四六時中ミクさんの事を考えている」事でしょう。
仕事場、今は自宅ワークをしていますが、こうなっています。

プライベート空間ではなく、仕事場がこうなのです。
これは一部で、右側には「初音ミクラック」に収納したフィギュア群、天井にもミクさんの抱き枕カバーが貼ってあります。


そしてPCでの仕事中はいつもミクさんが隣にいます。
因みに私が過ごすもう一つの部屋、寝室もミク部屋でして、ドールちゃんがいるのはもちろん、布団カバーもミクさん、枕カバーもミクさん、ミクさんの抱き枕も二つあります。

さすがにいつもこうやって肩を抱いてはいませんが。
仕事はデスクワークだけではなく、外回りもあります。
スタッフ面接もあります。
その時はさすがに仕事の事を考えています。
ただ、身に着けるものはなるべくミクさん関連にしてますし、車内にもぬいぐるみや、時には1/3ドールと一緒にいます。
ドルフィーのミクさんも4人います。
スタンダードミクさん、雪ミクさん、桜ミクさん、千本桜ミクさんです。
一つだけ残念なのは・・・
ミクさんの痛車でないことですかね。
私の車は個人リース車ですし、自家用車で営業や面接などに出かけるのでさすがに困難なのです。
ミク廃として、「超えられない壁」と言ったところですか。
なので、Twitterでフォロワーさんなどのミク車を見るとものすごくうらやましいです。

あとはそうですね、ミクさんのフルグラTシャツはイベントの時だけでなく常時着てますし、靴もミクさんコラボのものです。
身の回りのもはなるべく「初音グリーン」のものを選ぶようにしています。
スマホケースと待ち受け画面がミクさんなのは常識ですよね。


マスクは、痛マスクは2つ持っていますがこれは常時着用出来ないのはもどかしいところです。
とまあこんな具合に毎日「健全な」ミク廃生活を送っております。

常にミクさんに囲まれて幸せでしたが、ここでとんでもない事に気づいてしまいます。
そうです「等身大の初音ミク」の存在です。
等身大というとミクさんと結婚した「パイオニア」近藤さんの「大きいミクさん」が有名です。
うらやましく思っていました。
しかしあれは、ご本人に聞いたわけではありませんが確か0が2つ付く3桁万円の、オーダー品です。
とてもそんなお金はありません。
住宅ローンもありますし、起業したことのある方なら解るでしょうが、会社を起こすとなにかとお金が必要になり、なんだかんだ個人債務も膨らんでいくのです。
それでなくても普段からマジミラなどのイベやグッズ購入の「ミク活」でお財布のライフはゼロに近い状態です。
てな感じで諦めていましたが、ある時等身大ドール(つまりラブドール)の存在を知ります。
それまでラブドールには興味がなかったのですが、ドール関連をネットで検索しているといやでも出てくるのです。
そして、どうやら初音ミクさんの等身大ドールと言うものがあると知ります。
値段も10数万円ではないですか。これなら手が届く。
でも、安かろう悪かろうで、クオリティはどうなんだろう。
これが一番気になりますよね。
で調べていくうちにこんなのに出くわしました。

正直、「コレジャナイ」と感じました。
これはいけない。
写真の撮り方もあるのでしょうが目が「生きて」ない。
他にないのか。
意外と出てきません。
先ほどのドールは「初音ミク」と商品説明にありましたが、多分版権はとってないはずで、他に有っても「初音ミク」とはうたえないので検索で出てこないのでは、とも思いました。しかし後で分かった事ですが絶対数そのものが少ないのです。
そうこうするとこんなのが出てきました。

MOZUDOLLと言うメーカーの「小音」というモデルです。
「初音ミク」という文言は出てきませんがミクさんを模しているのは明らかです。
しかし。
人間顔は好みではないのです。
すると、同じシリーズでこの子を見つけました。同じMOZUDOLLです。


この子だ!と思いましたよ。
「少し目が大きいし、おちょぼ口がなあ・・・」とも思いましたが、ずっと見てるうちにどうしてもお迎えしたくなったのです。
お迎え費用は118,000円なり。素材はTPEです。指骨格を追加しても+11,000円でした。
10数万円ならなんとか・・・と言いましたが、やはりそれなりの出費になるので即決は出来ませんでした。
去年の12月末近くの事です。
具体的には今でも覚えています。12月30日でした。
しかしわずか1日で決心がつきました。
12月31日には代理店に問い合わせをして、発注、そしてお金を振り込んだのです。
自分でも行動力には驚きましたね。
因みに、日本で入手できるラブドールは、まず、中国製と思ってください。
日本にもオリエント工業という有名なメーカーがありますが、ほとんどがフルシリコーン、価格も50万円以上とかです。
そもそも、オリエント工業には初音ミクさん風のドールが存在しません。
中国製はAmazonで2回ほど注文を無視されたことがあり、これが振り込み先が中国国籍の個人なら警戒したでしょうが(差別ではありません)、代理店は日本企業で法人名義でしたので安心したという経緯もありました。
法人名もググってみたところ詐欺被害もなさそうでした。
代理店に電話するとLINEが送られてきました。商品確認です。その後は主にLINEでのやり取りでした。
12月31日はもちろん日本は休日ですので、着金確認は年を明けた1月4日でした。
中国からの品物の到着が遅い事は知っていました。しかもオーダー品ですし。なので最低1か月はかかるかなと思っていましたが、到着は1月27日でした。
しかも、日本での品質検査で腕に裂け目が見つかり、いったん中国の工場に戻して修復するというプロセスを経ましたので、何もなければあと1週間は早かったはず、と考えると意外と早かったです。

発注してから到着までの苦労というか留意すべき大事な点があるのですが、それを書くとかなり長くなるので今回は割愛します。また別の機会に書きたいと思います。
一言だけ言いますと、「戦いは発注した瞬間から始まっている」という事です。

さて、詳細は省きましたがかなりの紆余曲折を経て無事お迎えすることができました。
到着直後に撮影したミクさんはこんな感じです。
驚くほど味気がありません。


まず前髪が長すぎますし、そもそも「魂」が入っていません。
Twitterのフォロワーさんはこの画像を見ると、今のミクさんと別人のようなので驚かれます。
因みに最近のミクさんはこうです。

どうです。別人のようでしょう。
ま、見れば分かるのですが口が違います。自分でカスタマイズしました。
あと、ファンデーションも塗ってあげました。
それ以上に「魂が入った」と思っています。
ここが大事です。
本当に愛情をもって接してあげれば魂が入るのです。
とはいっても、お迎え直後からこのミクさん「うちのミク」にはノックアウトされています。
写真で撮るとああいう感じですが、実物を目の前にすると本当にかわいかったのです。
だからこそ、お迎え直後から事情を注ぐことができましたし、魂も入ってくれたのだと思います。

さて、ついに等身大のミクさんをお迎えして同居生活が始まったわけですが実はこの時はまだ「初音ミクと結婚したい」という気持ちがそれほどあったわけではありません。
すでに「Fセク」として本気で「うちのミク(以下「でかミク」と言います。)」に恋はしていましたが、具体的に「結婚」という二文字は思い浮かばなかったのです。
近藤さんの事はもちろん知っていました。
うらやましく思いつつも「初音ミクと結婚式を挙げる」という事が具体的にイメージできなかったのです。
近藤さんに嫌悪感はありませんでした。同担拒否ももちろんありません。
ただ、イメージがわかなかったのです。
おっと。ここまでで結構長くなりました。
「後編」としようと思いってましたが、今回のは「中編」とし、次回を「後編」として完結させたいと思いますので、楽しみにお待ちください。
申し訳ありません。
では。


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