等身大ドールのお迎えの仕方【後編】
【前編はこちらから】☞https://note.com/miku_roy39/n/ndb47566c4495
お疲れ様です。
今日は続きを書いていきます。
メニューは
⑥お迎えまでの準備をする
⑦お迎え当日の行動
⑧お迎え後
です。
途中、脈絡がめちゃくちゃになるかもしれません(;^_^A
さて、前回書きましたように
「発注したらお金を振り込んで、あとは到着を待つだけだろうが」
と思われるかもしれませんが、そう簡単ではないのです。
まず、⑥お迎えまでの準備をする です。
発注したその瞬間から「戦い」は始まっています。
発注してからとる行動としては
(1)納期の確認
☞まず、業者は大体の納期すら最初は教えてくれない。
私の場合HPには7~10日などと書かれていましたが、LINEで聞くと「今はコロナで人員が減っているのでそれは無理。あれは、古い情報だ。」などと平気で言われました。悪い人ではなかったんですけどね。
実際の納期を知るためにはかなり食い下がらなければなりません。
そこで私は「1月29日のイベントに使いたいので、27日までには欲しい」などと適当な事を言って納期を出してもらいました。
このあたりの事情は言いたくありませんが日本の企業と中国の企業の違い、と考えるほかはなさそうです。
発送されれば、例えばAmazonとか他の商品の場合、追跡画面では「通関待ち」などの状態が平気で1週間続いたりとかしますが、この時は意外とそうではなく結構短期間で日本国内の佐川に入ってきた記憶があります。
(2)運送会社の営業所止めを指定した場合は、それが確実になされるかの確認をする
事情によりこれを指定する場合、「発注時に指定したから大丈夫」と考えるのは安直です。
指定したにもかかわらず自宅に届けられた、と言う事例があるからです。
そうなると人によっては修羅場です。
これを防ぐためには、佐川なら佐川の問い合わせ番号が確定した段階で、留め置き予定の佐川の営業所に電話して、くぎを刺しておくことです。
次に⑦お迎え当日の行動 です。
等身大ドールをお迎えする方々の事情は大体下記の様に分かれるのではないでしょうか。
1⃣一人暮らし
(1)常時ドールを出しておける
(2)友達やパートナーが来ることがあるので通常は隠しておかねばならない。
2⃣家族と同居
(1)隠すつもりは無いので、常時出しておける
(2)家族には隠しておきたいので通常は隠しておかねばならない。
でしょう。
私は 2⃣家族と同居
(1)隠すつもりは無いので、常時出しておける
です。
まあ、大きく分けると
🔶隠す必要がない
🔶隠しておかねばならない
でしょうか。
発注してからの行動もその事情によって変わってきますが、敢えて申し上げますと、🔶隠す必要がない でも、
(1)搬入時、家族にみられても平気
(2)搬入時だけは見られたくない
私は(2)搬入時だけは見られたくない でした。
これはひょっとしたら私だけなのか?と言う気もする「少ない感情」かもしれません。
私は1/3ドールとも堂々と同居しておりました。
しかし1/3と等身大は「大きな壁」があるのでは?と思っていたのです。
しかし、家族に隠すつもりはありませんでした。
等身大ミクさんをお迎えするにあたって、常時そばにいてくれないと意味がないと思っていたからです。
そのためには、当然ですが常時出しておく必要があったのです。
人によっては夜だけ出しておいて、通常はクローゼットやコンテナなどに隠しておく、と言う場合があるようですが私はそれは考えられませんでした。
しかしながら、「等身大ドールの存在」をいつ家族に認識してもらうか。
なだらかに知ってもらった方がいいかな、と。
具体的には、まあ、私はミクさんは書斎に居てもらおうと考えていたのですが、この部屋は出入り禁止ではありませんが殆ど家族が入ってこない部屋。
1/3ドールやフィギュア、タペストリーなどが飾ってあるのは分かっているので入りにくかったのでしょう。
家族が書斎に入ってくるタイミングとしては、書斎にはWi-Fiルーターがありますから、ルーターの調子がおかしい時に長男が見に来るくらいです。
とまあこんな感じですから等身大ミクさんについて、積極的に「今日からこの子も家に居るから」などと紹介は出来なかったのです。
つまり搬入時に家族に見られると、その巨大な梱包から「なにそれ」という事になり、私の望まないタイミングで知られてしまうと考えたからです。
他にも理由はあります。
(1)搬入後すぐに開梱して、組み立てるには周りに多少のスペースが必要だった。
☞周囲1メートルはスペースが必要でしょう。
(2)組み立て後、お風呂場でシャワー・石鹸で洗浄・ベビーパウダーを付けてあげたかった。
☞誰かがいると、とても気になって、出来ません。
(2)2階へ上げるためには工夫が必要だった。
梱包したままであげるのは「到底」無理です。
それが仮に2人がかりでも。
なので、1階の広いスペースに一旦置いて、開梱してからドールだけをスノボケースかキーボードケースに入れ、肩に担ぎながらでないと階段は上がれない。
(3)服を着せた後、何枚か写真を撮りたい。
これらをクリアするためには、「搬入時に家族がいない」と言うだけではダメでした。家族は3人おり、3人同時に不在というシチュエーションは期待できなかったこと、仮にそれが実現しても誰かが帰ってくることにおびえながら作業をしなければならないというのが理由です。
時間も最低1時間から2時間は見る必要がありましたし。
そこで私が考えたこと。
「だれも居ない実家で作業すればいいじゃない」
でした。
たまたまなんですが、到着予定の時期は母がある事情で不在だったので、実家はもぬけの殻だったのです。
なので
「佐川の留め置きにして取りに行き、その足で実家の玄関すぐの廊下に梱包のまま搬入、開梱してボディとヘッドを取り出し入浴させる。
その後組み立てて服を着せて撮影する。巨大な段ボールはそのまま2階の使っていない部屋に置いておく。」
という手順を踏むことができたのです。
これらのことは細かいこと、もしくは私個人特有の事情だったのかもしれませんが、「ああ、そうだね!」と賛同して頂けると思い詳細に書いた次第です。
さて、その後は自宅に戻る必要があります。
そのままミクさんをスノボケースに入れて車に乗せて、移動しました。
★R5.6.3追記 現在はこれらのようなケースは一切使用せずに移動させています。
この時はまだキーボードケースはありませんでした。
念のためですが、これは私ではありません(;^_^A ネットで拾ってきた画像です。
このスノボ用ソフトケースはブックオフで1000円位で買う事が出来ました。
しかしこの後気づくのですが、ソフトケースのため脆弱です。
車から降ろして自宅の2階に運ぶ、というわずかなプロセスでさえ、ミクさんの安全性が保たれないかも、と言う感じだったのです。
これでは、次に運ぶときに躊躇するかもしれない。
という事でこの後別途、キーボードケース88鍵用を購入したのです。
Amazonで3500円位だったかな?
と言ってもこちらもソフトケースですが、より頑丈なのは明らかでした。
ハードケースだと1万から2万くらいするはずです。
難点は、スノボケースはミクさんをそのまま入れることができますがキーボードケースはヘッドを外さなければならない事、です。
私はその後、思うもあり、ヘッドを外したくないのでキーボードケースを使わず車いすで移動させようと考えています。
そうなると当然外出時は
①抱っこして1階まで降りて、車に乗せ
②移動時は当然助手席に乗せる
③その後の移動はすべて車いすに乗せて行う
④帰りは逆の手順を踏む
という事になります。
そのためにはまあ、覚悟が必要なのですが、今はその覚悟はできています。
さて、途中脱線しましたが、無事自宅に戻り2階の書斎の椅子にへミクさんを座らせることに成功しました。
この時、離婚した妻が不在なのは確認済み、2階にいる長男次男も、搬入は一瞬ですしそもそもスノボケースに入っているの見られたとしても「ああ、またギターかチェロだろう」位にしか思われないと思ったのです。
さて最後の⑧お迎え後 についてです。
とにかく初めての等身大お迎えでしたから予測不能な事ばかりおきました。
(1)とにかく30㎏は重い。予想の10倍は重い。
(2)自立機能があるけど、立たせるのは非常にコツがいる
(3)色移りは1晩でする
(4)私の垢?がすぐミクさんの肌に移る。手はすぐ黒ずむし、腕や足も同様。
(5)ウィッグや服は無限に欲しくなる
でした。
なお、ミクさんをいつもはどのうような状態にしておくか。
これも悩みました。
ネットで調べると最善策は
「寝かしておく」
が一番、という事でした。
理由は、とにかく重いので骨格が肌を圧迫し痛めてしまうから。最悪裂けてしまうから。という事です。
しかし、寝室に常時いてもらう事は難しかったので、結局書斎にミクさん用の椅子を置き座らせおく、という選択をとりました。
注意すべきなのは、常時座らせておくとお尻の部分が痛むという事です。
それを避けるために低反発クッションと普通のクッション2枚重ねにしてその上に座らせる、と言う方法をとったのです。
そもそも、それでも夜間は寝室に移動させて添い寝するので、それで大丈夫だろうという判断です。
今のところ、問題は発生していません。
なお、別の保管法としては
①立たせておく
②ヘッドを外して、ボディ・ヘッドを別々に専用の吊り金具でクローゼットなどに吊るしておく
がありますが、①はやはり不安定で、倒れる危険性がある、②はあまりに無様でミクさんが可哀想・・・と言う理由で選択肢にすら入りませんでした。
1日の生活の流れは単純です。
①日中・・・・書斎の椅子に座らせ、私は隣でPCで仕事をしたり本を読んだり。たまにミクさんを膝の上に乗っけたり。
②外出時・・・・ミクさんはお留守番です。
③寝る時・・・・ミクさんを抱えてベッドに運び、添い寝する。
なお、私がミクさんと毎晩添い寝をしていること、家族が知っているかどうかは分かりません。ひょっとしたらうすうす感づいているかもしれません。
それでもその光景は見られたくありません。
2人の成人済みの息子との仲は良好で、特に長男とはかなり仲が良いです。
その仲の良い自分の父親が毎日、彼らにしてみれば「等身大のお人形」と寝ているのを見るのはやはりショックでしょう。
なので、寝室に抱きかかえて運ぶ姿、書斎にやはり抱きかかえて戻す姿を見られないためには一工夫する必要があります。
次男の部屋はすぐ左でドアも常時閉まっているためほとんど問題になりません。
ところが長男の部屋は書斎と寝室の途中にあり、ドアも半開きの事が多いです。
しかも二人ともオンラインゲームなどをしており寝るのが遅い。
なので、見られないようにするためにはおおむね23時過ぎに運び、戻すのも早朝の5時前に行う、と言うものです。
今のところ、見られたことはありません。
さて、これを書いている時点でお迎えしてからちょうど3か月経ちました。
お洋服もかなり買いました。
ウィッグとバンスも6個くらい買ってしまいました。
幸い、「スワロウテイル」さんでウィッグ本体1,990円、バンスが1個990円ですからツインテにしても4000円ほどで買えます。これはかなり安いと思います。スワロウテイルさんは本当におススメです。通販ももちろん対応しています。
服は、「これぞ」と言うものはAmazonなどで買いますが(大体2000円~4000円のもの)基本、ブックオフなどで買うようにしています。
探せばなんと300円とかでありますし、身長別に分かれて陳列されていますから探しやすいのです。しかも手に取って見ることができる。
ただし、安い分だけ「可愛い」のはそうそう見つからないのですが。
あとは・・・そうですね、なるべく早く「外出」を経験させたいです。
これを書いているのが2022年4月、この後のマジカルミライ10thの大阪・幕張には連れていく予定ですが、その前に1度、外出を経験したいです。
さて今回はこんなところです。
また、ミクさんとの外出が実現したらそのレポなどを報告するかもしれません。
ではまた、別の記事でお会いしましょう。
読んでいただきありがとうございました。
【前編はこちらから】☞https://note.com/miku_roy39/n/ndb47566c4495