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「野鳥撮影の問題点やマイフィールド」

お疲れ様です。

今日は予告通り「野鳥撮影の問題点やマイフィールド」について書きます。

ミク廃の方やFセクの方々にはつまらないかもしれませんが、たまには。

私の野鳥撮影の歴史は野鳥観察と同一で8年くらいです。

「同一」と書いたのは、野鳥撮影は最近だけど野鳥観察はもう何十年もやっている、と言う方が結構多いからです。

🔶「野鳥撮影の問題点」

いきなりですが、野鳥撮影と言うのは「野鳥の保護」という観点ではマイナスの行為です。プラスにはなりません。

ではなぜ私は野鳥撮影をするのか?

日本野鳥の会のHPに書いてあることを要約するとこうです。

「野鳥は古くから日本画に書かれてきたり、短歌や俳句に詠まれたりと、日本文化に根づいています。現代では写真が連綿たる文化に加わる過程にあるのではないでしょうか」

つまりは、「野鳥を見て愛で、記録に残す」と言う文化を残したいからです。

それでも人間の都合ではあります。

先ほど書いたように「野鳥にとってはマイナスの行為である」野鳥撮影を少しでもゼロに近づけ、出来ればプラスマイナスゼロまで持って行きたいものです。しかし決して「プラス」に転じることはありません。

それを念頭に入れて書いていきます。

野鳥撮影のマナー7か条と言うものが日本野鳥の会で紹介されています。
1 野鳥の巣には近づかない(営巣写真も撮ってはならない)
2 野鳥を追い回さない
3 珍鳥の情報を公開しない
4 周囲の人や撮影場所選びには十分な配慮をする
5 餌付けや、環境改変は行わない
6 自然に優しいマナーを心がける
7 ストロボは使用しない

これに加えて私的5か条を考えてみました。
1 田んぼの道路のど真ん中で停車したまま撮影を続けるな(仮に前後に車が来てなくても、並行した道路のドライバーも遠くから見てて「あ、あの道は通れないな」と避けている、なんてことはこう言う輩は想像もしないんだろう)
2 大声で喋りながら撮影を続けるな(一度、大声で喋りながら「ああ!こうやって楽しく喋りながら待ってると楽しいな!」なんて奴がいた。もうね、アホかと)
3 環境改変と重なるけど、勝手に止まり木を設置するな
4 一般通行人や農家の人に「邪魔だ、どけ!」などと言うな
5 何の鳥を見に来たか、名前や形態くらい調べとけ(「えーと、何とかハジロ?がいるって聞いて」名前も知らずに来たんかーい!)

私的5か条にはかなり感情的な主観が入っております。すいません。

野鳥撮影と野鳥観察を趣味とする私がこう思っているのですから、一般の方や有名地の周辺住民・農家の方はもっと迷惑をしているのです。

🔶「マイフィールドの紹介」

いきなり厳しい事を書かれて出鼻をくじかれたかもしれません。

ここでは私が主に野鳥観察・撮影を行っているフィールドと、観察できた野鳥を紹介していきます。

「マイフィールド」とは、「自分が主に野鳥観察・撮影を行っている場所」の事です。比較的近所の事が多いです。

ここで、先ほどの「3 珍鳥の情報を公開しない」との違いを説明します。

今回紹介するのは地名や通り名が出てきます。しかしそれはガイドブックや日本野鳥の会各支部(私の場合は愛知県支部と三重県支部)でも紹介されている周知の場所です。

また、珍鳥情報もあくまで「かつて入った事がある」レベルであり、これが最近の出来事、つまり、まだ抜けてない状況だと公開してはいけないのです。

ではいきましょう。家から近い順で。

①港区藤高

②飛島村

③鍋田干拓地

④木曽崎(木曽崎マリーナ含む)

⑤愛西市(旧立田村)

これらがマイフィールドです。

藤前干潟は最近あまり行ってません。

この他にもかつては三重県の五主や安濃川河口、鈴鹿側派川なども、ルートに沿って行っていました。五主までは約80㎞あります。

まず一番遠い五主まで行って、帰りにだんだん名古屋に戻ってくる、このルートを多い時は毎週、少ない時でも月に2回は行っていました。

しかし2年前に心臓の冠動脈バイパス手術で入院してから疎遠になりました。今は体調は万全ですが、遠距離移動を控えててからそのままそうなったのです。

あと遠いところでは舳倉島、石川県片山津、福井県の敦賀湾、湖北にもよく行ってましたね。

さて、今はあまり行っていないところはおいておいて、マイフィールドで見られた野鳥を紹介します。

①港区藤高

コヒバリ ミズカキチドリ ハジロコチドリ コチドリ 

アカガシラサギ夏羽 サルハマシギ夏羽 ホウロクシギ ダイシャクシギ ツルシギ ヨーロッパトウネン オジロトウネン オグロシギ 

アカエリヒレアシシギ夏羽 ツクシガモ ムナグロ アオアシシギ 

オオタカ ハヤブサ オオハヤブサ チョウゲンボウ コチョウゲンボウ ミサゴ チュウヒ アマサギ ダイダイサギ チュウダイサギ コサギ 

アオサギ ゴイサギ タヒバリ ヒバリ ノビタキ ムクドリ スズメ 

タシギ ハシブトガラス ハシボソガラス キジバト カンムリカイツブリ ケリ親子 タゲリ セイタカシギ ハシビロガモ オナガガモ コガモ

ミコアイサ マガン

そうそうたる顔ぶれです。とても政令指定都市の田んぼとは思えません。

特にアカガシラサギ夏羽は思い出深いです。朝日新聞さんに掲載され、賞も頂きました。

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あと驚いたのがコヒバリでした。舳倉島などでないとまず見ることは出来ません。わずか2日の滞在で、見ることができたのは私と、親しい鳥友の2名だけでした。あと、ミズカキチドリはフィーバーでした。九州などからもバーダーがやってきてました。

②飛島村

サルハマシギ夏羽 ツルシギ ウズラシギ アオアシシギ タカブシギ 

タシギ オオジシギ チュウシャクシギ ツバメチドリ アマサギ 

タマシギ チュウヒ ミサゴ コチョウゲンボウ チョウゲンボウ 

コアジサシ ハジロコチドリ夏羽 ケリ親子 セイタカシギ ゴイサギ 

ユリカモメ オオセグロカモメ 亜種カモメ キジ 他藤高でも見られる普通種

ここもそうそうたる顔ぶれです。タマシギが見られるのが嬉しいです。コアジサシは残念ながらここ数年見られません。

③鍋田干拓地

「聖地」だなんて言われています。

ハイイロチュウヒ(雄、雌) ハヤブサ ハイタカ オオタカ 

コチョウゲンボウ チョウゲンボウ ケアシノスリ マダラチュウヒ 

コミミズク  コシャクシギ20羽 チュウシャクシギ アメリカウズラシギ ハマシギ アオアシシギ ウズラシギ エリマキシギ セイタカシギ 

ツバメチドリ  オオジシギ ナベヅル11羽 レンカク幼羽 タマシギ タゲリ ホオアカ ホオジロ ジョウビタキ セッカ オオハシシギ 

ショウドウツバメ アカハラツバメ ツバメ クサシギ ホシムクドリ 

各種カモメ キジ 他普通種

ここは何といってもハイイロチュウヒ雄です。ほぼ毎年入ります。11月中頃から入り、4月頭までいます。ハイイロチュウヒが入る年はほぼ毎日行っています。TOP画像のもここで撮りました。あとは最近ですとコシャクシギ20羽です。1羽でも大騒ぎする鳥なのに、20羽です。分散して50羽いた、という情報もありました。

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あと、数年前のナベヅル11羽。この時は早々に新聞に載った事もあり、かなりの数のカメラマンが来て大変でした。オオハシシギは見たのは多分私一人だけ。

なお、ケアシノスリ、マダラチュウヒ、レンカク、コミミズクは私は見ていません。

④木曽崎(木曽崎マリーナ含む)

オグロシギ夏羽11羽 チュウシャクシギ30羽ほどの群れ ホウロクシギ アメリカウズラシギ タマシギ コアジサシのコロニー(今はありません)

クロハラアジサシ ハジロクロハラアジサシ アリスイ 各種カモ

アマサギ ゴイサギ オオタカ チョウゲンボウ ヒクイナ ウズラシギ タカブシギ コアオアシシギ アオアシシギ トウネン 

ソリハシシギ ツバメチドリ キアシシギの群れ タシギ オオヨシキリ キジ

ここもなかなかの場所ですが、ここ数年はあまり珍しい鳥は見れてません。

コンスタントに見ることができたコアジサシも不調です。

⑤愛西市(旧立田村)

ここは「シギチの聖地」なんて言われています。

アカエリヒレアシシギ50羽 シベリアオオハシシギ アカツクシガモ   ツメナガセキレイ サルハマシギ夏羽 キリアイ トウネン ムナグロ 

ホウロクシギ  アメリカコガモ アメリカヒドリ ツクシガモ シマアジ ショウドウツバメ ニュウナイスズメ タマシギ トモエガモ 

アカアシシギ ギンムクドリ カラムクドリ イカル

ここの目玉は何といってもシベリアオオハシシギ夏羽でした。

確か数日で抜けたはずです。

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あと、数年前までギンムクドリが毎年見られたのですが(同じ個体)落鳥したのか、最近は来ません。

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ざっとこんなところです。

あと思い出深いのは

舳倉島・・・ホオジロハクセキレイ他珍鳥

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田原市・・・エリマキシギ夏羽

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豊橋・・・ヘラシギ

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敦賀湾・・・アビ、オオハム夏羽

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琵琶湖湖北・・・ハイイロガン、コクマルガラス、レンカク、アカハシハジロ、シジュウカラガン

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片山津・・・ケアシノスリ、ハクガン、アメリカコハクチョウ

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五主ほか・・・アカアシカツオドリ、オオホシハジロ

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藤前干潟・・・コオリガモ

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等が印象深いです。

どうでしたか。遠くまで行かなくてもこれだけ見られるのは幸せです。

以前の様にあまり遠征はしなくなりました。でもそれが長く続いている秘訣だと思っています。

「フォロー」「スキ」を頂けますと大変モチベーションが上がりますので、ぜひよろしくお願いいたします。

次回は「ジャズ歴40年の素人によるジャズ入門講座」について書きます。

それではまた更新しますので宜しくお願い致します。


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